山口県の離島へ行こう!非日常を楽しむ島旅ガイド

瀬戸内海と日本海に面した山口県には、数多くの離島が点在しています。島ならではの非日常を満喫しに、船に揺られて旅に出てみませんか?今回は観光におすすめな5つの離島をご紹介します!

山口県の離島へ行こう!非日常を楽しむ島旅ガイド

①国境離島ならではのロマンが残る『見島』

萩市沖にぽつんと浮かぶ見島は、山口県最北の小さな島。古くから大陸との交易があり、独自の伝統文化や貴重な遺跡が今も残る離島です。断崖絶壁にそびえたつ「宇津観音堂」や日の出と日の入りを両方見られる「北灯台」などの絶景も魅力のひとつ!渡り鳥の中継地にもなっており、特に春はバードウォッチングの聖地として賑わいます。


そんな見島で生育される「見島牛(みしまうし)」は和牛のルーツ。鮮やかなサシの入った天然の霜降り牛は絶品ですが、その希少さから市場にほとんど出回らない”幻の牛”です。天然記念物のため島内では食べられませんが、萩市内にはホルスタインとかけあわせた「見蘭牛」をいただける店があるので、足を運んでみてはいかがでしょうか。


●島へのアクセス

萩港から高速船で約70分~90分(下船港に準ずる)

萩海運

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見島ジーコンボ古墳群
見島ジーコンボ古墳群
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宇津観音堂
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北灯台
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八町八反
八町八反

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天高く舞いあがる大凧「鬼ようず」

見島では長男が誕生すると、畳6~8枚分もの大きな凧「鬼ようず」を作る風習がありました。翌年のお正月に子の成長を願って大空へ揚げるのですが、この風習は今も受け継がれており、新春だけでなく「全国凧揚げ大会 in 見島」をはじめとするイベント等で見ることができます。

小さな鬼ようずは玄関に飾ると商売繁盛、家内安全等のご利益があるそうです。お土産にぜひ。

天高く舞いあがる大凧「鬼ようず」

②人間魚雷”回天”の記憶を辿る『大津島』

穏やかな瀬戸内海に囲まれた、自然豊かな大津島。かつては採石で栄えた島で、一部は瀬戸内海国立公園に指定されています。


美しい景観を誇る大津島ですが、島内には第二次世界大戦中に実在した特攻兵器「回天」の関連施設が残されています。搭乗員の遺書などを展示した「回天記念館」や当時の面影を残す「回天訓練基地跡」で亡き若者たちを偲び平和を考える時間は、意義深いものになるでしょう。事前予約でガイドツアーも実施しているので、解説を聞きながら回ることもできます。


散策後の休憩は、島唯一の食堂「島食堂ひなた」へ!瀬戸内海を望む絶好のロケーションで、大津島の食材を活かしたメニューをいただきましょう。ランチはもちろん、カフェタイムにもおすすめです。


●島へのアクセス

徳山港から船で約20~45分(下船港に準ずる)

大津島巡航

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回天記念館
回天記念館
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回天訓練基地跡
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石切場
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がまの群生地
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島食堂ひなた
島食堂ひなた
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大津島産すだいだい

大津島で古くから親しまれている柑橘「すだいだい」。一本の木に何代も実をつけることから子孫繁栄を呼ぶ縁起物とも言われています。島食堂ひなたでいただける「大津島絞り すだいだい」は、そんな大津島産のすだいだいを使用したクラフトビールです。フルーティーな香りが引き立つビールはチーズや魚料理とのペアリングも抜群!販売も行っており、お土産にもおすすめの逸品。

大津島産すだいだい

③穏やかな時間が流れる『平郡島』

年間の寒暖差が少なく、全国トップクラスの日照時間を誇る平郡島。石垣で囲まれた民家や透明度の高い海は、まるで南の島のような雰囲気です。東と西の2つの集落に分かれており、県内最大の有人離島となっています。


平郡島を訪れたら、まずは景勝地「平郡三景」巡りがおすすめです。白い砂浜・青い海・深緑の小島のコントラストが美しい「五十谷(いや)三島」をはじめ、瀬戸内海を一望できる「大嶽(おおだけ)」、目の前に海が広がる不思議な淡水湖「蛇の池」など、どれも絶景!三島の近くには景色・水質ともに素晴らしい「五十谷海水浴場」があり、夏は観光客で賑わいます。


2つの集落は距離があるので、平郡島を満喫するならぜひ宿泊を。島の特産品をふんだんに使ったグルメや満天の星空は、きっと忘れられない島旅になりますよ。


●島へのアクセス

柳井港から船で約60分~100分(下船港に準ずる)

平郡航路

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五十谷三島
五十谷三島
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大嶽
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蛇の池
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五十谷海水浴場
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④名勝負の舞台となった『巌流島』

関門海峡に浮かぶ巌流島は、宮本武蔵vs佐々木小次郎の決闘の舞台となった小さな無人島。正式名称は「船島」といいますが、決闘に敗れた小次郎の流儀「巌流」から巌流島と呼ばれるようになりました。


島内では海岸に沿って整備された散策道を歩いてみてください。大小さまざまな船が行き交う関門海峡は絶景!決闘の砂浜を再現した人工海浜や展望広場の武蔵・小次郎像などを巡りながら、歴史のロマンを感じる散策を楽しめます。訪問の際は記念に「巌流島上陸認定証」の購入もお忘れなく。唐戸桟橋で申し込むと、後日自宅に巌流島奉行(下関市長)の認定印が押された認定証が届きますよ。


連絡船で約10分と気軽に上陸できる巌流島。下関観光とあわせていかがでしょうか?


●島へのアクセス

唐戸桟橋から連絡船で約10分

関門汽船

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武蔵・小次郎像
武蔵・小次郎像
人工海浜
人工海浜
巌流島文学碑
巌流島文学碑

⑤瀬戸内に浮かぶパワースポット『祝島』

迷路のような細い路地に石積みの練塀が連なり、島ネコたちがのんびり過ごす様子が印象的な祝島。上空から見るとハートの形をしており、古来は航海の安全を守る「神の島」として崇められていたことからパワースポットとしても人気です。


温暖な気候と海の幸に恵まれた祝島はビワやミカン、タイの一本釣りが有名ですが、なかでも一度は食べてみたいのが、秦の始皇帝も探し求めたという不老長寿の実「コッコー」。島に自生するキウイに似た親指ほどの小さな実で、一粒食べると1,000年長生きすると言い伝えられています。


また、4年に1度開催される「神舞(かんまい)神事」は、1,000年以上続く県指定無形文化財。海上での迫力ある入船・出船神事と33の神楽舞が奉納され、期間中は訪れる人々で島が沈むと言われるほど賑わうとか!


●島へのアクセス

柳井港から船で約70分

上関航運

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平さんの棚田
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万葉の碑
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コッコー自生地
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もっと気軽に!車で行ける島は絶景の宝庫

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