【2024】SLやまぐち号で行く津和野町観光!子供と楽しめる3時間モデルコース
今回は親子でSLやまぐち号に乗り津和野町の日帰り旅行へ。絶対に外せない「太皷谷稲成神社」やお土産にぴったりの名物「源氏巻」手作り体験、話題のカフェで味わう絶品スイーツまで、津和野駅到着から復路出発までの、約3時間をたっぷり満喫できるおすすめコースをご紹介します。
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「SLやまぐち号」は新山口駅~津和野駅間を走る臨時快速列車!
山口県の方なら誰もが知っている「SLやまぐち号」。心に響く汽笛と迫力満点の煙、線路上を力強く走るその姿は、鉄道ファンのみならず多くの人々を魅了し続けてきました。
そんな「SLやまぐち号」も復活運転から45周年!変わることなく愛され続ける臨時快速列車です。
毎年、特にサマーシーズンは小さなお子さま連れの方などで大きく賑わいます。チケットを取るのも早めの予約が必須!
「SLやまぐち号」は新山口駅~津和野駅間を運行。今回は途中の山口駅から乗車することにしました。
Column
特集『2024年SLやまぐち号復活!』
車内の楽しみ方・撮影スポット、予約方法などご紹介!
運行日や予約方法、気になる客車の様子や新山口駅で買えるお弁当まで、SLやまぐち号の魅力を存分に紹介しています。
レトロな車内からは大自然が一望できる!
いざ「SLやまぐち号」に乗車!復活45周年記念式典も行われたことから、当日は満席。
レトロな車内は、ぜひご自身の目で確かめてみてくださいね。
津和野駅までの道中、車窓に流れる山口県の豊かな大自然。普段、気にも留めなかった山々や田園風景は心を穏やかにしてくれました。
途中、一部の停車駅では車外に出る時間も少しずつ設けてあり、煙を噴き上げる姿も撮影できますよ!
車内展示や地福駅での一時停車など、道中にも楽しみが♪
3号車では「山口蒸気機関車」時代の制帽や合図灯など、歴史的にも貴重な展示品が飾られていました。
ほかにも「SLやまぐち号」のヘッドマークや図面なども。
記念撮影にうってつけ!「SLやまぐち号操縦室」のレプリカに上り運転専用、予約制の運転シミュレーション。
わが家の次男もちゃっかり…。車掌気分を味わえるので、鉄道好きのお子様もきっと喜びますよ♪
新山口駅~津和野駅間で一番の注目ポイント、それが「地福駅」です!
ここではなんと線路の真ん中から「SLやまぐち号」を撮影することができますよ!
前面だけでなく操縦室も撮影可能!漆黒の車体は、当時の面影を色濃く映し出しています。
まさに鉄道のテーマパーク!「SLやまぐち号」をひと目見るため、チケットが取れなかった方も多く訪れていました。
停車時間は約15分、慌てずゆっくりと写真撮影できますよ
「地福駅」を出発すると、終点の津和野駅まではあと僅か。途中、さまざまなポイントで鉄道ファンの方が「SLやまぐち号」の姿を撮影されていらっしゃいます!
その後もゆったりと流れる緑の世界。地元・山口の素晴らしさを改めて実感しました!
山口駅~津和野駅の所要時間は約2時間。車内の展示品や車窓の美しい風景を楽しんでいると、あっという間に感じました。
スポット①:まずは「津和野駅」で写真撮影!
いよいよ終着点、島根県津和野町の「津和野駅」に到着。といっても山口市のお隣。実は「山口県だと思ってた…」方も多いのでは?
到着してすぐに絶好のシャッターチャンスが到来です!
停車後、約30分ほど津和野駅に滞在する「SLやまぐち号」は撮り放題!なかなかお目にかかれないヘッドマークも鮮明に!
「つわみん」がお出迎えしてくれました
駅の待合室前では、津和野町のイメージアップキャラクターのかわいい頭飾りは、津和野町の弥栄神社に伝わる古典芸能神事「鷺舞(さぎまい)」の舞い手が身につける飾りがモチーフになっているそうです!
※つわみんのお出迎えは記念式典の催しの一環のため、通常はございません。
駅を出てすぐの右手側には、実物そっくり「SLやまぐち号」の巨大オブジェ!皆さんもここで家族写真を撮られていました。
ぜひここで思い出の1枚を収めてくださいね!
貴重!「転車台」での列車の方向転換は必見!
駅を出て左手側へ、津和野町の穏やかで柔らかい街並みを眺めながら歩くこと約5分。そこには日本でも非常に珍しい「転車台」が待っています。
汽笛を上げ、ゆっくりと向きを変える「SLやまぐち号」の貴重な姿が見られることから、鉄道ファンの間では「聖地」と呼ばれる場所です!
撮影スポットとしても有名な転車台には、いつも大勢の方がカメラ片手に訪れます。
「SLやまぐち号」が津和野駅に到着し、転車台に向かうまで約20分。ぜひ下車後の姿も堪能してみてくださいね。
今回、転車台での方向転換の様子を動画で撮影することができました
スポット②:津和野銘菓・源氏巻きを手作り体験!オリジナルの美味しさに大興奮!
転車台を後にしたら、駅前のロータリーから直進の「駅通り」を歩きましょう。そこには津和野町の美しい街並みが広がります!
その後、昔ながらのお食事処や物産店が建ち並ぶ「本町通り」を進み、やって来たのは「竹風軒(ちくふうけん) 本町店」さん。
こちらのお店では津和野銘菓の「源氏巻き」はもちろん、島根県を代表する和菓子などを購入することができます。洗練された店内は「和」で溢れ、心安らぐひととき。
「SLやまぐち号」の運行日には、なんと源氏巻き手作り体験もできちゃいますよ!
看板に書かれた「ちょっと焼いてみませんか」の文字。果たして、言葉どおり簡単に焼けるのでしょうか?
優しい菓子職人さんに説明をいただきながら、一生懸命作りましょう。
中学生になったお兄ちゃんも、手作り体験は楽しいようです
生地内の餡もしっかり形を整えて、丁寧に焼いていきます。
こうして見ていると、いかに菓子職人さんの技術が素晴らしいものなのか、よく分かりました
熱々の鉄板に注意しながら、クルっと上手にひっくり返せば…。
大成功 世界でひとつだけの「オリジナル源氏巻き」が完成!
手作りの源氏巻き、お土産としてテイクアウトするほかに、店内にてできたてをいただくこともできますよ!
ちなみに、わが家は次男の要望により祖父母へのお土産となりました。
「源氏巻き手作り体験」は、自分の手でなにかを作り上げる大切さも学ばせてくれました。所要時間は約15分、親子で兄弟姉妹で家族全員で!ぜひ実践してみてくださいね。
Column
竹風軒はお土産探しにもピッタリ!
明治18年より続く「竹風軒」は、津和野町内に4店舗を構える地域に根付いた老舗和菓子店。伝統的なものから新しい時代にマッチしたものまで、豊富な種類の和菓子を作っています。
ここ本町店は直営店随一の品揃えで、源氏巻の手焼き体験も本町店限定の特別な体験です。お土産をお探しの方、一度立ち寄ってみてはいかかでしょうか?
スポット③:古都に溶け込んだアートの世界!?絶品スイーツが自慢のカフェ!
「本町通り」から路地裏に向かうと、津和野の街並みと融合したカフェがあります。
こちらのお店は「CAFE SARAJYA(カフェ サラジャ)」さん。津和野町の雰囲気を崩さず、それでいてスマートな店内!なんともおしゃれでクール
テイクアウトやお土産のクッキー缶などで彩られた1F、ゆっくりくとろげる2F。
もとは居酒屋だった店内を、オーナーとご家族の皆さんがDIYでリフォームされたそうです。
SARAJYAさんのおすすめメニュー「ほぼ苺のスムージー」は、水も氷も使用することなく作られた、まさに絶品スイーツ!
濃厚なのに爽やか、ほどよくて後を引かない甘さ。鮮やかで淡いピンク色と新鮮な苺の香り…。最後のひとくちまで楽しめました♪
地産地消、身体にも心にも優しい新鮮な素材。フォトグラファーとしても活動されていらっしゃるオーナーのこだわりが至るところに感じられます。
看板娘の琴音さん。素敵な笑顔でお見送りしてくれました
アートのような空間の「CAFE SARAJYA」は、旅の疲れも吹き飛ばしてくれる最高のカフェです!
【CAFE SARAJYA 詳細】
・営業時間 木~日曜、祝祭日 12:00~17:00
・客席 6席
・駐車場あり
※その他、営業時間等の変動あり。Instagramでご確認ください。
スポット④:巨大な鯉に大興奮!本町通り~殿町通り
美味しいスイーツでひと息ついたら、津和野町を代表する観光スポットの太鼓谷稲荷神社を目指しましょう。
神社までは、本町通り~殿町通りを進んでいきます。
歴史の残る家屋、情緒あふれる街並みは心を落ち着かせます。
道路脇には延々と続く掘割(ほりわり)、そこを眺めると…。
なんとも巨大!カラフルな鯉が群を成して泳いでいます とにかくデカい!
津和野町では1600年頃の坂崎出羽守(さかざきでわのかみ)が藩主の時代から鯉を飼い始めたといわれており(※諸説あり)、いまでは町全体に人口を超えるほどの鯉が泳いでいるそうです。
少し歩いた先には、鯉のエサ販売(無人)もされていますので、エサやり体験もできますよ!
空から舞い落ちる食料に狂喜乱舞の鯉!コイ!こい!
「こっちの鯉たちはあげたから、あっちの鯉たちにもあげよう!」と、子供たちも楽しそうです
自然のなかで遊ぶ機会も少なくなりましたが、こうして生き物とふれあうことは今も変わらず大切な経験ですね。
こんな些細な時間でも、家族にとってかけがえのない思い出となりました♪
時間に余裕がある際は、コミュニティセンター内でぜひ記念写真をどうぞ。
津和野町の子供たちは、祭事などでこの衣装を身にまとい、子鷺おどりを舞うそうです。
町全体が盛り上がるお祭り、一度は訪れてみたいなと感じました
スポット⑤:日本五大稲荷・太鼓谷稲成神社で運気アップ!
鯉と仲良く?ふれあった後は津和野町を代表する観光スポット、日本五大稲荷のひとつでもある「太皷谷稲成神社」へ。
約300m、ズラリと並ぶ「千本鳥居」をくぐり抜けながら登っていくのも楽しみのひとつです
稲荷ではなく「稲成」と表記しますが、同じく「いなり」と読みます。津和野藩主亀井矩貞(かめいのりさだ)公の思いにより、お願いごとがよく叶うように、つまりは願望成就・大願成就などの意味が込められているそうです。
商売繁盛、開運厄除の神様として信仰を集めており、特にお正月は毎年大勢の参拝客で賑わいます。
境内は朱色が鮮やか、とても美しい
「記事がひとりでも多くの方に読んでもらえますように…」と、切実な願いを込めて。
さまざまなおみくじにお守り、家内安全、健康第一、商売繁盛、商売繁盛、商売繁盛…。
狐・黒狐が施された御朱印帳も実に美しい!
境内からの見晴らし良好!津和野の町全体を眺めることもできます。
津和野町の魅力と歴史がギュッと詰まった太皷谷稲成神社、旅のメインにしてみてはいかがでしょうか?
何度だってリピートしたい!「SLやまぐち号」で素敵な親子旅!
あっという間の3時間、16時過ぎには津和野町を出発です。
紹介しきれなかった観光スポットもたくさんあったので、またいつか家族で再訪しようと思います。
今回の旅では家族とのふれあい、自然の美しさ、深い歴史、さまざまなことを学ぶことができました!
「SLやまぐち号」は山口県の宝物。いつまでも元気に走り続けて欲しいと願う一日でした♪津和野町へ行く際は、ぜひ「SLやまぐち号」で鉄道旅を楽しんでくださいね
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- 竹風軒 本町店
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- 津和野町コミュニティセンター
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まだまだたくさん!津和野町の観光スポット
津和野町には自然や歴史を感じるスポットがたくさん。
親子で楽しめるアクティビティや、歴史的な名所など、子供から大人まで楽しめるスポットをご紹介します。