長門市の古民家カフェ『equal』で新ご当地グルメ「長州チキンステーキ」を味わおう♪
元乃隅神社に来たらぜひ立ち寄りたい!長門市・向津具(むかつく)半島にある「equal(イコール)」さんは、ご夫婦で営む古民家カフェ。お手頃価格でおいしいランチがいただけるとあって、常連さんも多いお店です。
今回は新ご当地グルメ「長州チキンステーキ」の魅力や、常連さんに愛される秘密を探りに行ってきました!アクセスや駐車場、メニューなどの店舗情報も詳しくご紹介します♪
向津具半島の端っこにある隠れ家カフェ「equal」
赤い鳥居が印象的な山口県北部・長門市にある人気観光地「元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)」。今回ご紹介する「equal(イコール)」さんは、その元乃隅神社から車で20分の場所にあります。
お店のある向津具半島の先に向かって県道357号線(楊貴妃ロマンロード)を進んでいくと、眼下には時折油谷湾の美しい景色が
大浦漁港を過ぎさらに2~3分ほど直進すると、お店に到着です。(途中道幅が狭い箇所があるのでお気を付けください。)
古民家風の建物に、白い塗り壁の可愛らしい入口と看板が目印です。
さっそくお邪魔してみたいと思います♪
古民家ならではの温かさを感じる空間♪
事前情報で「アパレルショップが併設されている」と聞いていた私。
きっとすごくおしゃれなお店なんだろうな…と少しドキドキワクワクしながら入ってみると…
いきなり意外な光景が!それがこの三和土(たたき)。ここで履物を脱いで入店します。
なんだかお家にお邪魔するような気分になれて、初来店でドキドキしていた気持ちも和らぎました
玄関の奥にはお洒落なアパレルコーナー、さらに奥には飲食コーナーと続きます。
スタイリッシュなのにどこか温かみのあるこの雰囲気…♪
お出迎えしてくれたオーナーの田代博則さんに思わず「素敵な空間ですね!」とお声をかけると、「もともと空き家だった古民家を、自分たちでリノベーションしたんです。」とのこと!
実は博則さん、妻の美幸さんとともに約5年前福岡県から移住され、2年8ヶ月かけて古民家を改装、そして2022年11月にこの「equal」をオープンされました。
お食事の際は店内奥の飲食コーナーに案内していただけます。大きな窓に面していて、どの席からも美しい油谷湾を眺められる絶好のロケーション!テーブルは1つ1つにゆとりがあり、のんびり過ごせそう。
さっそくお目当てのチキンステーキを注文しました
Column
山口の新ご当地グルメ「長州チキンステーキ」って?
山口県が誇る2つのブランド鶏「長州どり」「長州黒かしわ」を使います。
どの部位を使用するか?パリッと焼くか?しっとり焼くか?ソースや付け合わせはどうするか?お店ごとに自由な発想で作られたチキンステーキは料理人のアイデアいっぱい! 和風・洋風・創作料理風とバラエティに富んでいるので、お店をはしごして食べ比べてみるのもおすすめです。
食欲をそそる音と香り♪
調理を担当するのは妻の美幸さん。equalさんのチキンステーキは「長州どり」を使います。長州どりは長門市近郊を産地とした山口県のブランド鶏で、程よい弾力とコクのある旨味が特徴。その長州どりをフライパンで焼いていきます。
とっても美味しそうな焼き目!香ばしいお肉とにんにくの香りが厨房の中いっぱいに広がります。長州どりにはにんにくとブラックペッパーで下味をつけているのだそう。
この香りだけでご飯が食べられそうです…
長州どりが焼けたら、付け合わせのスパゲッティ&ポテトとともに、あつあつに熱したスキレットへ。お肉を一口大に切り、仕上げに上からソースを。
その瞬間、ジュワ~~~ッと美味しそうな音をたて、ソースがグツグツと煮立ちます…!
このソースはしょうゆ×赤ワインをベースに、すりおろした玉ねぎと人参をたっぷり入れたequalオリジナル。香味野菜ならではの豊かな香りがたまりません…♡
しかもこの玉ねぎ、田代さんご夫妻が自分たちで育てているとのこと!地産の野菜も味わえるのは嬉しいポイントです♪
このあといよいよ実食です
長州チキンステーキ、いただきます!
できたてあつあつのチキンステーキが運ばれてきました♪
こちらがequalさんが作る新ご当地メニュー「長州チキンステーキ」です。オニオンスープとライスがセットで税込1,200円 ドリンク付きの場合は税込1,450円です。
(1日限定5食です。確実に食べたい方は事前予約がオススメ。)
「いろんな年代の方が食べやすく、またソースがしっかり絡むよう、お肉はカットして提供しています。ぜひお箸でどうぞ。」とのこと。こういうちょっとした気遣いも嬉しいですよね♪
さっそくいただきます!
一口食べた瞬間、お肉の香ばしさ、旨み、そしてソースの香りが広がります…♡
お肉はとってもジューシーで、柔らかさの中に程よい噛み応えが。長州どりの良さを存分に引き立てる、絶妙な焼き加減です
オリジナルソースはさっぱりとした醤油風味に赤ワインの深みと野菜の甘みが加わり、お肉やライスと相性抜群!すりおろし野菜はふんわり感とシャキシャキ感どちらも感じられる、丁度よい食感です (このベストな食感を出すために、手作業ですりおろしているとのこと!)
実はこのソース、お店の一番人気「ハンバーグ」にも使われていて、ファンも多いのだとか。
「どんなお肉とも相性が良いこのオリジナルソースで、いつかステーキを提供してみたかったんです。」と博則さん。そんな中「長州どり」の美味しさを知り、この「長州チキンステーキ」が誕生したのです。
付け合わせのスパゲッティとポテトにもオリジナルソースが染みて美味♪
オニオンスープ(こちらも自家栽培玉ねぎを使用)も、玉ねぎの甘みを楽しめる優しいコンソメ味がおいしかったです
あっという間に完食!そしてお腹いっぱいで大満足!ご馳走様でした
地域の方に愛されるequalさん
実は博則さん、移住する前は博多でご自身のアパレルショップを営んでいらっしゃったそう。ある時知人がこの向津具地域に移住し、そのお家に遊びに行ったのがこの土地を知るきっかけだったそうです。
「海の美しさや自然の豊かさに一目惚れしました。それ以来この景色が忘れられず、自分たちも移住したいと考えるようになりました。」
そして、お客様想いの博則さんらしいこんなエピソードも。
「本格的に移住の準備に入る前、博多の常連様一人一人に移転の許可を取ったんです(笑)。ありがたいことに皆さま快く送り出してくれ、夢だった移住が実現しました。」
現在も福岡から遊びに来て下さるお客様がいらっしゃるそうですよ。
一人息子の葵くん(2歳)がうまれ3人家族となり、移住して5年が経った今、ご近所さんとはすっかり家族のような間柄です。お店にあるお子様用のおもちゃも、実は全部ご近所さんたちが譲ってくれたものだそう!しかもお店が忙しい時は葵くんの遊び相手になってくれたりと、なんとも素敵な関係♪
「移住してきた僕たちを受け入れ、いつも気にかけてくれる向津具のみなさんには、本当に感謝しかありません。」と博則さん。
この日は常連さんの他に、遠方からのお1人様もお食事に来られていましたが、博則さんから気さくに声をかけられており、初めての方でも居心地よく過ごせるステキな雰囲気でした
メニュー&店舗情報まとめ
チキンステーキの他にも、ご覧のとおりハンバーグやカレー、ロコモコなど、子供から大人まで楽しめるメニューがリーズナブルに揃っています。軽食やスイーツもありますよ。
詳しい店舗情報はこちら。
[住所]長門市油谷向津具下1706
[電話番号]090-9586-9781
[営業時間]11:00~17:00
[定休日]月曜・火曜
[駐車場]約10台分
[座席]16席(8名用テーブル×1、4名用テーブル×2、2名用テーブル×2)
[支払い方法]現金・クレジットカード・PayPay
[子連れ]お子様向けの取り皿、カトラリー、イス、おもちゃあり
[お酒の提供の有無]なし
[店内]全席禁煙
近所の常連さんはもちろん、遠方からツーリングやドライブで来られるお客様も多いというequalさん。
博則さん・美幸さんの温かい人柄が、お店の和やかな雰囲気をつくり、たくさんの人たちを惹きつけている秘密なんだなと、今回の訪問で知ることができました
- equal
Column
テイクアウトもOK
人気はホットドッグ&フライドポテト
パンは福岡の人気店からお取り寄せ。パンの美味しさを引き出すため具はシンプルに。ポテトはオリジナルブレンドのスパイスが人気で、食べだしたら止まらないおいしさ♪
ドリンクもテイクアウトできますよ
子供連れも大歓迎♪
お食事セットやおもちゃご用意してます♪
店内の一角にはおもちゃの数々!お食事を待つ間足元で遊べるので、パパとママもゆっくりできますね♪
お子様用のカトラリーやイスもありますよ。
山口県に3つの新しいご当地グルメが誕生!
今回ご紹介した「長州チキンステーキ」をはじめ、「長州海鮮まぶし」「長州海鮮うにしゃぶ」と、山口県の豊かな食材を使った新しいご当地グルメが誕生しました。
是非ご賞味ください♪
またこの新しいご当地グルメの開発が、「じゃらんアワード2023 元気な地域大賞」を受賞しました!
詳しくは、「山口県新ご当地グルメ開発事業が「じゃらんアワード2023」を受賞しました!」をご覧ください。
長門市・向津具エリア周辺のおすすめスポット情報
equalさんのある向津具半島やその周辺は、美しい海と緑に囲まれ絶景スポットが多数!お店に来た際には、ぜひ絶景巡りも楽しんでみてくださいね♪
Column
equalさんおすすめの超穴場絶景
油谷湾越しに見える角島大橋
博則さんに「向津具の好きな風景」を聞いてみると、楊貴妃ロマンスロードから見えるこの絶景を教えてくれました。緑の間から棚田と油谷湾を見下ろすことができ、その先には下関市の角島大橋が!
地元民しか知らないこの美しい風景、ぜひ実際に行って眺めてみてくださいね。