十朋亭は、代々醤油製造を業とする萬代家の離れとして建てられたものです。
幕末期、長州藩主毛利敬親が、萩から山口へ藩庁を移した際、藩の役人たちの宿舎として利用されました。
当主・萬代利兵衛が志士達の活動を援護していたことから、多くの来客があったと伝えられ、桂小五郎、高杉晋作、久坂玄瑞、大村益次郎など、維新の志士たちが出入りし、長州ファイブの一員である伊藤博文はこの十朋亭を宿とした記録も見られます。
有料の展示室では、十朋亭や志士たちゆかりの資料を展示するほか、プロジェクションマッピングや専用ARアプリで、山口市の幕末・明治維新の歴史を楽しみながら学ぶことができます。
十朋亭や、吉田松陰の兄・杉民治が開いたとされる杉私塾などは観覧無料、休憩・ガイダンスゾーンも自由にご利用いただけます。
基本情報
- 住所
- 〒753-0094 山口県山口市下堅小路112
- お問い合わせ
- 十朋亭維新館
- 電話番号
- 083-902-1688
- 料金・営業時間・休業日など
- [料金]高校生以上200円 小中学生100円(展示室のみ有料)
[開館時間] 9:00~17:00
[休館日]火曜日(祝日の場合は翌日)及び12月29日~1月3日 - アクセス
- ・JR山口駅から徒歩15分
- ウェブサイト
- https://jippotei-ishinkan.jp/