下関市の奥座敷「川棚温泉」は、名物グルメ「瓦そば」発祥の地
静かな山里の温泉で、三恵寺の恰雲和尚が薬師如来の霊験により発見したと伝わり、青龍伝説が残る川棚温泉。
江戸時代には「湯谷(ゆや)温泉」とも呼ばれ、毛利家の殿様や長府藩主などにも利用され、御殿湯(お殿様専用の湯船)や御茶屋、温泉制度を設けたほど愛された温泉地であったそうです。
近くにはゴルフ場、妙青寺雪舟庭、下関市烏山民俗資料館、リフレッシュパーク豊浦、川棚のクスの森などがあります。
【瓦そば発祥の地】
川棚温泉は山口県の名物グルメ「瓦そば」発祥の地としても知られています。
明治10年の西南戦争。薩軍の兵士たちは瓦で野草や肉を焼いて食べていた、という古老の昔話をヒントに作られた川棚温泉の名物料理。熱々の瓦に、茶そば、牛肉、錦糸卵を彩りよく盛り付けて青ネギを散らし、海苔とレモン、モミジおろしをトッピング。瓦で焼けてパリパリになったところを特製つゆでいただきます。瓦そばの誕生は昭和37年。使ったのは数十年の年月を経た日本瓦。江戸時代、長府毛利藩の御殿湯だった川棚温泉は、殿様ご一行の通る街道筋に面した湯宿は、茅葺き藁葺きが当たり前の時代においてすでに瓦葺きでした。瓦が必需品の川棚温泉だからこそ、瓦そばが生まれました。
基本情報
- 住所
- 〒759-6301 山口県下関市豊浦町川棚
- お問い合わせ
- 川棚温泉観光協会
- 電話番号
- 083-772-0296
- アクセス
- ・JR下関駅からバスで約50分
・JR川棚温泉駅からタクシーで約5分 - ウェブサイト
- 川棚温泉公式サイト