萩市の観光は、萩焼&夏みかんが外せない!女子旅ランチにおすすめのカフェやショップを着物で巡ろう♡

山口県内でも人気の観光地・萩市。
特に5月は萩市の恒例イベント「萩焼まつり」と「夏みかんまつり」が開催され、多くの方で賑わいます。
今回はそんな5月が来る前に、ひと足早くチェックしておきたい、萩市の伝統工芸品・萩焼、そして特産品・夏みかんを満喫できるスポットをたっぷりご紹介します!
池田モト
池田モト
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萩市の観光は、萩焼&夏みかんが外せない!女子旅ランチにおすすめのカフェやショップを着物で巡ろう♡

素敵な萩焼に出会うなら♪こだわりの器が揃うGallery JIBITAへ

まずは素敵な萩焼に出会えるギャラリーショップから行ってみましょう  

萩焼を始め、全国から厳選した陶芸家、ガラス作家などの作品や器を扱う「Gallery JIBITA」。


白が基調の店内は落ち着いた雰囲気で、じっくり吟味しながら自分好みの作品を選ぶことができるほか、1年を通して様々な企画展が開催されていて、新たな作品との出会いも生まれます。


今回は萩焼を中心に見せていただいたのですが、JIBITAで扱う萩焼は従来のイメージとはまた違うスタイリッシュなものが沢山ありました。


特に私がJIBITAで実物を見るのを楽しみにしていたのが、JIBITAがディレクションし製造を萩焼の窯元・天龍窯が担当した「N▶400」シリーズです!

NはNext、400は400年を表し、400年以上歴史がある萩焼の「次の400年に向けての新たな萩焼づくり」という意味だそう。

萩のビーチ「菊ヶ浜」から命名したというブルーのグラデーションが美しい「KIKUGAHAMA」、和にも洋にもなじむ稜線模様が特徴のしのぎボウルやしのぎカップ、海外のアンティークの器を思わせるピューター写しなど、今の暮らしにフィットするシンプルかつ使いやすいデザインで心ときめくものばかりでした!  


そしてこれが萩焼!?と驚いたのが萩焼作家・渋谷英一さんの「地乃器」シリーズ。

金属のような重厚感を感じる見た目と触れた時のざらっとした質感、独特の色合いは唯一無二。

それでいて使いやすそうな形や大きさをしてます。様々な料理を引き立ててくれそうですよね。


女性からの人気が高いというのが山口市の萩焼作家・伴裕子さんの作品。

ほっこりするような優しいデザインをしています。

家の形のオブジェはそのまま飾ってもいいですし、煙を外せば花器になるんですって  


萩の人気作家である濱中史朗さんの作品もありました!

遠目で見るとモノトーンな色合いで非常にシンプルに見えるのですが、近くで見てみると細かなデザインが施されています。


こうしてご紹介しただけでも作家さんによって色、形、雰囲気がまったく違いますよね。

きっとあなたにしっくりくる素敵な器に出会えますよ♡


器が好きで詳しい方、「この作家さんの作品がほしい」など具体的にイメージがある方はもちろん、なんとなく「こういうシーンに合うものないかな」「すてきな器がほしいな」という方でも大丈夫。

店主の熊谷さんご夫婦がイメージに合うものを一緒に選んでくださったり、作品の特徴や作家さんについて丁寧に教えてくださいます  

企画展の開催に合わせて店内のレイアウトは随時変わりますが、並んでいないものでも在庫があれば出していただけるので尋ねてみてくださいね♪


【Gallery JIBITA】

山口県萩市東浜崎町138-6 

電話)0838-22-8725 

Column

伝統的も現代的もどちらも気になったら「萩焼窯元 天龍窯」♪萩焼体験あり!

萩市内には萩焼の窯元がいくつもあり、ショップが併設されているところもありますよ。


「萩焼窯元 天龍窯」では昔ながらの萩焼からモダンなデザインものまで、さまざまなデザインの萩焼を制作しています。


工場に併設された店舗では天龍窯のオリジナル作品はもちろん、他窯の作家の作品や遠方の有名な陶芸家の貴重な作品も展示販売。

アウトレットコーナーもあり、お得にゲットできる萩焼もありますよ♪


ろくろや絵付けなどの萩焼製作体験もできます  

体験は予約優先ですが、空いていれば当日の受付も可能です。


【萩焼窯元 天龍窯】

山口県萩市大字椿3162番地の4

0838-25-2649

※体験の予約は電話もしくは公式サイトから。

伝統的も現代的もどちらも気になったら「萩焼窯元 天龍窯」♪萩焼体験あり!

女子旅で着物散策はいかが?オリジナル萩焼でのおもてなしも。

さて、萩の城下町に移動してきました!

萩の城下町には古い町並みが残っており、着物がよく似合います♪

せっかくなら可愛い着物で散策したい~♡と着物がレンタルできる「Kimono Style Café」へ。

毛利藩士が過ごした築180年を超える古民家を活用しているんですって!


受付をしたら、早速着物を選びます!

100以上の着物の中から好きなものを選べますよ。

パステルカラーの可愛らしいものから、シックで大人っぽいものまでどれも可愛くて迷う~  


春なので、桜柄の着物を選んでみました♪

専属の着物マイスターさんがささっと素早く着付けてくださいます!

もちろん、必要な小物もレンタルできますし(足袋のみ購入か持参)、ヘアセットも+500円でしてもらえるのがうれしいですね  

大満足の仕上がり  普段着物を着ることがないのでテンションも上がります  


Kimono Style Caféは着物がレンタルできるだけでなく、萩焼の器でドリンクや食事が楽しめたり、萩焼などお土産を購入することもできますよ!

着物をレンタルした方には500円以下のドリンクが1杯ついてきます    

今回私が選んだのは「萩珈琲(440円)」。萩の美味しい水を使い、ハンドドリップで丁寧に入れたオリジナルブレンドコーヒーでまろやかなお味。

せっかくなので「萩産夏みかんのシフォンケーキ(400円)」も一緒にいただきました!

夏みかんパウダーが練りこまれていて口に入れるとほんのり夏みかんの香り♡

(※着物レンタルなしの場合は萩珈琲+シフォンケーキのセット(770円)がお得。)

器も夏みかんが描かれた萩焼で可愛い…   

実はカフェで使用している萩焼は、同じものをお土産コーナーで購入できます。

ここでしか買えないオリジナル萩焼がたくさん。

ハンカチや付箋、お菓子など品揃えも豊富なので、お土産をどこで買うか悩んだらぜひ行ってみてくださいね  


【Kimono Style Café】

山口県萩市呉服町2-39

電話)0838-21-7000

※着物レンタル3980円(閉店の18時までに返却)

※着物のレンタルは前日までに要電話予約

まるでタイムスリップ気分!古民家カフェでランチ♪

お腹もすいてきたところでランチに向かったのは、Kimono Style Caféから歩いてすぐの所にある「晦事(コトコト)」。

築200年の町家を改装した、風情漂うお店でカフェ・雑貨が楽しめます。

一歩入ると、店主がセレクトしたというおしゃれな雑貨がたくさん♡

長く大切に使えるものを選び販売しているそうですよ。

その中に萩焼の窯元「大屋窯」の器を発見!

大屋窯では萩で唯一、陶器だけではなく磁器も製造しているんですって。


「晦事(コトコト)」では食事を提供する際にも大屋窯の器を使用しています。

注文したのは「焼きカレーセット ※夏みかんジュース付き(1100円)」。

「スパイシー萩カレーセット※夏みかんジュース付き(1100円)もあります。

じっくり炒めて甘みを出した萩市の「大井の玉葱」、むつみ豚、地元でとれた季節の野菜、バナナやリンゴ、トマトや赤ワインも使用し、さらにブレンドしたスパイスを加えることで複雑な深い味わいのカレー  

焼きカレーにはチーズがたっぷり入っているのでチーズ好きにおすすめ♪

夏みかんジュースは甘酸っぱくてさっぱりした味わい!どちらもリピートしたくなるくらい美味しかったです♡


雰囲気の良い古民家カフェで、くつろぎのひとときを過ごしてくださいね  


【晦事(コトコト)】

山口県萩市呉服町2丁目32

電話)0838-26-7199

水上から見る萩の景色が新鮮!季節ごとでコースが変わる萩八景遊覧船

お腹もいっぱいになったところで、晦事から歩いて約20分の所にある「萩八景遊覧船」に乗ることに  

※運航を休止していた遊覧船は、2024/9/14~運行を再開します。


気候も良いこの季節、特におすすめ!

予約無しで乗ることができ、随時運航しています。


遊覧船に乗る際には、安全のためライフジャケットを着用しましょう!

さぁ、出発です!

萩城跡横の指月橋をスタートし、萩城の疎水を通って橋本川に入り、堀内伝建地区内や平安古伝建地区内の武家屋敷群、旧田中別邸、萩八景の玉江を巡るコース。

これまで何度も萩には遊びに来ましたが、川からじっくり眺めたことはなかったので新鮮!

ただ景色を眺めるだけではなく、船頭さんの冗談やクイズを織り交ぜた軽快なトークで萩の歴史を楽しく知ることができます  

萩城が実は想像以上に大きかったことや、徳川家康と毛利氏の関係など歴史が苦手な私も面白いなと感じました。

水上から見る景色も美しく、特に海へ出た時の開けた視界が最高!橋の下を通る際には船の屋根が下がってくるという仕掛けに驚き、あっという間に時間が過ぎてしまいました!  

取材した日は通常コースでの運行でしたが、季節によって桜鑑賞コース、日本海鑑賞コース、夕日鑑賞コースなどもあり、その季節の美しい萩の景色を眺めることができますよ。

私もまた違うコースの運行時期に乗ってみたいな♪


【萩八景遊覧船】

萩市堀内122-1 指月橋そば

電話)0838-21-7708

運航時期)3月~11月

運航料金)大人1200円 小人600円

夏みかんといえばここ!記念撮影にもおすすめな柑橘だらけの公園!

まだまだ萩観光は続きます!向かったのは「かんきつ公園」。

萩八景遊覧船から歩いて約30分のところにあります。

平安古伝建地区の一角、田中義一別邸北側にあり、5月に行われる「萩・夏みかんまつり」の開催場所でもあります。


敷地内には約100本の夏みかんをはじめ、甘夏や橙など柑橘類10種、約380本が植えられています。

敷地も広く、歩いても歩いても柑橘だらけ!

取材に伺った3月はまだ夏みかんの花はついていませんでしたが、5月上旬~中旬ごろにかけて夏みかんが白い花を咲かせると、香水をまいたように公園全体が甘いお花の香りに包まれるんですよ。


萩城下町からは車で約3分、徒歩だと20分ぐらいかかりますが、萩らしい景色に出会えるので着物での記念撮影にもおすすめです。


【かんきつ公園】

萩市平安古町164


一子相伝の伝統技法!お土産も自分用も欲しくなるとっておきの夏みかん菓子♡

夏みかんを見た後は美味しい夏みかんグルメもチェックしましょう~  

かんきつ公園から車で約6分、元祖夏みかん菓子といえば安政5年創業の老舗「光國本店」。

明治9年に初めて萩に蜜柑が植えられ、そこからあらゆる研究の末、明治13年にやっと納得のいく商品が出来たそう。

大きな夏みかんが描かれたレトロな看板が目印です!

この看板と記念撮影される方も多いそうですよ  


店舗の裏に工場があるので、すでに夏みかんのいい香りがします!


イチオシのお土産は、ユニークでインパクトある見た目の「夏蜜柑丸漬」。

伝統の製法で5日間かけて手作業で作られています。

皮を漬け込む蜜は、このお菓子が誕生した大正5年から継ぎ足し使っているそう。

皮のほろ苦さも残しつつ蜜の染み込んだ皮と、中にたっぷり詰まった羊羹のバランスが良いんですー  


夏みかんの皮を細く切り糖蜜で煮た「萩乃薫」もお土産の定番。

袋入り、箱入りの大・小、壺入り、木箱入りの大・中・小、萩焼入りなど、大きさや包みも様々なものがあってシーンに合わせて選べるのも嬉しい♪

箱入りには夏みかんの果肉の形をした琥珀かんも入っていたり、9月~11月の3か月は若い夏みかんを使った「青切り」が入っています。

私もものすごく好きで、買うとすぐに食べきってしまうぐらい!私のイチオシです  


そして、全国にファンがいるというレトロなパッケージの「夏みかんマーマレード」。

実と皮の両方がたっぷり入っています。

使い方は無限大で、パンにつけても、ヨーグルトやアイスにかけても、お湯に溶かして飲んでも美味しいんですよー♪


お土産も自分用も欲しくなる老舗の夏みかん菓子、食べてみてくださいね  


【光國本店】

山口県萩市大字熊谷町41 

電話)0838-22-0239 

Column

萩に来たらこれ食べなきゃ!個性豊かな夏みかんソフトクリーム

もう一つ、萩ではずせない夏みかんグルメが「夏みかんソフトクリーム」。お店によって色や味も違います  

今回は萩城下町にある「お食事処 わらじ」の夏みかんソフトクリーム(店内440円、テイクアウト400円)をいただきました!

ソフトクリーム自体はほんのり黄色で、夏みかんそのものの色なんだそう。

一口食べると優しく夏みかんが香る、甘酸っぱくて爽やかなソフトクリームです。


【お食事処 わらじ】

萩市呉服町1-4

電話)0838-22-6100 

萩に来たらこれ食べなきゃ!個性豊かな夏みかんソフトクリーム

萩の定番「萩焼」と「夏みかん」に会いに来て♪

今回の旅では萩焼や夏みかんにまつわるスポットを中心に巡りました  

萩焼は、私自身高級で特別な時に使うものというイメージが強かったのですが、実際にお店で使い、様々なタイプの萩焼を見たことでイメージが変わりました。

お手ごろな価格のものもあるし、日常に取り入れやすい現代風のもの沢山あって、食事をもっと楽しくしてくれるお気に入りの萩焼を少しずつ集めてみたいなと思うようになりました♡


着物で散策や萩八景遊覧船といった定番の観光コンテンツも、萩に初めて来られる方はもちろん、意外と定番の観光をしていなかったなという方は、暖かくて過ごしやすいこの季節に体験してみてくださいね♪


5月には「萩焼まつり」と「夏みかんまつり」が行われます!

萩焼まつりは2023年5月1日(月)~5日(金・祝)、夏みかんまつりは2023年5月13日(土)~5月14日(日)の予定。

県内外から多くの方が訪れ、いつも以上に萩が賑わう人気のお祭りを萩観光と共に楽しんでくださいね  

この記事を書いた人

池田モト

生まれ育った山口県がぶち好きなんちゃ!1児(3歳)のママ。趣味はおでかけ、特技はお出かけの情報収集。

山口県を拠点にフリーアナウンサー、取材力を活かしてライターとしても活動しています。

「もっと山口が好きになる・知りたくなる・行ってみたくなる」山口県にある数えきれない魅力を県内外に発信していきます!

池田モト