四季を楽しむ【夏】季節限定アジサイと幻想的な夜景スポット
- 山口県エリアマップ
- 所要時間
- 1泊2日
- 主な交通手段
- マイカー・レンタカー
山口の初夏には絶景がいっぱい!西のアジサイ寺といわれる東大寺別院阿弥陀寺には約4,000株ものアジサイが咲き誇れます。
東後畑棚田の夕暮れでは写真家が集まる「イカ釣りの漁火が瞬く幻想的な海」を望むことができます。忘れられない景色を見にきませんか?
山口宇部空港
東大寺別院阿弥陀寺
約4,000本のあじさいが境内を彩る「あじさい寺」
大平山山麓、牟礼坂本の景勝の地に佇む古刹で奈良東大寺別院。
文治3年(1187)、俊乗房重源が後白河法皇の現世安穏を祈るため、自ら荒野を開いて建立しました。
仁王門は、茅葺の阿弥陀寺総門で、江戸時代に右田領主毛利就信によって建て直されたもの。門内の左右には金剛力士立像2体(国指定重要文化財)が安置されています。
宝物館である阿弥陀寺文化財収蔵庫には、国宝「鉄宝塔」などの重要文化財、重要美術品を所蔵しており、予約をすれば拝観できます。
また、阿弥陀寺の湯屋は、建坪47.38㎡、焚口・鉄湯釜・湯船(石材)・洗い場(石畳)・脱衣場からなり、湯釜と湯船を別々に設けた鎌倉時代以降の古い様式を伝えるもので、現在でも7月の開山忌には湯を立てて入浴を行っています。
境内には約80種類4,000本のあじさいが植えられ、毎年6月には見頃を迎えます。あじさい寺としても有名です。
願かけとして、願い事を書いた素焼きの小さなお皿を舞台の上から投げ、輪(福輪)にくぐらせるという「かわらけ投げ」もできます。(有料)
参道登り口東側にある樹齢300年以上と推定されるヤマモモは、目通り幹囲約4.1m、根廻り約10m、高さ約20mで、県下では最大級、全国でも十指に入る巨樹です。
あじさい:6月
紅葉:11月下旬から12月上旬
ランチ ~秋吉台周辺~
秋吉台
人類の歴史をはるかに超える広大なカルスト台地
日本最大級のカルスト台地「秋吉台」。見渡す限りの草原に、白い石灰岩が顔を出す様子はまるで羊の群れのよう。日本三大カルストにも数えられ、年間を通じて観光客で賑わいます。
カルスト台地とは、水に溶けやすい石灰岩などが雨水や地下水によって浸食されてできた台地で、秋吉台の地下には巨大な鍾乳洞が多数散在しています。中でも特別天然記念物に指定されている「秋芳洞」は、なんと総延長10kmを超える巨大鍾乳洞です。
夏の緑の大地はもちろん、秋の夕日できらきら輝くススキに覆われた大地も絶景です。ナンバンキセルやリンドウなど、四季折々の花が彩りを添えます。カルストロードをドライブしても良し、冠山や長者ヶ森をトレッキングしても良し、早起きして雲海を見ても良し。楽しみ方は無限大です。
【NHK総合ブラタモリに登場】
2023年10月21日(土)放映のブラタモリ「白の奇跡・秋吉台〜秋吉台のヒミツは“穴”にあり?〜」に、秋吉台・秋芳洞が登場!
秋芳洞
ダイナミックな自然の造形美。日本屈指の大鍾乳洞
秋吉台国定公園の地下100mに位置する「秋芳洞(あきよしどう)」は特別天然記念物に指定されています。
洞内の温度は四季を通じて17℃で一定し、夏涼しく冬は暖かく、雨の日でも快適に観光をお楽しみいただけます。
洞内の総延長は10kmを超える国内最大級で、約1kmに及ぶ一般観光コースでは、長い年月をかけて生み出された自然の造形美の数々を目にすることができます。
まるで棚田を思わせるような「百枚皿」は写真映え間違いなしの圧巻の見ごたえです。
また、探検コースでは、懐中電灯を片手にはしごを登ったり、鍾乳石の間をすり抜けたりと、スリリングな探検を楽しめます。(別途料金)
【NHK総合ブラタモリに登場】
2023年10月21日(土)放映のブラタモリ「白の奇跡・秋吉台〜秋吉台のヒミツは“穴”にあり?〜」に、秋吉台・秋芳洞が登場!
【3Dカメラでリアルな没入感を体験!】
東後畑棚田
日本海に沈む夕日が空と海と水田をピンク色に染め、漁火が星のように輝く幻想的な風景
「東後畑棚田」がある本州最西北端の向津具(むかつく)半島の油谷地区は、約600haもの水田が広がる一大棚田地区です。棚田は山あいの急な斜面を活用するのが一般的ですが、東後畑棚田は海を見渡せる場所にある点が魅力で、海×棚田のコラボレーションはまさに絶景!! 景観の美しさ、環境の保全活動などの取り組みが認められ、「日本の棚田百選」に山口県から唯一エントリーを果たしました。
特に、5~8月頃には、日没後棚田の向こうにイカ釣り漁船の漁火が見え、ひときわ美しさが際立ちます。その光景をカメラに収めようと、多くのカメラマンが訪れます
※9月以降、段々と漁場が沖に移動していくため、漁り火が遠くなっていきます。また、土曜日の夜・天候の悪い日には、漁に出ない方が多いため、漁り火は少なくなります。
元乃隅神社
日本海を背景に赤い鳥居が連なる景色が圧巻!世界も注目する絶景神社はSNS映えも抜群
令和6年(2024年)9月2日(月)~ 令和7年(2025年)4月30日(水)の期間、落石対策工事にともない「元乃隅神社」および「龍宮の潮吹」へのルートが変更となります。
新たなルートや工期の予定など、最新情報は「ながと観光なび ななび」をご覧ください。
日本海に向かって123基の赤い鳥居が連なる景色が圧巻の元乃隅神社。赤い鳥居、青い海、緑の大地のコントラストが美しい、世界も注目する絶景が自慢の神社です。山口県屈指のパワースポットとして大人気でSNS映えも抜群です。
参道出口のひときわ大きな鳥居の上部には、賽銭箱が設置されています。なんと高さ約6メートル!お賽銭を放り投げて、賽銭箱に入れば願いが叶うといわれています。ぜひ挑戦してみては?
高台の下、参道入口「正面の鳥居」近くの岩場では、運が良いと海水が約30mも高く吹き上がる「竜宮の潮吹き」を見ることができます。その様子はまるで天に昇る竜のよう。
※岩場は滑りやすいので、歩くときは細心の注意を払ってください。
社務所では、可愛い白狐の御朱印をいただけます。色もカラフルでデザインも異なるので、自分の願いに合わせて好きなものを選べます。参拝の記念にいかがでしょうか。
地元ライターが乗ってみた♪『角島・元乃隅神社バスツアー』の体験ブログは▶▶こちら◀◀