「はじめての角島」徹底ガイド! 一生に一度は行きたい絶景ドライブ
絶景ドライブの聖地として全国的に有名な角島。コバルトブルーの海を貫くように伸びる角島大橋が圧巻で、その美しさから数々のCMや映画のロケ地にもなってきました。そこで角島内の観光スポットやモデルコースを編集スタッフが厳選し、その魅力を徹底ガイド!角島をめぐるドライブ旅をレポ―トします。
一生に一度は行きたい絶景の地「角島」とは
絶景ドライブの聖地として大人気の角島。人口約700人の小さな島は古くから放牧が盛んで、島内の2つの岬が角(つの)のように見えることから「角島(つのしま)」という名前が付いたと伝わります。最大の魅力は、島を取り囲む海の美しさ!透明度の高い海水は、マリンブルー、コバルトブルー、エメラルドグリーンとさまざまに色味を変え、南国リゾートのような風景を作り出しています。島の端から端までは車で10分程度で行くことができ、橋を渡っても楽しめるスポットが充実! どこにいても聞こえる波音をBGMに、潮風が吹き渡る島で海を眺めれば、まるで外国にいるような非日常の気分に浸れるはずです。
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定番モデルコース2泊3日!角島大橋・萩・秋吉台を巡る
はじめての山口旅行におすすめのコース
山口県2大絶景スポット「角島大橋」「元乃隅神社」と王道の「萩城下町」「秋吉台」を巡るコース。もちろん温泉やグルメも楽しめます。効率よくのんびり山口を満喫できる2泊3日プランです。
テレビで見た景色が目の前に!「角島大橋」を爽快ドライブ
旅のスタートは角島大橋から。いきなりドライブ旅のハイライトとあってテンションが上がります。2000年に開通した角島大橋は全長1780mもあり、無料で通行できる橋の中では国内最大級の長さを誇ります。左右に広がる真っ青な海を切り拓くように車を走らせる爽快感は格別で、まるで自動車メーカーのCMに出演しているみたい!コバルトブルーの海に伸びるこの橋を目指して、全国から多くの人が訪れるというのも納得のシチュエーションです。そんな絶景ドライブが楽しめる角島大橋は、絶好のフォトスポットでもあるのです。本州側の「海士ヶ瀬公園」と角島側の「瀬崎陽の公園」に展望台が設けられ、美しい橋と海を間近に撮影できます。楽しい撮影タイムを過ごしてください。
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初春限定!菜の花が彩る角島大橋
黄色い花×青い海×角島大橋
角島大橋の入り口(本州側)付近にある海士ヶ瀬公園からは、四季折々の草花とともに角島大橋の写真が撮れるんです。特に春は菜の花が人気で、菜の花の黄色とコバルトブルーの海、島へと伸びる角島大橋が絵画のよう。まだ肌寒い季節なので、防寒対策はしっかりと。
「角島灯台」の頂上から見る大パノラマ
橋を渡ってまず目指したのは、島の西端にある「角島灯台」。角島のシンボルであり、島内一の絶景スポットです。ここは、「日本の灯台の父」と呼ばれるイギリス人技師のR・H・ブラントンによって明治9(1876)年に建てられたもの。高さ29.62mの御影石造りの洋式灯台は、完成から140年以上たった現在も海上の安全を守り続けています。全国に16しかない実際に登ることができる灯台のひとつと知り、参観寄付金を払ってさっそく灯台上部の展望台へ。細くて急な105段の螺旋階段を登りきると、そこに広がるのは遥かまで青い空と海の大パノラマ!日本に5つだけという第1等レンズも間近に見ることができました。2020年には現役灯台としては初めて重要文化財に指定された「角島灯台」。その歴史と構造については、旧灯台官舎を復元した角島灯台記念館で知ることができますよ。
周辺には散策路や公園が整備され、園内には7月中旬から下旬にはハマユウが群生。自然の花と灯台が作り出すおとぎ話のような風景も素敵です。
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角島についてお勉強「つのしま自然館」
次に訪れたのは、角島の自然環境を紹介する「つのしま自然館」。角島で見られる植物から海の生き物、角島の成り立ちまで、角島の自然を楽しく学べます。入館協力金を払って中へ入ると、たくさんの写真やパネル、剥製が展示され、角島に生息する多様な動植物について知ることができます。なかでも必見なのが、天井から吊るされたクジラの骨格標本。1998年に角島沖で漁船に衝突したクジラのレプリカを展示したもので、ヒゲクジラ類では新種の発見は1913年以来、90年ぶり!骨格標本のための発掘作業に駆けつけた多くの島民の協力に感謝し、「ツノシマクジラ」と名付けられたそうです。またこちらでは、季節ごとに昆虫採集や観察会などのイベントも開催。夏休みの自由研究を兼ねて、訪れるのもおすすめです。
白い砂と青い海に魅せられる「角島大浜海水浴場」
「つのしま自然館」の目の前に広がる「角島大浜海水浴場」にも立ち寄りました。まず驚くのが、まぶしいほどに白い砂浜!無数の貝殻が砕けて長い年月をかけて出来上がった砂浜のため、このように白く美しいといいます。幾重ものグラデーションの青い海と突き抜ける高い空も相まって、まるで南国のようなロケーションに心が躍ります。天気が良い日には大陸が見えるほど空気が澄み渡っていることも。砂浜をのんびり歩いたり、海岸に打ち寄せられた貝殻や流木を拾うビーチコーミングを楽しんたり、思い思いに過ごすのがおすすすめです。夏の海水浴シーズンになると多くの人が訪れ、にぎやかな雰囲気に。シャワーやトイレ、コインロッカー、炊事棟などの設備も整います。
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夏の角島を満喫するキャンプはいかが?
7月上旬から8月下旬に開設される「角島大浜キャンプ場」。角島大浜海水浴場のすぐ近くにテントを張り、観光客が帰った静かな夜の角島を体験できます。波音、海、星空を一度に楽しめる非日常キャンプが楽しめます。
まるで地中海のような「礼拝堂ロケセット」
「角島海水浴場」に面して建ち、ひときわ目を引く礼拝堂。こちらは2005年に公開された映画『四日間の奇蹟』で使われたセットがそのまま残り、フォトスポットとして人気を集める場所です。レトロかわいい水色の木製扉、海に映えるエンジ色の三角屋根などが印象的で、本物の教会のような雰囲気が漂います。コバルトブルーの海と礼拝堂の組み合わせが異国を思わせ、遠くに角島灯台が見えるのもポイント。内部は海水浴シーズンのみお手洗いとして開放されます。
「牧崎風の公園」で岬を散策しよう!
最後に訪れたのは、角島北端の岬に位置する「牧崎風の公園」です。一帯は自然公園として開放され、草原の中を縫うように遊歩道が整備されています。果てなく続く水平線の大パノラマと心地よく響く波音に包まれながら、のどかな散策が楽しめます。海岸に目を向けると、黒く荒々しい岩肌があちらこちらに。これは玄武岩と呼ばれる火山岩で、太古の昔、噴火によって誕生した角島の成り立ちを伝えています。また角島では奈良時代から放牧が行われ、牧崎風の公園手前にある牧場では、今でも牛が草を食む牧歌的な風景が残ります。冬になると、寒い日に波が白く泡立ち、風に乱れ飛ぶ「波の花」の現象が見られることも。
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可憐なダルマギクが群生する秋の角島
10月下旬から11月中旬になると、白や薄紫のダルマギクが海岸の岩場に咲き誇ります。牧崎風の公園などで見ることができ、寒さと強風に負けず美しい花を咲かせ毎年多くの人を楽しませてくれます。
角島グルメ&お土産もお忘れなく
角島を訪れたら、日本海の恵みを生かしたグルメ&おみやげも楽しみのひとつ。なかでも有名なのが剣先イカ。その中で特牛漁港に水揚げされ最高級Aランクに認められたものは「下関北浦特牛(こっとい)イカ」と呼ばれ、強い甘みと柔らかな食感が格別です。他にもウニ、アジ、シラス、ワカメ、アカモクなど、名物はたくさん! 島内には海の幸を主役にした飲食店やみやげもの店が点在するので、休憩や立ち寄りにもってこい。角島を訪れたら、日本海の幸を心行くまで楽しんでくださいね。
- フレッシュしおかぜの里
- 角島中央部にあり、食事もお土産も販売しているお店。人気メニューの角島近郊の海の幸を使った「刺身定食」がおすすめ。
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- 和食処 夢岬
- 地元の魚介類を中心とした品々が並ぶ食事処。バリエーション豊富でその数100種類以上!海の幸を堪能できます。
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- 齋座わ田(さいざわだ)
- 地元食材を使用した季節の懐石と海鮮料理が自慢の人気店。新鮮な魚介たっぷりの海鮮まぶしは大満足のボリューム感!
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- グランビスタ角島
- 山口名物「瓦そば」をはじめ、贅沢な海鮮丼や浜焼き、ピザやバーガーなど幅広いメニューが揃います。
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山口県に来たら食べたい!定番グルメ・お土産
山口県を代表するグルメ「フグ」をはじめ、ビジュアルも楽しい「瓦そば」や世界で高い評価を得ている「地酒」など絶品グルメが目白押し!
手軽に食べられるものから贅沢なものまで、山口に来たら食べておきたいおすすめグルメや買って帰るべきお土産をご紹介します。
昼間とは異なる表情を見せる日没後の角島
日本海をオレンジ色に染めながら沈む夕陽を見送ったら、せっかくなのでもう少し角島に滞在することに。にぎやかな昼間とは一変、静けさがあたりを包み込みます。角島灯台には明かりが灯り、周囲を航行する船を見守っているようです。灯台本体もライトアップされ、遮るものが何もない夜空にその姿が浮かび上る姿は幻想的。角島大橋に目をやると、等間隔に並んだ街頭に照らされ、ロマンチックな雰囲気に。昼とは違う夜の角島もお見逃しなく。
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角島周辺のホテル宿泊情報
宿泊は角島を目の前に見渡すホテルで
夜までたっぷりと角島を満喫した後は、角島大橋を一望できるホテルに宿泊してみるのはいかがでしょうか。美しい海を楽しみながらの宿泊は、海外リゾート気分を味わえると人気です。
いつ訪れても楽しさ満載! 角島は1日かけて楽しむべし
角島大橋をドライブしてみたい!という気持ちから計画した今回の角島トリップでしたが、角島大橋のグッドロケーションはもちろん、南国のような美しい風景、日本海の絶品グルメなど、角島には楽しみが盛りだくさん! 春夏秋冬、朝昼夜と、その時期、その時に魅力があるのもポイントです。角島を訪ねたら、1泊してゆっくり過ごすのが大正解。周辺には宿泊施設や絶景スポットがあるので、こちらも合わせて訪ねてくださいね。