【下関市】城下町長府の散策モデルコース♬ひな祭りイベント情報や周辺のおすすめスポットも!

少しずつ春の気配を感じる季節になりました。待ちに待った春は、外に出かけたくなりますね。
今回は下関・長府の城下町の街歩きを楽しんできました。城下町長府では、2月3日(土) 〜 3月10(日) の期間中「2024城下町長府ひなまつり」が開催されています。
歴史ある街並みの風情を楽しみながら、お散歩に出かけませんか?
お散歩の途中で立ち寄っていただきたい、食べ歩きにもぴったりな商店街のお店もご紹介します!お土産も買えますよ♪
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【下関市】城下町長府の散策モデルコース♬ひな祭りイベント情報や周辺のおすすめスポットも!

出発は「長府庭園」から

まずやってきたのは長府庭園です。

長府庭園は長府毛利藩の家老格、西運長(にしゆきなが)の屋敷跡、大きな池を中心とした美しい庭園が見どころ。

まずは書院に行ってみます!


【散策のポイント】

・下関は海が近くて風が強いです。春先は天気も不安定ですので、調整できる服装が良いですよ。

・城下町は歩道が石畳になっているところも多く、庭園は地面が土の部分もありますので、散策はフラットシューズよりスニーカーがおススメです。

こちらが書院からの庭園の眺めです。

窓枠と廊下に敷かれた赤色とのコントラストが本当に美しく、時間を忘れてしまいそう。

ガラスは大正時代のものがそのまま残っているのだそうで、すごく貴重なんですって。

長府庭園は四季を通じて楽しめますが、特に蓮の花が咲く7月~8月と、園内の多くの木がもみじなので紅葉シーズンが綺麗なんだそう。

これは絶対また来なければ!

「2024城下町長府ひなまつり」が開催中


城下町長府では、2月3日(土) 〜 3月10(日) の期間、「2024城下町長府ひなまつり」が開催中です。

長府庭園はその会場の一つとなっています。


城下町長府ひな祭りは、各所時期によって企画内容が変わります。

詳しくはこちらをご覧ください。



美しい紙人形の世界を堪能しよう

取材時、書院では「ひなまつり紙人形展」が行われていました。

紙人形をもう50年以上作られているという、駒子の紙人形※研究科師範・藤井寿子さんは小さい紙人形であれば2時間で、大きなものだと1週間の時間をかけて制作されるのだそう。

まるで布のように見える着物の部分も、すべて紙で作られているのだそうです。

「和紙は布のように虫に食われたり痛んだりすることがなく、長く残るんです。お子さんの初節句に記念に制作される方もいるんですよ。」と藤井さん。


※駒子の紙人形:長崎市生まれの石垣駒子氏(1915~2007)が作り始められた和紙人形。針金を軸として綿と和紙を用いて作る立体的で美しいフォルムが特徴。

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ひなまつり企画 長府庭園 KIMONO DE SORORI

長府庭園では、園内や着物で街歩きをするイベントを開催!現在参加者を募集中!

待ちに待った春を着物ではんなり街歩きして満喫しましょう✨

日時:令和6年3月2日(土)・3日(日)9:00〜16:00 

定員:各日30名(事前申込制)

料金:3,500円 ※着物持参の場合2,000円

お問合せ:083-246-4120(長府庭園)

ひなまつり企画 長府庭園 KIMONO DE SORORI

長府庭園内の売店では、お抹茶やコーヒーと甘味を頂くことができます。

お抹茶と甘味でほっと一息つきましょう。

お抹茶はお茶菓子がついて350円、ぜんざいはしそ昆布・蓮のお茶がついて400円とお手頃です♪

歴史ある建物の中でゆったりとした時間をお過ごしください。

休憩したら、庭園をもう少し歩いて季節の花やしっとりとした雰囲気を楽しんでくださいね。


■長府庭園

住所:下関市長府黒門東町8−11

営業時間:9:00~17:00(入場16:30まで)

入園料:大人210円、小人100円

休園日:年末年始(12/28~1/4)

長府毛利邸まで歩いてみよう!城下町の街並みを楽しんで♪

2024城下町長府ひなまつりの多くの会場がある、城下町長府に向かいましょう。長府庭園と並んでメインの会場となっている長府毛利邸までは、徒歩約20分です。

ちょっと遠いな、と感じる方は視点を変えて城下町風情を楽しみませんか。

長府にはこんな風情のある景色がたくさん!楽しみながら歩いていたら、意外とあっという間なんです。


国道9号線まで出てバスを利用することもできます。

「松原」から乗り、「城下町長府」バス停で下車してくださいね。

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城下町長府の幕末の歴史スポットやおしゃれカフェをご紹介

城下町長府には見どころがたくさん!幕末の歴史スポットからおしゃれカフェなど、今回ご紹介できていない城下町長府のおすすめスポットをご紹介しています。

是非合わせてご覧ください♡

城下町長府の幕末の歴史スポットやおしゃれカフェをご紹介

純和風庭園が必見!「長府毛利邸」

長府毛利邸に到着しました。

最寄りのバス停城下町長府」(長府観光会館付近)から徒歩約10分で、長府毛利家第14代当主・毛利元敏公により明治36年(1903)に完成した邸宅です。

一部のお部屋は当時のまま残っているのだとか。純和風の建築と美しい日本庭園が見どころで、特に、縁側は外国人旅行客の方にもとても人気があるんだそう。

明治天皇の行在所としても使われ、ご宿泊されたお部屋は「明治天皇ご宿泊の間」として残っています。

窓枠越しに眺める日本庭園がとっても絵になりますよね。

館内は自由に歩いてみて回ることができ、セルフサービスの緑茶を頂きながら一息つくこともできますよ。

長府毛利邸では、「長府おさげものひなまつり」が開催中でした。


「おさげもの」とは、ひなまつりの際に飾るつるし雛飾りのことです。

長府毛利邸で展示されているのは「長府おさげものの会」の皆さんが約1年をかけて制作されたもの。初心者から10年以上のベテランさんまで60人が在籍され、展示作業まですべてを手掛けておられるそうです。


講師の筒井由香さんによると、おさげものに使用するのは古い着物だそう。着物をほどいて、その柄に合ったモチーフを一つずつ作るのだそうです。

古いものを捨てずに新たな命を吹き込む、SDGsの取り組みでもあります。


長府毛利邸の重厚な建築に鮮やかな色のコントラストが本当に美しくて感動でした✨

これはぜひ、生で見ていただきたいです!

床の間や、「当主の間」もひなまつり仕様になっています。

歴史ある建築とひな人形、日本らしさを存分に感じられてずっと見ていられます…!

室内から外の庭園に出てみることもできます。ちょうど梅が咲いていました♪

日本庭園は四季折々の表情を楽しむことができますので、いつ訪れても季節ごとの良さを感じることができるでしょう。

長府毛利邸、城下町長府を歩くのなら、絶対に外せないスポットです。


■長府毛利邸

住所:下関市長府惣社町4-10

営業時間:9:00~17:00(入場16:40まで)

入場料:大人210円、小人100円

TEL:083-245-8090

休館日:年末年始(12/28~1/4)

少し歩いて「忌宮神社」へ

長府毛利邸から徒歩約10分「忌宮(いみのみや)神社」にやってきました。

忌宮神社は、神功皇后が西国平定のためこの地に豊浦宮を設けられた跡といわれ、祭神は、仲哀天皇・神功皇后・応神天皇を祀っています。

皇后はご懐妊中でありながら新羅遠征をご決行、凱旋後に皇子をご安産になったことから安産の神様としても信仰されています。

第二の人生を謳歌する 600の雛人形たち

忌宮神社でもひなまつりイベントを開催中。授与所横の瀟風館(しょうふうかん)では、600もの雛を展示しています。

こちらで展示されているのは色々な事情で飾れなくなったり、不揃いになってしまった雛人形たち。

元々は人形供養で集まったものだそう。

既成概念にとらわれず第二の人生を楽しむ現代雛として飾り、再生するプロジェクト「数方庭雛(すほうていひな)」として展示されています。


数方庭とは、忌宮神社の奇祭「数方庭祭」に由来します。

とっても賑やかで、お祭りを楽しんでいる雛人形たちの声が聞こえてくるようです!

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山口県無形文化財にも指定される忌宮神社の奇祭「数方庭祭」

8月7日から13日の間、2本をつなぎ合わせて作られた大幟と呼ばれる長さ20~30mの竹を担ぐ男達の勇壮な「幟舞い」と、「切篭」と呼ばれる燈篭を付けた七夕飾りを持つ女達の上品で美しい行列が、境内の鬼石と呼ばれる石を周る珍しい祭りです。

山口県無形文化財にも指定される忌宮神社の奇祭「数方庭祭」

健やかな成長を願い、その家の女の子たちの人生を見守ってきた人形たち。

役目を終え、第二の人生を賑やかに楽しむ姿にパワーをもらうことができました♪

2024年は3月10日(日)までの会期中楽しむことができますので、忌宮神社へ足を運んでみてくださいね!


■忌宮神社

住所:下関市⻑府宮の内町1-18

神楽・授与品受付時間:8:30〜16:30

TEL:083-245-1093

城下町長府の名産品「やきもち」を食べよう「縁起焼本店」

忌宮神社のすぐそばには城下町長府商店街があります。

素敵なお店がいっぱいで迷ってしまいますが、今回は3店舗ご紹介します。

どのお店も個性的で、お土産を買っても◎お散歩しながらお立ち寄りください♪

最初にご紹介するのは縁起焼本店さんです。

縁起焼は長府城下町のお土産として人気の、もちもちの餅饅頭です。

最近ではFOODEX 美食女子 Award 2019 スイーツ部門で金賞を受賞した「黒の縁起焼」での乳酸菌の知見をもとに、発酵食品への展開も精力的に行われています。


縁起焼は素焼き、赤あん、白あん、よもぎなどの定番のお味から、月替わりのお味まで複数種類から選べます。

この春は月替わりのお味として桜あんを予定されているのだそうです♪待ち遠しいですね✨

保存方法やおうちでの美味しい食べ方を書いた包み紙で包んでくださるので、お土産にしても絶対喜ばれますね♪

中でも、お散歩の途中にぜひ召し上がっていただきたいのが「パリパリ もちもち 焦がしもち」です。

こちらは定番の赤あん、白あん、よもぎ、素焼きの4種類の縁起焼をお店で焼いていただけるというもの。

いつもの縁起焼はしっとりもちもちの生地ですが、網で焼くことによって香ばしさと皮のパリパリ感を味わえます。


私は赤あん(185円)を頂きました。

香ばしいお餅の香りとアツアツの粒あんが和菓子好きにはたまりません  

焼き立てはここでしか食べられませんよ!散策の際に立ち寄ってその美味しさを味わってみてくださいね♪


黒の縁起焼(380円)とよもぎ(195円)・白あん(185円)もテイクアウト。

黒の縁起焼は優しい甘み。美味しくて体にいいなんて最高ですよね♪どの縁起焼も冷やしても、レンジで温めても美味しくいただけました。


縁起焼を今すぐ食べてみたい!という方は、オンラインショップもありますので是非見てみてくださいね!


■縁起焼本店

住所:下関市長府中浜町7-1

営業時間 :9:00~18:00

定休日:水曜日

TEL:083-250-9037

懐かしの和菓子「出雲屋」

お次に伺ったのは「出雲屋」さん。忌宮神社の近く、赤い旗が目印です。

ここではどこか懐かしく、お手頃な和菓子がそろいます。店構えも素敵。

午前中にほとんどのお菓子が売れてしまうため、ご来店は早いうちがおすすめですよ、とのこと。


お店の中にはひなまつりにまつわる装飾も♪

お店の中ではちょうど栗饅頭(198円)が出来上がったところでした。栗好きな私は思わず食べたくなり購入。

自宅に帰って食べてみると、大きな栗が丸ごと入ったずっしり重いお饅頭でした!

濃いお茶やコーヒーにすごく合いますよ~  

個包装になっていて、賞味期限も1週間程度あり、大ぶりでインパクトも抜群。お土産にピッタリです。


ひなまつりの時期(3月1日~3日まで)はイチゴをつかった限定和菓子も作られるそうですよ。

是非お立ち寄りください。


■出雲屋

住所:下関市長府中浜町5-21

営業時間:8:00~17:20 

定休日:第2,4月曜日

TEL:083-245-1486

世界で1つのギフトが手に入る!「APPAREL&GIFT GINNA」

続いてハンドメイド作家さんたちの作品が揃うAPPAREL&GIFT GINNAさん。

イラストレーター・似顔絵師の店主さんが「毎日マルシェが行われている場所を作りたい」という思いでオープンされたのだそう。

店内のシェアスペースでは、ヘッドスパやアロマトリートメントなどのリラクゼーション系のサービスも提供されています。


現在は80以上の作家さんの作品を見て買うことができるとか。

ここに来れば、いつも世界に一つだけの作品に出会えます!


可愛いアクセサリーや雑貨がたくさん!私も記念に可愛いピアスを買って帰りました♪

長府を訪れた記念に、大事な人へのプレゼントに、もちろんお土産にも…

たくさんの作家さんとの出会いが楽しいGINNAさん。


お店は乃木さん通り・乃木神社一ノ鳥居のすぐそばです。


■APPAREL&GIFT GINNA

住所:下関市長府土居の内町6-17

営業時間:10:00~16:00

定休日:日・不定休

TEL: 083-292-0322


この春、長府で歴史と文化を満喫!

今回は、長府庭園・長府毛利邸・忌宮神社など城下町長府の名所を中心に散策するコースをご提案しました!

半日たっぷり使って、ゆっくりと歴史と文化を満喫できるモデルコース、ぜひあなたも楽しんでくださいね。

期間限定のイベントとなりますので「2024城下町長府ひなまつり」をお目当てに訪れる方はお早めにお越しください♪

  • 長府庭園
  • 城下町長府
  • 長府毛利邸
  • 忌宮神社
  • 縁起焼本店
  • 出雲屋
  • APPAREL&GIFT GINNA

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【防府市】春日神社でもお雛様・さげもん展示が♬

春日神社で毎年好評のお雛様さげもんの展示が、今年も2月中旬から楽しめるようです。(詳細はこちら

春の春日神社は見どころが満載!『ハート桜』は例年3月末に満開を迎えます。

記事は昨年度の情報になりますが、春日神社の見所と合わせて駐車場やアクセス情報等もご紹介していますので、ぜひおでかけの参考にしてみてください♬

【防府市】春日神社でもお雛様・さげもん展示が♬

この記事を書いた人

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山口県生まれ、学生時代と新社会人時代を県外で過ごしUターン。
会社員、団体職員を経て、現在は地方暮らしを楽しみながら、リモートワークで秘書・ライターとして仕事をしています。
山口に戻ってきて改めて気づいた魅力や、地域に根付くストーリーをお伝えしていきます。

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