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澄んだ空気と野に咲く草花、一生懸命歩いて着いた山頂から見る雄大な景色…。リフレッシュや有酸素運動としても人気の登山は、大自然の中でどっぷり非日常に浸かれるのが大きな魅力！

はじめての登山なら、日帰りで行ける標高差の小さい山がおすすめです。往復3時間程度だと、無理なく山歩きを楽しめます。初心者の目安は600m以下と言われていますが、同じ山でもルートによって難易度が異なることも。どの山に登るか？だけでなく、登山道が整備された分かりやすいルートを選ぶことが大切です。

山口と島根の県境に位置し、その端正な形から「長門富士」とも呼ばれる十種ヶ峰。3つの登山口があり、初心者は十種ヶ峰ウッドパークの近くから登る「嘉年（かね）ルート」がおすすめです。所要時間は往復約3時間ですが、体力に自信がない方は「山ろく駐車場」まで車で行ってもOK！徒歩30分ほどで山頂にアクセスできます。

標高989mの山頂は、見渡す限りの絶景が広がる独立峰ならではのパノラマビュー。運が良ければ、モクモクと煙をはいて平地を駆け抜けるSLやまぐち号も見られるかもしれません。また、4〜5月は一面に白い花を咲かせるヤマシャクヤクの群落が見頃を迎える人気のシーズンです。

十種ヶ峰は登山以外にも、春〜秋はキャンプや池釣り、冬にはスキーもできるため、アウトドアが好きな方や家族連れにも人気のスポット。一年を通じて楽しめますよ。

花崗岩の巨岩やゴツゴツとした岩肌が目を引く、迫力ある右田ヶ岳。ロープを使って崖を登る本格的な登山道やゆっくり歩けるなだらかな道など複数のコースがあり、低山ながら初心者から玄人まで楽しめる要素が多く詰まっています。

はじめて登るなら、大イチョウで有名な天徳寺からスタートする「天徳寺ルート」がおすすめ！比較的難易度の低い人気コースですが、右田ヶ岳登山の醍醐味である岩登りのスリルもしっかり味わえます。このルートでは、道中現れる「磨崖仏（まがいぶつ）」も注目ポイント。登山者を見守るように、33体の観音様が岩壁に刻まれています。

日の丸が掲げられた山頂はいつも賑わい、眼下に広がる防府市内を一望する壮大な眺めが大きな魅力。角度を工夫すれば、断崖絶壁にいるようなスリリングな写真も撮れちゃいます！所要時間は往復約3時間。季節やコースを変えて何度も訪れてみてはいかがでしょうか。

かつて天女が山頂の岩に舞い降り琴を奏でたという伝説から名づけられた琴石山。登山道は整備され、初心者や子ども連れでも楽しめるハイキングコースとして人気があります。山頂までは琴石山パーキングから「愛宕（あたご）神社登山道」を登っていくと、階段が多く歩きやすいでしょう。

また、柳井市の指定天然記念物「琴石山のヤマザクラ」は、県内でも有数の大木で思わず見上げてしまうほど。毎年4月上旬に満開を迎え、登山で疲れた体にエネルギーを与えてくれます。

山頂は視界を遮る木々が少なく、周防大島や瀬戸内海に浮かぶ島々を一望できる絶景スポット！柳井市街からほど近く、往復約2時間半の道のりなので気軽に足を運べるのも嬉しいポイントです。

平日・休日問わず多くの登山者が訪れる竜王山。山頂までのルートはいくつかありますが、初心者には吉見から登るルートがおすすめです。登山前に、竜王山の麓にある荘厳な雰囲気に包まれた龍王神社へ参拝を！山頂へ向かう途中には、ハンモックやブランコで休憩できるお休み処など楽しめるポイントもありますよ。

木々に覆われた山道を抜けると、突然明るく開けた山頂が現れます。眼下に広がるのは、コバルトブルーの日本海！天気が良ければ九州北部や瀬戸内海まで見渡せます。登頂記念に鐘を鳴らしたら、絶景を眺めながらベンチでゆったりとくつろいでくださいね。登山の所要時間は往復約3時間。下山後は、車で20分ほどの距離にある川棚温泉で疲れを癒やすのも良いでしょう。

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