悲劇の幼帝・安徳天皇を祀る、陸の竜宮城
壇ノ浦の合戦に敗れ、わずか8歳という幼さで入水された安徳天皇を祀る「赤間神宮」。竜宮城をイメージして建立された朱色の水天門が、堂々と参拝客を迎えてくれ、安産・家内安全・無病息災・開運招福・海上安全・商売繁盛など、幅広いご利益があります。
水天門をくぐると境内には、安徳天皇阿弥陀寺御陵や貴重な資料を展示した宝物殿などがあります。毎年5月3日には、上臈参拝で有名な先帝祭のメイン会場となります。夜のライトアップも見逃せません。
また、赤間神宮の前身「阿弥陀寺」は、小泉八雲の怪談で有名な「耳なし芳一」の舞台になったお寺です。芳一堂には琵琶を弾く芳一の像が立ち、隣には平家一門の墓が並びます。今でも芳一は平家の亡霊に琵琶を弾き語っているのかもしれません。
平清盛の妻、二位尼は安徳天皇を抱えて入水する際に「海の中にも都はございます」と歌を詠んだといわれています。壇ノ浦を見守るように建つ鮮やかな赤間神宮は、関門海峡のシンボルです。
このスポットの見どころ
下関のパワースポット、赤間神宮では平家ゆかりのスポットが残されています。
しものせき海峡まつり・先帝祭
毎年5月2日~4日に、悲劇の幼帝・安徳天皇を偲ぶ「先帝祭」が開催されます。中でも“上臈参拝”が行われる3日は、「関の先帝、小倉の祇園、雨が降らなきゃ、金が降る」といわれ、豪華絢爛たる道中を見る人で、通りは埋めつくされます。
- 上臈参拝
- この日のために設けられた赤い舞台を歩く行列を一目見ようと、多くの人が訪れます。
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- 太夫
- 華やかな衣装をまとった太夫。
- 外八文字
- 「外八文字」という独特の足さばきを披露します。
- 源平武者行列
- 甲冑や官女の衣装をまとった人々が、源平に分かれて市街地を行進します。
基本情報
- 住所
- 〒750-0003 山口県下関市阿弥陀寺町4-1
- お問い合わせ
- 赤間神宮
- 電話番号
- 083-231-4138
- 営業時間
- [宝物殿]9:00~16:30
- 休業日
- 無休
- 料金・営業時間・休業日など
- [宝物殿]100円
- アクセス
- ・JR下関駅からバスで9分「赤間神宮前」下車すぐ
・JR新下関駅からバスで約20分「赤間神宮前」下車すぐ
・中国自動車道下関市ICから車で15分 - 駐車場
- 普通車50台
- バリアフリー情報
- 多機能トイレ
- ウェブサイト
- 下関市観光ブックWEBサイト