『NATAJIMA-BASE』山口市の人気カフェ兼民宿で絶品ランチ&スイーツ!宿情報もご紹介

山口市名田島の田園地帯に佇む古民家カフェ「NATAJIMA-BASE(ナタジマベース)」。SNSをきっかけに訪れる人も多い話題のお店で、人気メニューのパスタやスイーツを味わってきました!
併設する民宿スペースは、国内外のバックパッカーが宿泊できるゲストハウスとして、またイベントスペースとして、人々の交流の場にもなっています。
山口市がニューヨークタイムズで「2024年に行くべき52か所」として3番目に紹介され、旅先としても注目度が高まっている今、山口の人々の生活や温かさに直接触れられるNATAJIMA-BASEは、自分流の旅を楽しみたい人におすすめです!

※この記事は2024年7月時点の情報です。
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『NATAJIMA-BASE』山口市の人気カフェ兼民宿で絶品ランチ&スイーツ!宿情報もご紹介

NATAJIMA-BASEってどんなところ?


やってきたのは山口市名田島。JR新山口駅から車で10分、徒歩だと40分くらいの場所。のどかな田園の中に建つ一軒家、それが今回ご紹介するNATAJIMA-BASEです。


高い建物が少ないため、田園の向こうに見える山の美しさが際立って見えます。


古民家の横に「NATAJIMA-BASE」と書かれたおしゃれな看板を発見!扉を開くと「いらっしゃいませ!」という挨拶と共に、目に飛び込んできたのはおいしそうなサラダをほおばるご婦人たちの様子。

「あれ、来るところ間違えたかな」と思いましたが、実はここ、昼間はカフェとして営業しているそうで、お昼時ともなると噂を聞きつけたお客さんが集まってきます。


笑い声が絶えない店内。お客さんと共通のお友達の話題で盛り上がっていました。

廃材などで作られた味のあるカウンター。

おしゃれなカウンターの先に爽やかな男女がいらっしゃいました。「こんにちは!」。屈託のない笑顔で出迎えてくれたのは、NATAJIMA-BASEのオーナーである山下晃裕さんと奥さんの山下美里さんです。

山下さんご夫婦がお店をオープンしたのはおよそ2年前。使っていない祖父の家を借り、廃材などを使ってリノベーションしたそうです。

「この建物は75年くらい前に建てられたんです。古い家って丈夫なのがいいんですよね。」と晃裕さん。古いものでも人が手を入れることによってこんなにオシャレになるんですね。

ふと目の前のフォトスタンドを見ると、外国の方との集合写真に目が留まりました。聞けば、イタリア人のお友達が数か月間こちらに滞在され、一緒に料理の腕を磨いたのだといいます。

「ここで提供しているティラミスは彼女に教わったんですよ」と美里さん。そんな話をしているとお腹がすいてきたので食事をさせていただくことにしました。


注文したのは「暗殺者のパスタ」。おどろおどろしい名前ですが、人気メニューだと聞いて速攻で注文しちゃいました。



はい、これが暗殺者のパスタ。辛そうに見えるでしょ?実は食べてみるとそうでもないんですよ。揚げ麺に濃厚なトマトソースと唐辛子、それにニンニクが絡められたパスタです。

調理中、厨房との距離があるにもかかわらず、物凄く辛そうな香りがしてきましたが、実際に食べてみると意外に辛くないんです。個性的な名前だけに、辛さにやられるかと思いましたが、美味しくいただけました。



食事の後はやっぱりデザート!美里さんがイタリアのお友達から教えてもらったというティラミスをいただきました。


ティラミス

一言でいうとものすごく凝ったティラミスです。私、舌が肥えている方ではありませんが、ティラミスってこんなに凝った料理なのかというほど、いろんな具材が入っていました。

ココアパウダーの下にはナッツやチョコクリームにマスカルポーネチーズ!なんと生クリームは使われていないそうで、本場のチーズを使った濃厚な味がお口の中でとろけます。

ティラミスが好きだという美里さんだけあって、一切手抜きがございません。


自家製ブルーベリージュース

喉も乾いてきたのでブリーベリージュースもいただきました。これまた絶品!!もぎたてをそのまま使うのではなく、ひと手間も二手間も加えてある手の込んだ一品。ブルーベリーの甘酸っぱさが暑い夏にぴったりなドリンクでした。いやー美味しかった!


何日でもくつろげちゃう

お腹を満たしたところで、カフェに併設された民宿のお部屋に案内してもらいました。


母屋の玄関を入ったところ。広々としており、爽やかな南風が吹き抜けていました。こちらの民宿は共有スペースが広いのが魅力。そして、特に外国の方からは和室の欄間や縁側から見える日本庭園が喜ばれているとか。


南向きの縁側。かしわちゃんもくつろいでいます。

こちらも共有スペース。かつて家族団らんの場だったと思われる部屋は、お二人の手によって個性的にリノベーションされました。旅好きの晃裕さんならではのお客さんをくつろがせる工夫があちらこちらに伺えます。



土間の台所との間にカウンターテーブルが置かれ、古民家だけど今風の間取りです。


天井はあえて吹き抜けにし、むき出しの太い梁を見せています。白い漆喰とのコントラストが綺麗でした。


お客さんとの食事の様子


こちらの写真は晃裕さん提供写真です。取材に伺ったのは昼間でしたが、夜になるとまた一段とムーディーな雰囲気になりますね。

日本古来の温かみのある雰囲気は残しながら、観光客が安らげる空間を演出しておられる民宿。周囲の田園風景や山下さんご夫婦の雰囲気に癒され、何日でもくつろげそうな場所です。


とここまでいいことばかり書いてきましたが、あくまでホテルではなく民宿です。オーナーさんの生活空間の一部をお借りしますので、トイレやシャワーなどは共有になりますし、猫ちゃんなどのペットだっていることも心得ておきたいですね。


お客さんの寝室。7.5畳の畳の間です。共有のバス。広々としています。

二匹のスマートな猫ちゃんがいましたよ。


「みんなが集まれる場所」がつくりたかった

実はNATAJIMA-BASEさんは、民宿やカフェだけでなく、時にはライブ会場と化したり、ワークショップ会場と化したりもしているんだとか。取材をした数日前は満月だったので、知り合いなどが集まって満月会をされたといいます。

キッチンカーから始めたという晃裕さん。いつの間にかカフェを始め、いつの間にか民宿を始め、人とのご縁でここまで来たと言います。

まだほかの部屋もリノベーションする予定だそうですが、それも気の赴くままだそう。何かとタイムパフォーマンスが重視される今の時代には稀有で、この緩い感じが、晃裕さんの魅力なんでしょうね。

山下さん夫婦に会うために泊まりに来られるリピーターもいるというのも頷けます。


来るたびにいろんな顔を見せホスピタリティ溢れるNATAJIMA-BASE。ぜひあなたの旅のベース基地に。


山下さん夫婦。右が晃裕さん、左が美里さん。

【NATAJIMA-BASE 】

住所:山口市名田島1327

カフェのオープン時間や民宿の空き状況には変動があります。InstagramやAirbnbをご確認ください。


  • カフェなどのお問い合わせはNATAJIMA-BASEの公式instagramまで


  • 民宿のご予約はAirbnbから
  • NATAJIMA-BASE

Column

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この記事を書いた人

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旅好きですが、直感的に動くタイプなので、一人で旅をすることが多いです。カナダ、スイス、ロシア、アイスランド、ニュージーランド等10か国近く出かけてきましたが、特に好きな国はアクティビティ天国のニュージーランドです。
どこの国に行くのも、ネットやSNSを駆使してレアな情報を見つけて旅してきました。県内には隠れた魅力がたくさん眠っていると思います。穴場スポットなどをご紹介して、様々な旅行者に訪れていただけたらと思います。

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