釣り人に人気の柳井市平郡島に、フェリーで1泊2日旅に!登山や民泊など様々な発見のある島を満喫!

山口県住みます芸人で、2023年3月まで柳井市の地域おこし協力隊員でもあったお笑い芸人ぶるぼんさんの活躍で、知名度も上がってきた平郡島(へいぐんとう)。どんな場所なんだろうと気になっている方もおられるのではないでしょうか。今回初めて訪れた現地は、全てが新鮮な、素晴らしい島でした。
※この記事の情報は6月4日時点のものです。
専門
専門
601pv
釣り人に人気の柳井市平郡島に、フェリーで1泊2日旅に!登山や民泊など様々な発見のある島を満喫!

柳井港からフェリー へぐりで平群島に向け出発!

最近テレビで紹介される機会が増えたことで、平郡島の名前は知っている、という山口県民は多いのではないでしょうか。

ただ、実際に現地を訪れたことがある方は、まだまだ少ないと思います。

実際、僕自身もそうでした。近くて遠い場所。


主に山口県東部を中心に紹介している僕にとっては、いつか行きたい場所でした。

今回いよいよその機会を得て、憧れの地・平郡島に1泊2日で訪問してきました。


平郡島の場所は柳井市より沖合20キロ、伊予灘に浮かぶ山口県内では2番目に大きい島です。

無架橋の島としては山口県内最大です。

島の歴史は大変古く、縄文・弥生時代から先住民族が暮らしていた可能性も指摘されますが、現在の平郡島の歴史を形作ったルーツは、平安時代ごろからとも言われています。

島の歴史の詳細を語るのは機会を改めますが、様々な歴史的な紆余曲折を経て、島の東西に、平郡東、平郡西という2つのコミュニティが形成されます。


平郡島に渡る定期便は、柳井港ポートビルより出港する、平郡航路のフェリー「へぐり」。

午前・午後の1日2回のみ往復しています。便の本数が少ないので、平郡島を訪れる方はご注意を。


早起きして、8:30に柳井港を出発しました!

大島大橋の横を抜け、周防大島町と室津半島の間を抜けると、見えてきました、平郡島‼

期待に胸を膨らませ到着しました。平郡西!

フェリーの発着場では、おばあちゃんのぬいぐるみが出迎えてくれました(^^)

平郡西の集落には、石垣が積まれた独特の風景が広がっています。

登山初心者にもチャレンジしやすい、平見山登頂に挑む!

平郡西には、かつて城があった「平見山」という山があります。

平見城跡からは平郡西の集落を一望できるとのことで、今回の旅の始まりはここから始めます。

のっけからハードなスタートです(笑)。


なお今回は、事前に柳井市役所に連絡させて頂いた上で、柳井市集落支援員・西平郡地区担当の西村さんにガイドをして頂きました。

平郡島初心者の方で、現地の観光に不安がある方は、一度柳井市役所か、またはこの記事の一番最後に記載した、平郡出張所または連絡所に問い合わせておくのが良いでしょう。

登山道入り口付近には、自然の木の杖(!)が置かれています。

登山者は、これを借りて登ると良いでしょう。


なかなか険しそうな山道です…  

山を半分程度登ると、石垣が見えてきました!

写真に写っているよりかなり先まで、石垣が続いているそうです!

見えてきました!平見山城跡地山頂!

山頂はある程度足場も整備されているので、ここでゆっくり休憩されると良いと思います。

城に関する情報のQRコード看板も設置されているので、参考にご覧になってみると良いでしょう。


平見山山頂は平郡西の集落を一望できるビュースポットにもなっています。

太平洋を一望した気分は最高!

今回登山した時間帯は午前中でしたが、平郡西は夕陽が本当に美しいんだそうです!

登山シーズンとしては、少し気温も上がり、日照時間も長くなってきたこれからの時期がオススメだと思います。



ガイドさんによると、山道には棘のある植物が多数生えているので、十分注意してくださいとのこと。

動きやすい服装(植物の棘や虫などから身を守るため長袖が必須)、登山向けの靴、グローブ、水分や塩分など、準備をしっかりと行った上で臨みましょう!

屋根をつきやぶる神木!

平見山城跡から徒歩で5分ほどのところに、平郡西唯一の民宿・小林旅館さんがあります。

ここの名物は、屋根をつきやぶるように生えている「イブキビャクシン」という木。

樹齢800年にもなると言われ、この旅館のシンボルとなっています。

その木の生命力に驚かされることでしょう。

「やないの名木」にも指定されています。



◎施設情報

小林旅館

所在地:柳井市平郡鶴甫4312

電話:0820-47-2811

携帯:090-1872-0634

営業時間:チェックイン・チェックアウト時間は特に設けていません。

宿泊費:一泊二食9000円、朝食なし8000円、素泊まり4000円、お昼の食事1000円、お弁当(数に限りあり)1000円

収容人数:12名程度(6部屋)

その他お問い合わせは平郡島公式サイト内の小林旅館紹介ページまで。

小林旅館のすぐそばには、蒙古の襲来にあたり武運を祈り創建されたと言われる「重道八幡宮」があります。

また境内には、明治時代に平郡島から北海道に移民した人たちが、開拓成功の証として故郷に奉献した狛犬があります。


平郡西のパワースポット!赤石神社と蛇の池!

平郡西港より西に向かい、険しい山道を抜けた島の最西端にそれはあります。

平郡島の名所は写真のような場所を移動することが多いので、移動の際はご注意ください。

事前にもしもの際に備え、平郡出張所に連絡して頂くことをお勧めします。

伊予灘を望む海岸沿いに建てられた「赤石(あかいし)神社」。

神社裏手には赤い石があり、それに身体の腰から下の部分を当てると、病が良くなると言い伝えられています。

この場所からは、対岸の上関、平生、柳井、周防大島が全て見えるんです!


赤石神社より歩いてすぐの島の最西端には平郡三景の一つ、海のそばとしては大変珍しい、淡水湖の「蛇(じゃ)の池」があります。

水源が少ない平郡島では、この池の水は神水として崇められていたそうです。

池のそばには祠が建てられています。


この池にまつわる伝説も島民の間に語り継がれています。

県道155号線で一路、平郡東へ。

県道155号線を車で走り、平郡東へ向かいます。

県道とはいえ中央線はない単線道路なので、走行には注意して下さい。

中国地方で最も南にある県道だそうですよ!


本土側からは絶対に見れない島の景色に、時折車を停めて見入ってました(^^)

野鳥が飛ぶ瞬間も!

駆逐艦「梨」慰霊碑

平郡東に向かう途中には、1945年(昭和20年)7月28日に敵機の攻撃を受けて沈没した、駆逐艦「梨」の慰霊碑があります。

沈没地点の対岸に、その慰霊碑が建っています。(写真3枚目、4枚目)慰霊碑の四つ角に設置されているものは、当時の実弾だそうです。

感動の絶景!!平郡三景のひとつ、五十谷三島(いやみしま)!!

平郡島の南東端に、平郡三景のひとつ、「五十谷三島(いやみしま)」があります。

「五十谷」と書いて「いや」と呼びます。


かつて宮島様が平郡島に安住を考えていたところ、島の周りを測るとわずかに七里足らず「ここはいやいや」と言われ、厳島に移られた。

それが現在の、五十谷を「いや」と呼ぶ由来になったという古い言い伝えがあります。


その景色の素晴らしさには、僕も一目見て息を飲みました。

柳井市にこんな絶景があったなんて。


海岸に浮かぶ三つの岩山の存在感には圧倒されました。

一番先の島には、鳥居が建っているのが見えるでしょうか?


反対側の白い岩山にも、鳥居が建っています。

五十谷海岸は夏季には海水浴場となります。

海水浴場にはシャワー、トイレ施設が備えられ、キャンプも楽しむことができます。

五十谷三島を眺めながらのキャンプは間違いなく格別です!


僕が訪れた時間帯はちょうど夕刻だったので、素晴らしい夕陽を眺めることができました!

五十谷海水浴場のそばには牧場があり、牛が放牧されています。

海を見下ろせる絶好のロケーションで、牛たちはのどかに生活しています。

人間にも慣れているのか、彼らの方からこちらに来てくれました(^^)

民宿夕凪さんでアットホームな平郡の夜を。

今回の宿は、平郡島にある三つの民宿の中では最も新しい、2020年オープンの民宿「夕凪」さんにお世話になりました。

外観に描かれているポップな絵柄は、ご主人が描かれたものなんだそうです。

ちなみに奥様は、ご主人がこんな絵を描けるなんて知らなかったとおっしゃってました(笑)。



夕凪を営まれている宮本さんご夫妻。

提供する食事は地元の季節の食材を使った日替わり。

今回の夕食メニューは、


◎メバルの煮付け

◎刺身(ハマチ、タコ)

◎ハマチのカマの吸物

◎ハマチの中骨の酢漬け

◎ハマチの内蔵の甘煮

◎イノシシとネギの味噌炒め

◎ポテトサラダ


まさに島の家庭の漁師飯って趣です(^^)

この中では、ハマチの中骨の酢漬けが珍しいかもねと言われてました。

確かにあまり見たことがありません。

猪肉料理もまさにジビエって感じがしますね。思いの外食べやすかったですよ。



日本国内では平郡島でのみ栽培されていると言われている貴重な品種のサツマイモ「へぐり丸(ぎふ1号)」で作られた芋焼酎「大嶽」も頂きました。

平郡島現地で飲む「大嶽」の味は格別と言うか、感慨深いものがありましたね。

宿泊した部屋は一人旅には十分すぎる広さ。

家族旅行にもお勧めですね!

お風呂も新しく、アメニティも充実しています。



民宿の外に出て驚きました。

なんと外壁にはイルミネーションが飾られていました!

静かな離島の夜に光るイルミネーションは、不思議な落ち着きがありました。


ゆっくりと、平郡島の夜は流れていきます。


◎施設情報

民宿夕凪

所在地:柳井市平郡2139-1

携帯電話:080-6306-4578

FAX:0820-47-2424

営業時間:【民宿】チェックイン10:00、チェックアウト13:40頃(フェリーの時間で調整)

     【食堂】10:00〜14:00(日・月定休)

宿泊費:一泊二食9000円、朝食なし8000円、素泊まり5000円、昼食は食堂にて日替わり定食850円

収容人数:最大6名(2部屋)

その他お問い合わせは平郡島公式サイト内の民宿夕凪紹介ページまで。

平郡島の朝は早田八幡宮までウォーキングを。

平郡島に朝がやってきました。

美しい朝日です。

朝食も奥様によるお袋の味って感じの定食で嬉しい(^^)

民宿夕凪のすぐそばに、平郡東の氏神様の、早田八幡宮の参道があります。

朝のウォーキングにこれほどピッタリな場所はないでしょう。



旅の最大の挑戦、平郡三景「大嶽(おおだけ)」登頂に挑む!

「平郡島に来たら、やはり大嶽には登りたい...」

大嶽(おおだけ)は平郡東の大滝山にそびえ立つ、巨大な一枚岩です。

標高271m。

もちろん車道などはなく、険しい山道を自力で登ることになりますが挑戦してみようと思います。

芋焼酎の名前にもなっているので、地元の人々にとっても特別な場所であると思います。

この日の登山も、集落支援員の西村さんにガイドをお願いしました。


平郡東の羽仁地区にある「海童(わだつみ)神社」が、登山道入口になります。

案内板が設置されているので場所は分かりやすいと思います。

平郡島内には、このような案内板が各所に設置されています。


この神社でも狛犬が出迎えてくれました(^^)

はじめに、登山の安全祈願を行いました。

いよいよ登山開始!


...えっ?、こんな過酷な道を登るの?


倒れている木の下をくぐる場所があるなど、いきなり想像以上の険しさ。

登山の際は、動きやすい服装(植物の棘や虫などから身を守るため、長袖が必須)、登山向けの靴、グローブ、水分や塩分など、準備をしっかりと行なった上で臨んでください。


ちなみに大嶽は、かつて畑が山頂まで広がっており、登山道の石垣はその名残だそうです。


ハードな山道ですが、地元の子どもたちが描いてくれた案内板に励まされます。

極端に道幅が狭くなっている場所もあるので、足元には十分注意が必要です。


ツタがぶら下がってたり、木の枝のトンネルをくぐったり、さしずめ自然が生んだアスレチックのような趣き。

地元の小学生が、授業の一環で登山することもあるそうですよ。


地元の方が木にリボンを結びつけてくださっているので、それが山道の案内となっています。

それでも道に迷う可能性は十分あるので、登山は複数人のパーティで臨む事をおすすめします。

僕も今回、西村さんのガイドがなければチャレンジできていたかどうか...


大嶽名物、心臓破りの坂!!!( ゚д゚)


山の後半には、このようにロープが張られていて、それを伝いながら登る箇所がいくつかあります。

写真では中々伝えきれませんが、相当な急斜面で、かなりの体力を要する場面なので頑張って下さい!!!


頂上付近まで来ると、このような火山性の独特の岩を見ることができます。

地上ではまず見る事ができない風景です。


頂上まであと少し。

最後の岩を登り切ると...



うわー!!!!!!!

この絶景!!!!!!


この写真が、登頂して一番最初に撮った写真です(^-^)v

大嶽は一枚岩なので、周囲に木が少なく、すごいパノラマ感で海を見下ろせます。

平郡東の集落はもちろん、周防大島、遠くは愛媛県や広島県まで眺めることができるそうです!



今回ガイドして下さった、集落支援員の西村さんと共に(^^)


大嶽は山頂に着いたら、登るまでの苦労が吹っ飛ぶとよく言われるらしいのですが、まさにその通りでした。

厳しい山道ではあるのですが、山頂での体験はきっと一生の想い出になるものだと思います。

是非、チャレンジしていただきたい場所です。


とにかくもう、大感動の瞬間でした!

平郡島の旅もいよいよ終わりに...

いよいよ平郡島を離れる時が来ました。

名残惜しい...


今回おみやげは、民宿夕凪さんでひじき、てんぐさ、わかめ、かんころ団子(サツマイモで作る伝統的な団子)の粉、自家製の梅干し、また貝殻で作った小物や、地元のグループホームの利用者さんが作成した手提げ籠を購入させていただきました(^^)

時期が合えば、みかんやサツマイモが購入できるかもしれません。

復路は平郡東港からフェリーに乗りました。


さらば平郡島!


ああ、島が離れていく...寂しい(T ^ T)

平郡東から乗ると、行きでは見られなかった風景も見る事ができます。

前日訪問した、五十谷三島を、反対側から眺めることができます!

島内から見るのとは、また違った感動がありました!


かしわちゃんも名残惜しそう...



いかがだったでしょうか!!!

今回の旅では、今まで僕自身も知らなかった場所をたくさん知ることができました。

離島の生活は苦労も多いと思いますが、島の住民は皆が協力し合いながら暮らしておられました。

島の皆さんは皆親切!

旅で心配な事があったら、きっと皆さん協力して下さると思います。


多くの想い出を持ち帰ることができた、素晴らしい旅となりました!



【主要問い合わせ先】

◎柳井市平郡出張所

所在地:柳井市平郡1834

電話:0820-47-2211

FAX:0820-47-2212


◎西平郡連絡所/平郡西公民館

所在地:柳井市平郡松葉川4694

電話:0820-47-2311

FAX:0820-47-2312

  • 平見山城跡
  • 小林旅館
  • 赤石神社
  • 駆逐艦「梨」慰霊碑
  • 民宿夕凪
  • 早田八幡宮
  • 海童神社(大嶽登山道入り口)

この記事を書いた人

専門

これまで、ネットラジオやミニFM、コミュニティFM等のパーソナリティ活動を通じて、山口県の情報を発信してきました。これまでの活動で培ってきた情報収集力を活かして、男性初のたびトモさんとして、山口県の魅力を全国の皆さんにお伝えできればと思っています。
山口県内のエンタメ情報、「あ、こんなところがあったんだ」と言った隠れた名所など、ニッチな情報もお届けしたいと思います!

専門