湯田温泉のおすすめスポット『狐の足あと』は足湯が人気!地元ライターが湯田温泉をじっくり満喫♪
春のお散歩に湯田がおすすめの理由は、街のあちこちで『足湯』が堪能できるから♪今回は、スイーツと足湯が満喫できる『狐の足あと』と、明治維新を感じられる『井上公園』に遊びに行きました。
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湯田ってこんなところ|飲食店が賑わう温泉街♪
湯田といえば『湯田温泉』。有名な旅館やホテルが立ち並ぶ温泉街です。飲食店も賑わっていて、老若男女が楽しめるお店がたくさん!
大人な雰囲気が満喫できる料亭だけでなく、気軽に入れる飲食店も充実しています。和食やイタリアン、肉バルなど幅広いジャンルの料理が勢揃いしているので、今日の気分でお店を選ぶのも良いですよね♪
温泉街には大きなお土産屋さんもあるので、山口県ならではの物産品をゆっくりお買い物できます。
湯田温泉は、けがをした白狐が傷を癒していたという伝説が伝わることから、「白狐の湯」とも呼ばれています。
その伝説にちなみ、なんと郵便ポストが白狐の形に!旅先から家族やお友達に葉書を送るのも素敵です♪
山口県の銘菓といえば『外郎』。山口県の外郎はワラビ粉を使っているので、ぶるんっとした弾力とモッチリとした食感が特徴です。
湯田温泉街には老舗の外郎屋さんがたくさんあり、お土産にもぴったり。旅館に持ち帰ってのんびり食べるのもいいですね・・♡
山口県の地酒を購入できる酒屋さんも発見しました♪なんとこちらの『原田酒舗』さんは大正7年から続いている老舗中の老舗です。自分用はもちろんのこと、お土産・プレゼントに地酒を選びたい方にはぴったりのお店。
車通りの少ない路地に入ると、モダンでおしゃれなお店もたくさんありました。観光に来られた方はもちろんのこと、地元の方が落ち着いてゆったりとできるお店もあるのがポイント。4月から湯田で新生活を始める方も、ぜひ湯田温泉街を散策してみてください。きっとあなたにも行きつけのお店ができること間違いなしです♪
湯田温泉の街をお散歩しよう|足湯や白狐があちこちでお出迎え
湯田温泉街が春の散歩におすすめの理由は、なんといっても『足湯』。湯田には足湯スポットが合計6か所もあります。観光客だけでなく、地元の方や子ども連れのご家族も足湯を楽しんでいました。湯田では足湯が暮らしの一部になっているのがわかります♪
足湯を取材をしていると、地元の方が気軽に話しかけてくれました。足湯は人と人とを繋ぐコミュニケーションの1つとして、湯田の街を明るくしてくれています。
湯の町通りの足湯の前には自転車屋さんがありますが、なんとこちらでも白狐のオブジェを発見!こちらの白狐は自転車屋さんにちなんで『自転車のタイヤ』を手に持っていました。実は、お店ごとに白狐が手に持っているものが変わるんです♪
湯田を歩いていると、白狐を街のあらゆる所で見かけます。
都濃自転車では、湯田温泉のマスコットキャラクター「ゆう太」と「ゆう子」がプリントされた『ゆう太くんタオル』が販売されていました。店員さんが気さくに話しかけてくださり、タオルの撮影も快く手伝ってくださいました。湯田に住む方の『おもてなしの心』を感じます♪
湯田温泉駅にも足湯があるので、電車を待ちながら足湯に入れます。
かしわちゃんもゆう太くんタオルを持って足湯を楽しみました♪
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湯田温泉駅の『ツツジ』は圧巻
4月後半から5月にかけて、湯田温泉駅構内にあるツツジが見ごろを迎えます。たくさんのツツジが植えられているので、色鮮やかな花の壁が広がるような、心を奪われる風景が楽しめるんです♪タイミングが合えばSLとツツジが一緒に撮影できます。
いざ、「狐の足あと」へ|湯田の情報発信地で『観る』『食べる』『買い物する』
『狐の足あと』は足湯とスイーツが楽しめる湯田のおすすめスポット。湯田温泉を満喫できる情報をたくさん発信していて、令和5年3月22日には開館8周年を迎えました!
無料駐車場も歩いてすぐの場所にあるので、車でも行きやすいのが魅力。観光客だけでなく地元の方にも人気です♪
外観もおしゃれで、テラス席もあります。22:00まで営業しているので、夜にライトアップされた様子もフォトジェニックです。
オーダーは前払いなので、まずはメニューを決めましょう。カフェメニューのラインナップはこんな感じ♪白狐のモチーフがあしらわれたスイーツが目を引きます。地酒や中也のカフェラテなど、山口ならではのメニューもおすすめです。
※メニューは2023年3月20日現在のものです。最新の情報は狐の足あと公式HPにてご確認ください。
店内は外観と同じようにモダンな雰囲気で、大きな窓には中庭の緑がゆったりと広がります♪
足湯に入らずに、カフェだけの利用も可能です。
かしわちゃんが、テーブルの上に『大内人形』を発見!店内のいたるところに、山口県ならではの魅力や情報がぎゅっと詰まっています。
足湯を利用する方は受付でタオルと鍵を渡されるので、ロッカーに荷物を預けましょう。
タオルを持参する必要はなく、手ぶらで足湯を気軽に体験できるのも嬉しいポイントです。
靴をロッカーにしまったら、和柄が可愛い下駄に履き替えましょう。
足湯衣装も無料で借りることができます。足湯がしにくい服装の方には嬉しいおもてなし。
もちろん、足湯の雰囲気を存分に楽しみたい方も着てみてくださいね♪
湯田温泉の効果効能も記載がありました。心も身体もゆったりと癒せそうです。湯田温泉は豊富な湯量が特徴でなんと1日の湯量は2,000トン!たくさんの天然温泉が湧き出ているんですね。
湯田温泉の由来も書かれていて、入る前からわくわくします・・♡『権現山の白狐伝説』が湯田温泉の栄えた始まりとは、浪漫がいっぱい詰まったエピソードですよね。
\気になる『足湯』のお値段/
・『大人』…200円
・『小中学生』…100円
・『未就学児』…無料
※値段は2023年3月20日現在のものです。最新の情報は狐の足あと公式HPにてご確認ください。
「狐の足あと」の見どころ①|『窓辺の湯』でスイーツを堪能♡
『窓辺の湯』は屋内で足湯を楽しめるスポット。雨の日でも緑が豊かな中庭を眺めながら足湯ができます。
テーブルの下が足湯になっているだなんで、おしゃれですよね・・♡
今回は、『こぎつねまんじゅうと緑茶セット』と『ねこの和菓子と緑茶セット』の2つを選びました。可愛いデザインと、本格的な和菓子の味わいがコラボレーションしたおすすめのメニューです。お茶の深みも口いっぱいに広がり、ほっと一息。
\気になるお値段/
・『こぎつねまんじゅうと緑茶セット』…500円
・『ねこの和菓子と緑茶セット』…500円
※メニューは2023年3月20日現在のものです。最新の情報は狐の足あと公式HPにてご確認ください。
「狐の足あと」の見どころ②|『四季の湯』と『言音の湯』で癒される
屋外の中庭にある『四季の湯』では、春の陽気を味わえました。開放的な空間が魅力で、こちらも夜間はライトアップされるんです♪
四季の湯でもカフェのメニューをいただけます。お店の方がテーブルを用意してくれるので、置き場所にも困りません。
麗らかな春の陽気の中、かしわちゃんものんびりしました・・♡
四季の湯ならではの、季節の花々も美しく咲いていました。
温泉が湧き出ている方へ近付くと、どんどん温度が高くなっていきます。様々な温度で足湯を楽しめるのが四季の湯のおすすめポイントです♪
かしわちゃんが狐の足あとを発見!遊び心がたくさん詰まっているのがわかります。
中庭を探してみると、たくさんの足あとが見つかりました。ぜひ、探してみてくださいね♪
『言音の湯』は屋内の足湯スポット。高い天井から、中原中也の詩をテーマにした音楽が流れていました♪
足湯と音楽を同時に楽しめる癒しの空間に没入して、身も心もリフレッシュできます。
「狐の足あと」の見どころ③|山口の魅力が詰まった展示スペース!
狐の足あとには、山口県にまつわる展示がされています。フォトスポットになっている展示は、『とくぢ和紙』。山口市の無形文化財の1つです。紙漉きの技術は約800年前に、重源上人によって伝わりました。今もなお、徳地には伝統を守ろうと奮闘されている職人さんがいらっしゃいます。狐の足あとでは、とくぢ和紙でてきた白狐や花を間近で見ることが出来ました♪
詩人『中原中也』の生誕地は湯田温泉で、なんと「狐の足あと」のすぐ向かい。現在は記念館となっています。後ほどまた紹介します♪
狐の足あとでは、『なりきり中也』の衣装も用意されています。かしわちゃんも着てみました♪
二階の展示スペースも見てみましょう。
大きな窓からは自然光が入ってきて、中庭も見下ろせます。
中原中也にまつわる書籍や、湯田の情報雑誌がたくさん置いてありました。のんびりと読書をするのもいいですね。
2023年3月20日現在の展示は『レノファ山口』でした!2月から2023シーズンが始まっています。試合結果や、サインボールなど見どころが満載です。
1階の階段横には、山口県で開催中のイベント情報がずらり。さすが、湯田の情報発信地ですよね♪
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感想ノートを書こう♪
狐の足あとには、『感想ノート』が設置されていて、訪れた方のさまざまな思いが綴られていました。その数はなんと40冊以上。筆者もお菓子の美味しさと、足湯の気持ちよさを言葉に残させてもらいました。
「狐の足あと」のおみやげ
狐の足あとのおみやげコーナーはこちら!ゆう太とゆう子のオリジナルグッズがたくさん用意されています。キーホルダーやファイルなどの文房具、おちょこや一合桝を販売中です♪
どれも可愛くて、悩みながらグッズを購入していくお客さんもいらっしゃいました。売り切れてしまう人気商品もあるので、グッズの最新情報は公式HPでチェックするのが良さそうです!
湯田温泉出身の詩人|中原中也の記念館
『中原中也記念館』は「狐の足あと」の目の前にあります。足湯を楽しんだ後に、中也の詩に触れて心を豊かにするのも贅沢な過ごし方♪
中原中也は、詩集『山羊の歌』で、詩人として認められていきました。収録されている『汚れつちまつた悲しみに……』は教科書にも掲載されている有名作品ですね。
記念館の入館が無料の日もあります。4月には中原中也の誕生祭や、期間限定の企画展もあるので、詳細は公式HPをチェックしましょう。
井上公園とは?|明治維新策源地
『井上公園』は、幕末から明治時代にかけて活躍した『井上馨』の生家跡につくられた公園で、中原中也記念館から歩いて約4分のところにあります。
明治維新後、政界で活躍した人物を多く輩出した山口県には、日本の政治が揺れ動いた時代の歴史が多く残ります。
井上公園にも、歴史がたくさん詰まったスポットがあります。
広々とした井上公園には、歴史スポットだけでなく、遊具や足湯もあります。
それでは、かしわちゃんと井上公園を巡っていきましょう♪
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湯田を散歩するときは、マンホールにも注目してみよう♪
井上公園がある公園通りのマンホールには白狐の絵が描かれていました。他にも、白狐伝説をモチーフとしたマンホールや、種田山頭火、中原中也などゆかりの人物にちなんだマンホールもあります。探しながらお散歩するのもおすすめです♪
井上馨とは?|明治維新を実現した偉人!
井上馨は天保6年(1835)長州藩士井上家の次男として湯田に生まれました。幼少期は萩藩校『明倫館』で学んだそうです。明治維新の実現に大きく貢献した偉人であり、文久3年(1863)には『長州ファイブ』の1人として、伊藤博文らとともにイギリスに渡ったのは有名な話です。
井上馨を含む長州藩は幕末に、尊王攘夷をかかげて活動をしていましたが、幕府はそれを危険視します。文久3年(1863)に『八月十八日の政変』によって、尊王攘夷派の公家が京都を追放されました。それが写真にある『七卿落ち』。七卿落ちの後に続くのが、元治元年(1864)の『池田屋事件』と『禁門の変』です。
追放された三条実美などの七卿の功績をしのんだ『七卿の碑』が大正15年に建てられ、今も井上公園に残っています。
こちらは、『所郁太郎の顕彰碑』です。幕末の志士である所郁太郎の本業は医師でした。井上馨が『袖解橋遭難』で重症の刀傷を受けた際には、所郁太郎が駆けつけて、五十数針を縫う大手術を成功させたそうです。
高杉晋作の功山寺挙兵の際には、所郁太郎は遊撃隊の参謀として藩の俗論党と戦いました。井上公園には動乱の時代の歴史が多く残されています。
井上公園の代表スポット|『何遠亭』と『瓢箪池』はフォトジェニック♪
写真の美しい平屋は『何遠亭(かえんてい)』を再現した建物で、平成27年に建てられました。休憩所として利用出来ます。
何遊亭は、七卿落ちの際に三条実美らの宿舎として、井上馨の兄が家を増築して建てたもの。三条実美らは何遊亭で、新たな時代の幕開けに備え、国事を論じていたそうです。
三条実美は王政復古後、明治4年(1871)に太政大臣に就任し、明治18年(1885)の太政官制廃止まで務めました。まさに何遊亭は、明治維新という時代が大きな転換期を迎えた際の、重要な舞台の1つなんです。
何遠亭ではフォトジェニックな写真が撮影できます♪
何遠亭の庭先には『三条実美公の歌碑』があります。三条実美が何遠亭時代を偲んで詠んだとされる和歌『君がため おもい来にけり旅衣 なれし 二木のかげは忘れず』が刻印されていました。
何遠亭の右奥には『瓢箪池』があります。大きな鯉がゆったりと泳いでいて、癒されるスポットです。
井上公園|親子で楽しめる足湯や遊具で遊ぼう
井上公園にももちろん、足湯があります。柔らかい表情をした白狐のオブジェが目印です♪
井上公園の遊具にも白狐を発見!子どもと大人が一緒になって楽しめるスポットです。
『中原中也詩碑』もありました。中也の故郷である湯田がノスタルジーに語られています。
湯田を散歩して春を満喫しよう♪
本記事では、湯田温泉のおすすめスポットである『狐の足あと』と『井上公園』を中心にご紹介しました。白狐伝説が残る湯田の街には、足湯と白狐のオブジェがあちこちにあって、ゆっくりと春のお散歩をするのにぴったりの場所です。
幕末から明治維新にかけての歴史が多く残っているので、歴史好きの方にもおすすめ。老若男女問わず訪れてほしい街の1つです。ぜひ湯田温泉で春のお散歩をしながら、湯田の魅力を満喫してみてください。