効能・成分は聞き飽きた?山口の温泉の楽しみ方は無限大!
温泉を楽しむためには、お湯以外の要素もとっても重要!温泉街散策や絶景、歴史のロマン等々、山口の温泉をもっと楽しくする情報を紹介します!心も身体もほっと休まる、あなただけのお気に入りの温泉を見つけてくださいね。
山口最古の温泉が"湯ノベーション"⁈「長門湯本温泉」
音信川を中心にいくつもの温泉宿が立ち並ぶ、山口有数の温泉地「長門湯本温泉」。約600年前に、住吉明神のお告げによって発見された県最古の温泉です。実は今、長門湯本温泉では、新しい時代に対応した新しい温泉街を作ろうと、"湯ノベーション"が進行中!
ワクワクしながら新たな玄関口「竹林の階段」を抜けると、開放的な恩湯広場が出現します。昼間は芝生が気持ちよく、温かみのある木製のテーブルやベンチも設置されていてランチも楽しめます。
おしゃれなカフェやテイクアウトができるお店も続々オープンしているので、飲み物片手に「川床テラス」でほっと一息。音信川のせせらぎに耳を傾けながら、ゆったりした時間を過ごせます。
【長門湯本温泉】神授の湯 恩湯
長門湯本温泉のシンボル「恩湯」も、"湯ノベーション"の一環でリニューアルオープンしました。源泉の真上に立つ恩湯は、岩盤からチョロチョロと湧き出る源泉を見ながら入浴できる、全国的にも珍しい温泉です。
お湯につかると、まずその深さに驚くでしょう。通常の倍はある1メートルの浴槽に肩まで浸かると、体中の血行を促進してくれます。浴槽の底からも直接源泉が湧いているので、足元から身体が温まると評判です。
お風呂上りは、開放的なガラス張りの休憩室でごろり。音信川を眺めながら、キンキンに冷えたビールやソフトクリームを楽しめます。
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長門湯本に宿泊するなら…
長門湯本には10軒程度の温泉旅館が立ち並びます。元乃隅神社や東後畑棚田まで車で約30分と、主要な観光名所へのアクセスも良く、プライベート感のある旅館でゆったりした時間を過ごすには最高です。
白狐の傷も癒した「湯田温泉」
昔、傷ついた一匹の白狐が傷を癒すために浸かっていた池から湧き出たという不思議な温泉が、ここ、湯田温泉です。街のいたるところで可愛い狐が迎えてくれます。新山口駅から列車で15分とアクセスが良く、山口観光の拠点にも便利です。
駅に着くと早速巨大な白狐の「ゆう太」がお出迎え。徒歩で回れるコンパクトな温泉街に、温泉水を飲める”飲泉”など見どころが点在しています。幕末には伊藤博文や高杉晋作など、幕末の志士たちが滞在し酒盛りをしていたという、歴史ある温泉地です。
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湯田温泉の観光拠点「狐の足あと」
湯田温泉に来たらまずはここ、「狐の足あと」へ。3つの足湯につかりながら湯田温泉の情報を集めましょう。
カフェでは足湯につかりながら、地酒の利き酒セットも楽しめます。無料で足湯衣装の貸し出しもしているので、どんな服装で来ても心置きなく足湯を堪能できます。
【湯田温泉】幕末の志士が集った維新の湯
湯田温泉は、幕末の志士が愛した温泉としても有名です。
江戸時代創業の老舗ホテル「松田屋」では、高杉晋作・木戸孝允・西郷隆盛・大久保利通・伊藤博文など名だたる人物がしばしば会合を行っていました。家族風呂「維新の湯」の浴槽は、志士たちが密議の際に入浴したといわれる浴槽で、今でも当時のまま使用されています。
この浴槽に浸かりながら討幕の策を練っていたのかも、と歴史のロマンに思いを馳せながら入浴を楽しめます。
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湯田温泉に宿泊するなら…
湯田温泉から1時間~1時間30分ほど車を走らせれば、県内のどこへでも行くことができます。新幹線が停車する新山口駅からも列車で15分と、山口観光には最高の立地!老舗の高級旅館からリーズナブルなビジネスホテルまで様々なタイプの宿が集まる温泉街です。
山奥のレトロな温泉街を散策!「俵山温泉」
長門市の山中にある「俵山温泉」は、レトロな町並みが魅力の温泉地です。内湯がある旅館が少なく、2種類の共同浴場に入るのがスタンダードな楽しみ方。
カフェやレストランも完備した「白猿の湯」では、温度の異なる2種の温泉で湯治体験を楽しめます。ヌルヌルした源泉かけ流しのお湯で、お肌はツルツルに。また、犬や猫が浸かれるペット湯も!一緒に温泉を楽しめるのは嬉しいですね。(※ペット湯は要予約)
もうひとつの共同浴場「町の湯」では、温泉を飲む"飲泉"を体験できます。胃腸などの疾患に効くとされ、「飲む→入浴→飲む」の流れがおすすめです。
俵山温泉は白猿に化けた薬師如来のお告げで発見された温泉で、町のいたるところで猿のモチーフを見かけます。名物の「三猿まんじゅう」は、そのリーズナブルなお値段と可愛らしいお猿の形で食べ歩きに大人気。
長門観光の際はぜひ立ち寄りたい温泉地です。
瓦そば発祥の地、「川棚温泉」
青龍伝説が残る「川棚温泉」。この地に棲んでいた青龍が亡くなった時手厚く葬ったところ、温泉が湧いたと言われています。光が当たるときらきら輝く、無色透明・サラサラの泉質のお湯は、まさに"青龍"のよう。
川棚温泉を訪れたら絶対に食べてほしいのが、山口のソウルフード「瓦そば」です。実は川棚温泉は、瓦そば発祥の地。秘伝のつゆを使用した「元祖瓦そば たかせ」では、昔ながらの本物の瓦そばを提供しています。また、瓦そばにちなんだ「瓦シュー」や「川棚まんじゅう」などアイディアグルメも盛りだくさん!食べ歩きも楽しめます。
下関と角島の中間地点に位置する、角島・下関観光にぴったりな場所にある温泉です。
女性に大人気!至れり尽くせりの美肌温泉「湯野温泉」
お湯に入るだけですべすべのお肌が手に入ったら嬉しいですよね。それが叶うのが、ここ「湯野温泉」です。実際に入浴した約80%の人が「翌日の化粧ノリが違う!」「肌荒れが改善した!」など効果を実感しています。
すごいのはお湯だけではありません。旅館ごとに趣向を凝らしたオリジナルスイーツは、地場産の自然薯を使っているのでヘルシーで、体の中からキレイになれます。"自然薯とむかごのパウンドケーキ"や"アイスプリンじねんじょちゃん"など、ここでしか食べられないスイーツ巡りに出かけましょう。
また、小説「坊ちゃん」のモデルにもなった風情ある町を着物で散策できます。着物レンタル+着付けだけでなく、お部屋と温泉、料理まで付いてくるプランも!日帰りでもOKなプランなので、美容尽くしの贅沢時間を楽しんで。
まだまだあります!海が見える絶景温泉
3方が海に開かれた山口県では、海を臨む絶景温泉が点在。昼間はもちろん、夕日の時間帯も美しい、一度は行ってみたい温泉をご紹介します。
絶景、湯めぐり、街あるき…。温泉の楽しみ方は無限大!
いかがでしたか?古くから日本人の生活には欠かせない温泉ですが、効能や成分以外にも楽しみ方は様々。
下駄を鳴らしながら温泉街を歩けば、思いもよらなかった美味しいものや穴場スポットに出会えるかもしれません。
目的に合わせて、個性豊かな山口の温泉をお楽しみください。