世界遺産|指月山から萩の町を見守る城跡
1604年(慶長9年)、関ケ原の戦いに敗れた毛利輝元は、指月山に萩城を築城しました。萩城は、江戸時代には珍しく周囲を石垣と土塀で囲った本格的な山城で、指月山に築城されたことから「指月城」とも呼ばれていました。
1874年(明治7年)に解体されてしまいましたが、敷地内には城ファン必見の石切り場の跡や志都岐山神社、花江茶亭などが残り、当時の様子をうかがい知ることができます。2015年には、城下町と一緒に世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成遺産に登録されました。
また、桜の名所としても有名で、華やかな着物を着た人々と舞い散る桜のコラボレーションは萩の春の風物詩となっています。
このスポットの見どころ
萩を見守った萩城跡では、桜やつつじが各所で花を咲かせます。
- さくら
- 春には、純白の花を咲かせる日本唯一のミドリヨシノ(3月中旬~下旬)を始め、600本余りのソメイヨシノ(3月下旬~4月上旬頃)が咲き誇る桜の名所です。夜間はライトアップしています。
- つつじ
- 指月公園北東にある池の周りは、かつては藩主遊息の回遊式庭園でした。5月はつつじが咲く、大変美しい庭園です。現存する庭園は1925年に復元されたものです。
- 指月山
- 花崗岩でできた小さな丘、指月山。萩城が築城されて以降、森林は城内林として保護され今日に至り、西日本有数の温暖帯照葉樹林として全国でも稀な森林となっています。
世界遺産「明治日本の産業革命遺産」とは?
2015年7月、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として九州を中心に23資産が世界文化遺産に登録されました。萩では、幕末から明治にかけて国の形を大きく変え、短期間で産業化に成功した稀有な歴史に価値があるとされ、松下村塾・萩城下町・萩反射炉・恵美須ヶ鼻造船所跡・大板山たたら製鉄遺跡の計5資産が、日本の近代化・産業化の歩みが分かる遺産として登録されました。
基本情報
- 住所
- 〒758-0057 山口県萩市堀内1-1
- お問い合わせ
- (一社)萩市観光協会(営業時間 9:00~17:00)
- 電話番号
- 0838-25-1750
- FAX番号
- 0838-25-2073
- 営業時間
- 8:00~18:30(4月~10月)
8:30~16:30(11月~2月)
8:30~18:00(3月) - 休業日
- 無休
- 料金・営業時間・休業日など
- [入園料]
大人220円(120円) 中学生以下100円(60円)※( )は30人以上団体 - アクセス
- ・JR東萩駅から徒歩30分
・萩循環まぁーるバス西回り「萩城跡・指月公園入口」下車、徒歩約5分
・中国道美祢東JCT経由小郡萩道路絵堂ICから車で約20分、萩市指月第一駐車場から徒歩約4分 - 駐車場
- ・萩市指月第一駐車場(一般:51台(無料)、大型バス:2台(無料))
- バリアフリー情報
- ・指月第一駐車場内トイレ
幅172cm 奥行き196cm 使用随時可 - ウェブサイト
- 萩市観光協会公式サイト
- 備考
- 夜間ライトアップ:あり 18:00~22:00(期間は、桜の見頃にあわせて点灯)