「はじめての角島」徹底ガイド! 一生に一度は行きたい絶景ドライブ

絶景ドライブの聖地として全国的に有名な角島。コバルトブルーの海を貫くように伸びる角島大橋が圧巻で、その美しさから数々のCMや映画のロケ地にもなってきました。そこで編集スタッフが角島をめぐり、その魅力を徹底ガイド!角島をめぐるドライブ旅をレポ―トします。

「はじめての角島」徹底ガイド! 一生に一度は行きたい絶景ドライブ

一生に一度は行きたい絶景の地「角島」とは

絶景ドライブの聖地として大人気の角島。人口約700人の小さな島は古くから放牧が盛んで、島内の2つの岬が角(つの)のように見えることから「角島(つのしま)」という名前が付いたと伝わります。最大の魅力は、島を取り囲む海の美しさ!透明度の高い海水は、マリンブルー、コバルトブルー、エメラルドグリーンとさまざまに色味を変え、南国リゾートのような風景を作り出しています。島には実際に登れる角島灯台やロケセットの教会をはじめ、浅瀬のビーチやキャンプ場を備え、夏には海水浴やキャンプを楽しむ人でにぎわいます。島の端から端までは車で10分程度で行くことができ、橋を渡っても楽しめるスポットが充実! どこにいても聞こえる波音をBGMに、潮風が吹き渡る島で海を眺めれば、まるで外国にいるような非日常の気分に浸れるはずです。

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新感覚のアクティビティ「角島トゥクトゥク」

角島の風を感じながらプチドライブ


タイ生まれの三輪タクシー「トゥクトゥク」のレンタルが角島でスタート。島に映える青い車体が印象的で、角島の風をダイレクトに感じられる爽快感は格別。最大4人まで乗車でき、普通自動車免許があれば運転OK。さらに、操作はシンプルで簡単。異国情緒あふれる特別体験を角島で楽しんでみませんか。

新感覚のアクティビティ「角島トゥクトゥク」

テレビで見た景色が目の前に!「角島大橋」を爽快ドライブ

旅のスタートは角島大橋から。いきなりドライブ旅のハイライトとあってテンションが上がります。2000年に開通した角島大橋は全長1780mもあり、無料で通行できる橋の中では国内最大級の長さを誇ります。左右に広がる真っ青な海を切り拓くように車を走らせる爽快感は格別で、まるで自動車メーカーのCMに出演しているみたい!コバルトブルーの海に伸びるこの橋を目指して、全国から多くの人が訪れるというのも納得のシチュエーションです。そんな絶景ドライブが楽しめる角島大橋は、絶好のフォトスポットでもあるのです。本州側の「海士ヶ瀬公園」と角島側の「瀬崎陽の公園」に展望台が設けられ、美しい橋と海を間近に撮影できます。楽しい撮影タイムを過ごしてください。

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菜の花が彩る初春の角島大橋

イエローとブルーのコントラスト


海士ヶ瀬公園からは、四季折々の草花とともに角島大橋の写真が撮れるんです。とくに春は菜の花が人気で、黄色い花と青い海、島へと伸びる橋の風景が絵画のよう。まだ肌寒い季節なので、防寒対策はしっかりと。

菜の花が彩る初春の角島大橋

「角島灯台」の頂上から見る大パノラマ

橋を渡ってまず目指したのは、島の西端にある「角島灯台」。角島のシンボルであり、島内一の絶景スポットです。ここは、「日本の灯台の父」と呼ばれるイギリス人技師のR・H・ブラントンによって明治9(1876)年に建てられたもの。高さ29.62mの御影石造りの洋式灯台は、完成から140年以上たった現在も海上の安全を守り続けています。全国に16しかない実際に登ることができる灯台のひとつと知り、参観寄付金を払ってさっそく灯台上部の展望台へ。細くて急な105段の螺旋階段を登りきると、そこに広がるのは遥かまで青い空と海の大パノラマ!日本に5つだけという第1等レンズも間近に見ることができました。2020年には現役灯台としては初めて重要文化財に指定された「角島灯台」。その歴史と構造については、旧灯台官舎を復元した角島灯台記念館で知ることができますよ。

周辺には散策路や公園が整備され、園内には7月中旬から下旬にはハマユウが群生。自然の花と灯台が作り出すおとぎ話のような風景も素敵です。

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スイセンと灯台の共演は冬だけのお楽しみ

厳しい寒さを和ませてくれる


1月中旬から2月上旬頃には自生する可憐なスイセンの花が角島灯台公園に彩りを添えてくれます。スイセン越しに見る灯台は絶好のフォトポイントとして人気が高いです。

スイセンと灯台の共演は冬だけのお楽しみ

角島についてお勉強「つのしま自然館」

次に訪れたのは、角島の自然環境を紹介する「つのしま自然館」。角島で見られる植物から海の生き物、角島の成り立ちまで、角島の自然を楽しく学べます。入館協力金を払って中へ入ると、たくさんの写真やパネル、剥製が展示され、角島に生息する多様な動植物について知ることができます。なかでも必見なのが、天井から吊るされたクジラの骨格標本。1998年に角島沖で漁船に衝突したクジラのレプリカを展示したもので、ヒゲクジラ類では新種の発見は1913年以来、90年ぶりだとか!骨格標本のための発掘作業に駆けつけた多くの島民の協力に感謝し、「ツノシマクジラ」と名付けられたそうです。またこちらでは、季節ごとに昆虫採集や観察会などのイベントも開催。夏休みの自由研究を兼ねて、訪れるのもおすすめです。

白い砂と青い海に魅せられる「角島大浜海水浴場」

「つのしま自然館」の目の前に広がる「角島大浜海水浴場」にも立ち寄りました。まず驚くのが、まぶしいほどに白い砂浜!無数の貝殻が砕けて長い年月をかけて出来上がった砂浜のため、このように白く美しいといいます。幾重ものグラデーションの青い海と突き抜ける高い空も相まって、まるで南国のようなロケーションに心が躍ります。天気が良い日には大陸が見えるほど空気が澄み渡っていることもあるそうです。砂浜をのんびり歩いたり、海岸に打ち寄せられた貝殻や流木を拾うビーチコーミングを楽しんたり、思い思いに過ごすのがおすすすめです。夏の海水浴シーズンになると多くの人が訪れ、にぎやかな雰囲気に。シャワーやトイレ、コインロッカー、炊事棟などの設備も整います。

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夏の角島を満喫するキャンプはいかが?

アウトドアも大人気


7月上旬から8月下旬に開設される「角島大浜キャンプ場」。角島大浜海水浴場のすぐ近くにテントを張り、観光客が帰った静かな夜の角島を体験できます。波音、海、星空を一度に楽しめる非日常キャンプが楽しめます。

夏の角島を満喫するキャンプはいかが?

まるで地中海にいるみたいな「礼拝堂ロケセット」

「角島海水浴場」に面して建ち、ひときわ目を引く礼拝堂。こちらは2005年に公開された映画『四日間の奇蹟』で使われたセットがそのまま残り、フォトスポットとして人気を集める場所です。レトロかわいい水色の木製扉、海に映えるエンジ色の三角屋根などが印象的で、本物の教会のような雰囲気が漂います。コバルトブルーの海と礼拝堂の組み合わせが異国を思わせ、遠くに角島灯台が見えるのもポイント。内部は海水浴シーズンのみお手洗いとして開放されます。


「牧崎風の公園」で岬を散策しよう!

最後に訪れたのは、角島北端の岬に位置する「牧崎風の公園」です。一帯は自然公園として開放され、草原の中を縫うように遊歩道が整備されています。果てなく続く水平線の大パノラマと心地よく響く波音に包まれながら、のどかな散策が楽しめます。海岸に目を向けると、黒く荒々しい岩肌があちらこちらに。これは玄武岩と呼ばれる火山岩で、太古の昔、噴火によって誕生した角島の成り立ちを伝えています。また角島では奈良時代から放牧が行われ、牧崎風の公園手前にある牧場では、今でも牛が草を食む牧歌的な風景が残ります。冬になると、寒い日に波が白く泡立ち、風に乱れ飛ぶ「波の花」の現象が見られることも。

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可憐なダルマギクが群生する秋の角島

風が強い海岸に育つ野生のキク


10月下旬から11月中旬になると、白や薄紫のダルマギクが海岸の岩場に咲き誇ります。牧崎風の公園などで見ることができ、寒さと強風に負けず美しい花を咲かせ毎年多くの人を楽しませてくれます。

可憐なダルマギクが群生する秋の角島

角島グルメ&みやげもお忘れなく

角島を訪れたら、日本海の恵みを生かしたグルメ&おみやげも楽しみのひとつ。なかでも有名なのが剣先イカ。その中で特牛漁港に水揚げされ最高級Aランクに認められたものは「下関北浦特牛(こっとい)イカ」と呼ばれ、強い甘みと柔らかな食感が格別です。他にもウニ、アジ、シラス、ワカメ、アカモクなど、名物はたくさん! 島内には海の幸を主役にした飲食店やみやげもの店が点在するので、休憩や立ち寄りにもってこい。たとえば、「和食事処 夢岬」や「フレッシュしおかぜの里」は、鮮魚を使った丼や定食が充実し、「グランビスタ角島」は幅広いメニューと海を望む眺めが魅力。「フレッシュしおかぜの里」には、海産加工品、地酒、銘菓など、下関ブランド認定品や限定品がズラリ! 角島を訪れたら、日本海の幸を心行くまで楽しんでくださいね。

昼間とは異なる表情を見せる日没後の角島

日本海をオレンジ色に染めながら沈む夕陽を見送ったら、せっかくなのでもう少し角島に滞在することに。にぎやかな昼間とは一変、静けさがあたりを包み込みます。角島灯台には明かりが灯り、周囲を航行する船を見守っているようです。灯台本体もライトアップされ、遮るものが何もない夜空にその姿が浮かび上る姿は幻想的。角島大橋に目をやると、等間隔に並んだ街頭に照らされ、ロマンチックな雰囲気に。昼とは違う夜の角島もお見逃しなく。

いつ訪れても楽しさ満載! 角島は1日かけて楽しむべし

角島大橋をドライブしてみたい!という気持ちから計画した今回の角島トリップでしたが、角島大橋のグッドロケーションはもちろん、南国のような美しい風景、日本海の絶品グルメなど、角島には楽しみが盛りだくさん! 春夏秋冬、朝昼夜と、その時期、その時に魅力があるのもポイントです。角島を訪ねたら、1泊してゆっくり過ごすのが大正解。周辺には宿泊施設や絶景スポットがあるので、こちらも合わせて訪ねてくださいね。

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角島周辺のおすすめスポット&温泉

絶景ドライブのプランニングに組み込みたい!


角島大橋周辺にも素敵なスポットがたくさん。日本海の幸が堪能できる「道の駅 北浦街道豊北」や、海にせり出した露天風呂が自慢の「ホテル西長門リゾート」は特に人気があります。いずれも角島大橋から車で10分以内なので、合わせて訪れてみてはいかがでしょう。

角島周辺のおすすめスポット&温泉