美祢市│ 「白」の石灰岩でできた秋吉台・秋芳洞の大地の歴史を紐解くジオツアーを体験│Mine秋吉台ジオパーク[PR]

2026年4月「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されたMine秋吉台ジオパーク。雄大なカルスト台地や、日本最大級の鍾乳洞「秋芳洞」は、全国的にも有名な観光地です。

どちらも初めての山口県観光で訪れる方も多い人気の絶景スポットですが、せっかくならちょっと視点を変えて、知的好奇心をくすぐられる体験をしてみるのはいかがでしょうか。

今回は、秋吉台カルスト台地と秋芳洞を形成する“石灰岩”に焦点をあてたジオガイドツアーに参加。
地質(ジオ)の歴史を紐解いていくと、気づけば億単位という圧倒的なスケールの時間軸に想いを馳せることに。地球の壮大な営みを目の前にし、「人間ってなんてちっぽけなんだろう」と心地よい解放感すら感じられる体験でした。
ただ景観を眺めるだけでは決して味わえない、そんな特別な景色と気づきがここにはありました。

※この記事の情報は2026年7月時点のものです。ツアーの行程や所要時間、流れは当日の状況により変わる可能性があります。
三山 てらこ
三山 てらこ
146pv
美祢市│ 「白」の石灰岩でできた秋吉台・秋芳洞の大地の歴史を紐解くジオツアーを体験│Mine秋吉台ジオパーク[PR]

はじめに│Mine秋吉台ジオパーク「3つのジオツアー」

Mine秋吉台ジオパークでは、かつて地域の産業を支え、現在もまちの発展を支える「地下資源」にスポットを当てた3つのジオツアーを開催しています。

・石灰岩(白)コース:カルスト台地と秋芳洞の成り立ちを知る

・石炭(黒)コース:近代日本の産業を支えた大嶺炭田(おおみねたんでん)を巡る

・銅(赤)コース:奈良の大仏に使われた銅の採掘場、長登銅山跡(ながのぼりどうざんあと)を辿る 

ツアーでは、ガイドによる解説のもと、それぞれの資源について、成り立ちや産業との関わりを楽しく学ぶことができます。


今回はその中から、石灰岩にスポットを当てた「秋吉台と洞窟 11のコース」の中から、約2kmを約2時間でめぐる「秋吉台と秋芳洞コース」の体験レポートをお届けします。


\ツアー詳細・お申し込みはこちら/

Column

特集「Mine秋吉台ジオパークとは?白・黒・赤の大地と、世界が認めた地域の力」

山口県美祢市の「Mine秋吉台ジオパーク」が、2026年4月にユネスコ世界ジオパークに認定されました。秋吉台の絶景だけではありません。白い石灰岩、黒い無煙炭、赤い銅。3色の地質が語る地球の歴史と、それを守り続けてきた人々の活動が、世界に認められました。Mine秋吉台ジオパーク推進協議会への取材をもとに、ジオパークとは何か、認定の意義から見どころ・ジオツアーの楽しみ方まで、現地からお伝えします。

カルスト展望台そば「Karstar(カルスター)」からスタート

集合場所は、Mine秋吉台ジオパークセンター「Karstar(カルスター)」。カルスト展望台の隣にある、ジオパークの情報発信拠点でありながら、カフェや無料休憩スペースとしても利用できる施設です。


出発前にはガイドさんからツアーの概要や、これから始まるツアーがさらに面白くなるための、秋吉台と石灰岩に関する基礎知識を教えてもらいました。

ガイドさんが手にしている解説資料。このあとのツアーでたびたび出てきますが、これがとっても分かりやすいんです。

まずは秋吉台の石灰岩や台地がどうやってできたのか、図を見ながら解説していただきました。

・もともとは大洋で誕生した海底火山の頂上で成長したサンゴ礁だったこと

・プレート運動により長い年月をかけて大陸まで運ばれたこと

・これらにかかった年月がなんと「約3億5,000万年」であること

など、あまりにもダイナミックなストーリーに開始直後から驚きの連続。

そのため、海に面していない美祢市ですが、実は秋吉台からはサンゴやフズリナ、ウミユリなど海の生き物の化石がたくさん見つかっているそうです。



もうひとつ、ガイドさんの解説で驚いたのが、石灰岩の「数」のお話。

秋吉台と言えば、草原からたくさんの石灰岩が顔を出し、羊の群れのように見える光景が特徴ですよね。


ではこの草原に並ぶ無数の石灰岩、全部でいくつあると思いますか? 



実は、答えは「1つ」なんだそう。

「どういうこと⁉」と思う方もいるかもしれませんが、実は地表に見えている石灰岩は、地下深くでは大きな岩盤としてひと続きになっているそうです。

そしてこの事実は、後ほど訪れる鍾乳洞「秋芳洞」の成り立ちにも大きく関係するのだとか。


地球規模の壮大なお話に胸がワクワクしたところで、いよいよその秋吉台へ出発です。

「若竹山」からカルスト台地の景色を一望

カルスターを出発し、まずは「若竹山(わかたけやま)」を目指します。

秋吉台には、標高200~400m台の山々が10以上存在しますが、その中でも若竹山は最も標高が低い253.4m。カルスト展望台やカルスターから1番近い場所にあるため、トレッキング初心者でも気軽に登ることができます。

道中では、秋吉台に生息する草花についても解説していただきました。

広大な景色を眺めるのも気持ちが良いですが、足元の植物1つ1つに目を向け、その生態について知ることができるのも、ジオガイドツアーの醍醐味です。


ちなみにガイドさんは野鳥に関する知識や資料もお持ちだそうで、参加者の興味や季節に合わせて、さまざまな角度から秋吉台の魅力を教えてくださいます。



若竹山の頂上から台地を眺めると、あちこちにあるゆるやかなくぼみも良く分かりました。

このくぼみの秘密は、次に向かう「妙見原(みょうげんばら)」で詳しく知ることができます。

「妙見原」で見つけた、秋吉台の人々の営み

カルスト展望台の北側に広がる「妙見原(みょうけんばら)」は高低差が小さく歩きやすい一帯で、ハイキングやウォーキングにもぴったり。

ここでも、緑の草原に白い石灰岩が点在する、秋吉台らしい景色が続きますが、ところどころに木が生えている場所があることに気づきました。



実はこれ、すぐそばの石灰岩のおかげで、山焼きの影響を受けずに生き残った木なのだそう。


秋吉台では毎年2月頃に、春の芽吹きを迎えるための「山焼き」が行われることで有名です。 これは単に美しい景観を維持するためだけでなく、かつて牛や馬の餌(かや)となっていた秋吉台の草地を、良質に保つために始められた人々の暮らしの知恵でもあります。 

台地のくぼみ「ドリーネ」が果たしていた役割とは?

もうひとつ、この地域の人々の暮らしにまつわるお話を教えていただきました。

それが、先ほど妙見原でも見えた、台地のくぼみ。これは「ドリーネ」と呼ばれ、雨水が石灰岩の割れ目に集まり、岩を少しずつ溶かすことでできたくぼみだそうです。



ドリーネの中は、水はけがよいことから、昔は根菜類を栽培する畑として活用されていたそう。それが、現在も美祢市の名産品として人気の「美東ごぼう」です。



若竹山から眺めた丸いくぼみを、妙見原ではすぐそばから確認。写真や山頂からは小さく見えるくぼみも、近くで見ると想像よりも大きく、迫力満点でした。このくぼみを毎日上り下りしていた昔の人を、ただただ尊敬します……。


秋吉台の散策では、地球規模の壮大なストーリーが少しずつ私たちの身近な暮らしの話へと結びついていき、3億5000万年以上も前の出来事が今の生活とつながっているのだと実感できました。


そのスケール感と不思議な感覚に包まれながら、続いては秋吉台の地下に広がる「秋芳洞」へと向かいましょう。

Column

美東ごぼうを使ったご当地グルメ「ごぼう麺」を食べよう

地元ライターが、秋吉台や秋芳洞の近くで味わえる名物「ごぼう麺」を徹底解説!美祢市の特産「美東ごぼう」を使ったご当地グルメの魅力や食べ方、人気店「観光会館 安富屋」のランチ情報、さらにおすすめのお土産も紹介します。

美東ごぼうを使ったご当地グルメ「ごぼう麺」を食べよう

石灰岩の地下世界へ。日本最大級の鍾乳洞「秋芳洞」

カルスターから秋芳洞の入口となる「黒谷口」へは、自分の車を使って移動します。(約3分)

入口で入洞料を支払ったら、全長187mの「3億年のタイムトンネル」を通り、いざ入洞!正面口へ向かって観光コースを歩きます。



洞内に入ると、屋外の暑さから一転。空気が肌にひんやりと触れます。歩いて少し疲れた体が、ほどよく冷たい空気でクールダウンされて心地よい……!!

ちなみに秋芳洞の気温は1年を通して約17℃で、冬は逆に暖かく感じられるそう。一年を通じて快適に過ごせるのも魅力です。


照明の先には岩肌が浮かび、明るい草原から景色が一変しています。ですが、地上とは大きく雰囲気が異なるここも、地上で見てきたものと同じ石灰岩の世界。



雨水は空気中や土の中の二酸化炭素を取り込むことで、弱い酸性になります。その雨水が石灰岩の割れ目を少しずつ溶かし、長い年月をかけて膨大な洞窟を作り上げてきました。

地上に広がるドリーネと地下の洞窟は、いまも水の通り道でしっかりつながっているそうです。


1滴1滴の水が溶かすことで、これほどまでに広大な洞窟が作られるなんて……。気の遠くなるような時間の長さを考えると、ただただ圧倒されてしまいます。まさに想像を絶する地球の営みです。


秋芳洞では、長い年月をかけて生み出された自然の造形美の数々を目にすることができ、ガイドさんから成り立ちも解説していただけます。



この天井から下へ伸びるのは「つらら石」、床からタケノコのように伸びるのは「石筍(せきじゅん)」。

水に溶けた炭酸カルシウムが洞内で再び結晶となり、少しずつ形づくられ、上下から伸びた2つがつながると「石柱」になるのだそうです。



秋芳洞の代表的なスポットである「百枚皿」は、斜面を流れた水に含まれる石灰分が水たまりの縁にたまり、皿のような形が連なったもの。大きなものは直径3〜4mほどあります。

名前は百枚ですが、実際には500枚以上あるのだとか。

洞内で目を引いたのが「クラゲの滝のぼり」。壁や斜面を流れた水によってできたフローストーンで、何匹ものクラゲが滝を上っているような形から、この名前が付けられています。名前を聞いてから眺めると、丸い部分や細く伸びた部分をつい一つずつ追ってしまいます。


また、同じフローストーンには、さらに巨大な「黄金柱」も。



誰もが知る、あの国民的怪獣のような形をした岩もありました。


石灰岩が織りなす造形美を眺めるだけでも、見応え十分な秋芳洞。けれど、秋吉台の成り立ちや、カルスト台地と鍾乳洞の深いつながりを学んでから対面する景色は、ひと味もふた味も違った奥深さを見せてくれました。



約1kmにおよぶ観光コースを歩き、ゴールの正面口へ抜けたときには、清々しい達成感と満足感に包まれていました。 

ジオガイドで知る、秋吉台と秋芳洞の知られざる奥深さ

今回のガイドツアーに参加するまで、私にとって秋吉台と秋芳洞は単なる「綺麗な絶景」に過ぎませんでした。けれど、約2kmの道のりを歩き終えた今、景色の向こうに「かつてこの石灰岩がサンゴ礁だった時代」が重なって見えます。

目の前に広がっていたのは、地球が何億年もの歳月をかけて紡いできた壮大なドラマと、計り知れない神秘そのものでした。

次に秋吉台を歩くときは、白い岩をただの景色として通り過ぎることはなさそう。足元に広がるくぼみや岩の割れ目に、今度は自分から足を止めてしまいそうです。

Column

ガイドツアー参加時の服装や持ち物は?

秋吉台のトレッキングコースや秋芳洞の観光コースには一部階段があります。また洞内の通路は濡れている箇所もあるため、滑りにくく歩きやすい靴が必須です。両手が空くカバンや長袖・長ズボンだと、虫やけがにも備えられます。秋芳洞の中は年間を通して約17℃と、外気との差があるため、羽織りなど調整ができる服装だと安心です。

ガイドツアー参加時の服装や持ち物は?

Mine秋吉台ジオパーク「3つのジオツアー」で大地の歴史を辿ろう

Mine秋吉台ジオパークでは、今回ご紹介したコースのほかにも、地域の歴史や自然の成り立ちを楽しく学べるガイドツアーを開催しています。

・石灰石(白)コース:カルスト台地の恵みと現代の暮らしのつながりを学ぶ

・石炭(黒)コース:近代日本の産業を支えた大嶺炭田を巡る 

・銅(赤)コース:奈良の大仏にも使われた古代の歴史ロマンを辿る

 

ガイドさんの解説を聞きながら巡ることで、普段の観光とは一味違う美祢の面白さに出会えます。

ぜひ気になるコースに参加して、大地の恵みと人々の歴史を体感してみてください。


\ツアー詳細・お申し込みはこちら/

Column

【関連記事】美祢市│炭鉱跡とかつての炭鉱町を巡るジオガイドツアーを体験│Mine秋吉台ジオパーク[PR]

絶景で知られるMine秋吉台ジオパークは、かつて日本を支えた「石炭」の産地でもありました。世界的にも珍しい無煙炭を掘り出した大嶺炭田は、海軍の燃料にも使われた歴史を持ちます。炭鉱や住宅の跡地を巡るガイドツアーに参加すると、当時の人々の生活の息遣いと、約2億年前から続く地球の壮大な歴史が響き合います。

【関連記事】美祢市│炭鉱跡とかつての炭鉱町を巡るジオガイドツアーを体験│Mine秋吉台ジオパーク[PR]
【関連記事】美祢市│奈良の大仏の銅は山口県から?銅山跡を歩くジオツアーを体験│Mine秋吉台ジオパーク[PR]

奈良・東大寺の大仏を支えた銅のふるさと。それが2026年4月にユネスコ世界ジオパークに認定された、山口県の「Mine秋吉台ジオパーク」にある「長登銅山跡」。奈良時代から続く日本最古級の国営銅山跡です。ガイドツアーで歴史の足跡を徒歩で辿れば、まるで当時の歴史の渦中へとタイムスリップした感覚を味わえます。

【関連記事】美祢市│奈良の大仏の銅は山口県から?銅山跡を歩くジオツアーを体験│Mine秋吉台ジオパーク[PR]
特集「Mine秋吉台ジオパークとは?白・黒・赤の大地と、世界が認めた地域の力」

山口県美祢市の「Mine秋吉台ジオパーク」が、2026年4月にユネスコ世界ジオパークに認定されました。秋吉台の絶景だけではありません。白い石灰岩、黒い無煙炭、赤い銅。3色の地質が語る地球の歴史と、それを守り続けてきた人々の活動が、世界に認められました。Mine秋吉台ジオパーク推進協議会への取材をもとに、ジオパークとは何か、認定の意義から見どころ・ジオツアーの楽しみ方まで、現地からお伝えします

特集「Mine秋吉台ジオパークとは?白・黒・赤の大地と、世界が認めた地域の力」

この記事を書いた人

三山 てらこ

横浜生まれ横浜育ち。下関市に最近移住したライター。都内で飲食店を数十件以上取材。銃弾を防ぐ少年団と、ポケットに入るモンスターも大好き。

記事一覧
三山 てらこ

このページを見ている人は、
こんなページも見ています

[title]

[title]

[title]

[title]

[title]

[title]

[title]

[title]

[title]

[title]
ページトップへ