【下関市】長府観光で骨董市を楽しもう!昭和レトロ・西洋アンティークなお宝大集合♪開催日や楽しみ方も!

下関市南部の城下町・長府の忌宮神社(いみのみやじんじゃ)では、毎月第2日曜日に骨董市が開催されており、県内外から約30店舗の骨董屋さんが集まります。江戸時代の土壁や石垣が残る「古江小路(ふるえしょうじ)」や「功山寺」、「長府毛利邸」などの歴史を感じられる観光スポットからも徒歩圏内!周辺にはおしゃれなカフェやランチスポットも点在していますよ。下関へ来たらぜひぜひ立ち寄ってみてください♪
自分にとってのお宝や掘り出し物、お気に入りの一点ものに出逢えるかもしれません。2025年~2026年初頭の開催スケジュールもご紹介します。

※この情報は2025年3月現在のものです。
サキエ
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68pv
【下関市】長府観光で骨董市を楽しもう!昭和レトロ・西洋アンティークなお宝大集合♪開催日や楽しみ方も!

『長府 忌宮神社 骨董市』の開催日と駐車場・アクセス情報

『忌宮神社』は、長府商店街に隣接し長府住民の篤い信仰を集めてきた、由緒正しい歴史のある長門国二ノ宮です。

毎年8月7日から1週間も続く「数方庭祭」は1,800年の歴史を持つ"天下の奇祭"として知られています。

江戸時代の土壁や石垣が城下町の風情を漂わせる「古江小路(ふるえしょうじ)」から徒歩5分、四季折々の景観が美しい「長府毛利邸」から徒歩7分、幕末の志士・高杉晋作が決起した「功山寺」からは徒歩12分の距離で、長府ならではの主要観光スポットからも徒歩圏内。

境内には、四季折々の庭園を眺めながら山口県の郷土料理がいただける日本料理店『宮の内茶寮』あり、長府の城下町巡り・観光旅行にオススメの立ち寄りスポットです。


この境内で原則として毎月第2日曜日に開催される『長府 忌宮神社 骨董市』は、長府の骨董屋さん『古美術達磨堂』による主催で、なんと30年以上も続いているそうです  

店主さんより、2025年秋から2026年初頭までの開催日予定表をいただいたので転載します。

第2日曜ではない開催日もあるので、お気を付けください。


<2025年の『忌宮神社 骨董市』開催日>

10月12日(第2日曜)

11月9日(第2日曜)

12月21日(第3日曜)


<2026年1月~3月の『忌宮神社 骨董市』開催日>

1月25日(第4日曜)

2月8日(第2日曜)

3月8日(第2日曜)


<開催時間>

8時30分~15時


<問い合わせ>

古美術達磨堂:083-246-7252

※この情報は2025年3月現在のものです。変更となる可能性もあります。

※悪天候などで中止になる可能性があります。


<長府 忌宮神社へのアクセス>

●電車

JR山陰本線 長府駅からバスで6分、下関駅からバスで20分(バス停「城下町長府 下車、徒歩3分)

(新下関駅からタクシーで10分)


●車

下関市街地から約20分、下関ICから約15分


<長府 忌宮神社の駐車場>

あり(20台、混雑時は臨時駐車場あり)  

いざ、『長府 忌宮神社 骨董市』へ!

近年、様々なマルシェや蚤の市イベントなども増えてきましたが、「骨董」に純粋に特化した「骨董市」に来るのは、実は初めてです。

そう、つまり私は「骨董市」初心者であり、骨董ビギナー(笑)。

今回が、記念すべき初めての骨董市デビュー戦でありますっ  

古き良き素敵な物との出逢いに期待しつつもちょっぴりドキドキしながら、まずは『忌宮神社』に参拝しました。

拝殿の近くには神社の由緒を説明する電光掲示板もあります。

たくさんの鳩がのんびりと歩く穏やかな境内に、骨董屋さんのテントが並んでいます。


穏やかな空気が流れる境内で

毎回約30店舗が出店

さっそく珍しい糸車を発見!

昔の壺や食器など、いかにも骨董!

西洋風の人形や、グラス類、レトロな古時計

着物の帯、いろんな使い方が頭に浮かぶ♪

ひとつひとつ手に取ってみたい、そば猪口

着物やはぎれ、食器(和洋)、家具、糸ぐるまなどの古道具、レトロなおもちゃや楽器、昔のアートポスター、絵葉書、ブリキやホーローの容器類、民族の装身具や置物、人形、はく製。アクセサリーやボタン、小さな雑貨類などなど…和洋どころか、どこの国のモノなのかわからないものまで、本当にいろんなものがあります!

骨董市の魅力① 店主さんとの会話や交流、値引き交渉についても

江戸時代まで遡るいかにも骨董というモノから、昭和レトロなモノ、そして最近まで大切に使われていただろうモノまで、作られた時代も幅広いです。

さらに、マニアックでディープな感じのするガチな骨董から、気軽に楽しめるヴィンテージ風雑貨など趣も様々なので、あらゆる年代の人が楽しめそう♪

価格はピンキリで、100円~数万円まで様々なので、子どもが買えるものも結構あり、低予算でも充分楽しめます!

実際、私は9歳女子と5歳男子の子連れで行ったのですが、壊れやすそうなものに触らないように注意を促しながらも、見たことのないものや実際に手に取れるものが意外と多く、2人ともとっても楽しんでいました   


猪年の5歳男子は、猪の木彫り人形をおこづかいでGET!

子どもだからとお安くしていただいていたのに、さらに100円値切っていました(苦笑)  

店主さんによると、「骨董市」では値引き交渉・値段交渉は割と一般的だそうで、「猪年なの?それならいいよ!(笑)」と言ってくださり、5歳男子、大変嬉しそうでした♪

事前に骨董市に詳しい友人に値引きについて聞いていたのですが、値切るのにもマナーやモラルが大切で、本気で欲しいけれどちょっと手が出ないというような場合に「これ、いくらか安くなりますか?」とか、複数買う場合に「ちょっとおまけしてくれませんか?」と聞いてみるなど、店主さんとの会話の中で自然に行う値引き交渉は、売り手と買い手がお互いに一期一会を楽しむ文化のようなもの。そういう意識で値引き交渉も体験してみたら?と、アドバイスをもらっていました。

実際「骨董市」では、お店の人とお客さんがほがらかに会話をしている風景が溢れており、どのお店で声を掛けても気さくで話しやすい店主さんばかりでした♪


その後1日中、猪の人形を握りしめていた5歳男子  

店主さんとの交流の思い出が刻まれた愛着のある品との出会い、とても貴重な体験になりました。

  

「これなぁに?」と聞いて、店主さんに説明してもらう5歳男子

骨董市の魅力② 掘り出しものや一点ものとの出会い

そして骨董市の魅力といったら、やっぱり掘り出しものや一点ものとの出会いでしょう。

私にとっての今回の運命の出会いは、こちら!

"笹"で編まれた籠です  

私が手に取って眺めていると、店主さんが「それ、500円でいいよ!」とおっしゃいました。

「え!500円、安くないですか? 

数カ所折れているところがあり、大分経年劣化しているため籠として使用するのは難しいから、とのことでした。

しかし私にとっては、別の用途がすぐ閃きました(笑)

私の家の裏山にたくさんある笹でいつかこういう籠を作ってみたかったので見本にするためと、折れているところを補修して電気のシェードにしたら素敵じゃない?  

「買います!」と即答。

その近くにあった学校の給食室から出たというアルミのボウル(1個300円)も、可愛いしいいろいろ使えそう~♪と、ウキウキ物色させていただきました。

誰かにとっては価値のないものでも、別の誰かにとっては価値ある宝物になる…

そして捨てられそうになっていたものが、また別の場所で輝く…

骨董との出会いって、なんて楽しくって嬉しいことだろう♪

骨董市の魅力③ 古き良きもの、歴史的価値のあるものとの出会い

「骨董市」ならではのいかにも骨董という感じの古道具や、歴史的価値のあるものを直接見られるのもとても楽しかったです。

大判小判のレプリカを飾る額縁や、日本刀、昔のコイン、昔のお面、火鉢、鰹節削器、懐中時計…

店主さんに使い方を聞いて関心したり驚いたり  

1枚目の写真の右側の木製道具、何か分かりますか?

中に炭を入れる容器があり、それが水平を保つためにくるくる回ります。


……はい、大正解!  


これは昔の掘りコタツに入れる、回転式コタツ行火(あんか)でした。

「上手いことできてるね~っ」

と感心していると、もう隣のキューピーちゃんに目移りして、「これなぁに?」「これはね…」

と、途切れない会話に大忙しの私たちでした(笑)。


大分迷って今回は買わなかった、囲碁盤と碁石セット

骨董市の魅力④ まだまだ使える道具が再び輝く!究極のリサイクル

『忌宮神社 骨董市』を端から端まで巡ってみて感じたのは、古いものは良質な素材を使って作られているものが多く、必要とする人の手に渡って再び使用されたり修復することで、再び息を吹き返すサスティナブルな品々が多い!ということ。

ガラクタのようなものからいかにも高そうなものまで、自由にそれぞれの価値を見出すことができるのが、「骨董市」。

その魅力を知ってしまった私は、これからは新品を買う前に「骨董市」をちょっと覗いてみようかな、なんて思っています  

とんかちやノミなど、工具類もまだまだ使えるものばかりでしたよ!

(5歳男子、マイとんかちを300円でGET!)


日本舞踊で使われていたと思われる扇子(100円)、9歳女子が気に入って購入!


木製折り畳みメジャー(500円)、そろばん(200円)は私が気に入って購入♪

この木の椅子も欲しかったが手持ちの予算オーバーで断念… 次回の楽しみに!

境内にある料亭『宮の内茶寮』でランチ

「骨董市」を歩き回ってお腹が空いてきたところで、忌宮神社境内にある日本料理店『宮の内茶寮』でランチをいただくことに。

四季折々の花々が季節ごとの表情を見せてくれる日本庭園を眺めながら、長州の郷土料理がいただけます。

  

池には綺麗な錦鯉が優雅に泳いでいました。

ランチにぴったりの御膳から、会席料理、宴会や祝事・法事、披露宴のお料理の提供もされています。

「宮の内御膳(3,630円)」や「天婦羅御膳(2,310円)、「刺身御膳(2,640円)」、「ふぐ三昧御膳(3,520円~)」など多彩なメニューがある中から、私は山口県のご当地グルメである瓦そばを食べたくて「瓦そば御膳(2,860円)」を、そして子どもたちは「お子さまランチ(低学年向け 1,320円、高学年向け 1,760円)を注文しました。

  

豪華な「お子さまランチ(低学年向け 1,320円)」ちょこっと瓦そばが付いて嬉しい♪

豪華です!!

山口県ご当地グルメの瓦そばにお刺身、天ぷらもたっぷりなのに、小鉢、茶碗蒸し、ご飯、お吸い物、お漬物、デザートまでついて全9品  

パリっとした瓦そばの麺を楽しみながら、新鮮なお刺身や、さすが料亭!と頷く美味しさの天婦羅に舌鼓♪

窓からの贅沢な景色をゆっくり楽しみながら、彩り豊かなお膳を堪能できますよ。

   

[宮の内茶寮 基本情報]

営業時間:11時~14時(O.S 13時30分)、17時~21時(O.S 20時30分)

定休日:不定休

駐車場:あり

骨董市におすすめの持ち物/購入したものの紹介

ランチ後も、「骨董市」を引き続きウロウロ。

14時半を過ぎると片付けを始めるお店が出てきました。

本当はもう少し欲しいものがあったのですが、ボウルなど大きいものを手に持って歩き回っていたら結構疲れてしまい、これ以上重いものを増やせなかったのです  

気に入ったものが思いがけず大きかったり重かったりということもあるので、大きめの袋かバッグがあったらよかったなと思いました。

日差しが強い季節は、ゆっくり見て回るには帽子や熱中症対策も必要です。

また、基本的に現金のみなので、現金の準備も忘れずに!


<骨董市 推奨する持ち物>

・現金(1000円札多め)

・エコバッグや大きめの袋

・手拭き用ウエットティッシュ

・飲み物

・帽子やタオル


<骨董市で購入したもの>

笹籠、アルミのボウル、着物の帯、そろばん、扇子、そして折り畳みメジャーの左側の可愛らしい紙袋に入れていただいたのは…

  

店主の方に手渡していただいた、昔のお金


昔のお金を興味津々で見ていた子どもたちに、1銭とか10銭などのコインを店主さんがプレゼントしてくだったのです。

申し訳ないと断りかけた私ですが、「ぜひ、ぜひ。」と仰るのでありがたく頂戴することにしました。

後の帰り道で、"お店のおじさんが、昔のコインをくれたこと"を、何度も嬉しそうに話していました  


購入したものを広げて写真を撮っていた時に、一人の女性に声をかけられました。

聞くと、その方は「長府毛利邸」や「功山寺」のすぐ近くで骨董屋「有命庵」を営んでおられるとのこと。

ぜひにと誘っていただき、訪ねることに!  

骨董ミラクルな出会いです(笑)。

城下町・長府には骨董屋さんが多い!骨董屋さん巡りのススメ。

「長府毛利邸」や「功山寺」をつなぐ道沿いにある小さな骨董屋さん「有命庵」にやってきました!

中に入ると、きっと驚きます!

小さなスペースに、素敵なもの、面白いもの、不思議なものがやっぱりカオスにひしめき合っています。

  

ひしめき合う、世界観!

美しい和の食器も

店主さんはお茶の先生もされている方で、目利きも確かですがユニークさもあり、小さな店内で何時間でも居られるかも?と思わされるくらいに濃密な空間でした。

不定休ですが、「功山寺」などの観光の際にはふらっと立ち寄ってみてください  

  • 有命庵

「長府毛利邸」から徒歩1、2分ほど歩いたあたりの通り沿いには、今回ご紹介した『長府 忌宮神社 骨董市』を主催されている『古美術 達磨堂』のほか、骨董屋さんやアンティーク雑貨屋さんなどが軒を連ねています。

また、周辺にはおしゃれなカフェも点在しているので、城下町の雰囲気を味わいながら、ぜひ町歩きを楽しんでみてください♪




Column

『古美術 達磨堂』で骨董に触れてみて!

『長府 忌宮神社 骨董市』を長年主催するお店。

旧家の蔵や個人宅から出た品を主に扱っているそうです。

気さくな店主さんがいろいろと教えてくださいますよ!

ぜひ立ち寄ってみてください♪


[古美術 達磨堂]

電話番号:083-246-7252

営業時間:10時~17時

定休日:月曜日・火曜日

※『長府 忌宮神社 骨董市』の日は店舗はお休みの場合があります。

『古美術 達磨堂』で骨董に触れてみて!
たびトモさんが城下町・長府の町並みやおしゃれカフェなどをご紹介した記事もどうぞ!

「長府庭園」や「長府毛利邸」など歴史スポットを巡りながら、城下町の雰囲気やおしゃれカフェを満喫してきた様子をつづる記事「幕末の歴史スポットからおしゃれカフェまで!歴史が残る下関市長府の素敵な町並みで城下町をゆっくり満喫♡」も、ぜひご覧ください♪

たびトモさんが城下町・長府の町並みやおしゃれカフェなどをご紹介した記事もどうぞ!

城下町・長府の観光旅行をさらに特別な想い出に!『忌宮神社 骨董市』のススメ

私にとって初めての骨董市となった、『忌宮神社 骨董市』。

実際に行って見ると、気さくな店主さんたちとほがらかな会話が飛び交うなど、骨董ビギナーや観光客でも気楽に立ち寄れる雰囲気で、とても居心地が良かったです  

城下町の文化が色濃く残る長府にこうして時代も国も越えて集まった骨董品たち、そして店主さんたちとの出会いが、きっと長府観光の思い出をさらに特別なものにしてくれるはずです♪

定期的に毎月開催されているのも嬉しいですね♪

タイミングを合わせて、ぜひとも立ち寄ってくださいませ  

  • 忌宮神社

この記事を書いた人

サキエ

神奈川県で生まれ育つ。20代で海外一人旅にはまり、30代で三重県熊野地方に移住。熊野古道ガイドをしながら地域密着型セレクトショップ「木花堂」を開業。休日は海に潜るか山に登るかのどちらかでした。結婚後、夫の故郷山口県へ引っ越し、40代は育児を楽しみながら、自営業でお弁当作りと草編み作家活動をしています。人生を豊かにする旅やおでかけのきっかけとなるような記事を、子どもたちと一緒に大好きな山口県から発信します!

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