海上交通の安全を見守る「萩往還」関連史跡
萩藩の水軍の本拠地である御舟倉へ続く入川(いりかわ)の河口に、海上交通の安全を祈願するために、ささやかな祠が建てられ住吉大明神が祭られていたが、水軍の船頭らの願い出で、正徳(しょうとく)5年(1715)、住吉神社が創建されました。
石造燈台は、その境内地に文久(ぶんきゅう)3年(1863)に建立されたもので、基壇389cm×384cm、高さ727cmにおよぶ灯籠(とうろう)型の燈台です。竿(さお)の部分にあたる石積みには、建立にたずさわった世話人や石工、拠出者などの銘が刻まれています。
萩城に往来する表玄関の海上交通の安全に寄与してきた交通遺跡であり、史跡萩往還の関連遺跡として指定されています。
基本情報
- 住所
- 山口県防府市三田尻
- お問い合わせ
- 防府市文化振興課
- 電話番号
- 0835-25-2237
- ウェブサイト
- http://www.city.hofu.yamaguchi.jp/