宇部市『ときわ公園』の動物園や遊園地を、子供達と遊び尽くす!広い園内を実録レポ♪

宇部市の街中にぽっかりと出現する「常盤湖」を中心に、緑と花と彫刻に彩られた広大な『ときわ公園』。
広さ189ha(東京ドーム40個分!)には、国内で初めて全園に生息環境展示を取り入れた「ときわ動物園」や、世界の植物が集まる植物館、石炭記念館や遊園地まであるんです!
子連れには広すぎるかもしれない?という点で気になりつつ、まだ未体験ゾーンだった山口県内で最大規模の公園。
しかし実際に行ってみると、子連れに最~高!のスポットでした♡
7歳と3歳の子どもたちを連れて、家族で満喫してきた1日の様子をお届けします!(^^)!
サキエ
サキエ
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宇部市『ときわ公園』の動物園や遊園地を、子供達と遊び尽くす!広い園内を実録レポ♪

駐車場を選ぼう!

日曜日。

遅めの出発で『ときわ公園』に到着した時にはもうお昼前だったためか、正面駐車場や中央駐車場はすでに満車!

それならば…と、ランチを食べる予定のレストランが入っている「ときわ湖水ホール」方面に一番近い、東駐車場へ向かいました。

『ときわ公園』はかなり広大なため、周囲に6つもの駐車場があり、空き状況をホームページで確認することができるんです!

これはとっても便利♪

私たちは到着早々お腹がペコペコだったので(笑)、その状態で広い園内をレストランを探して歩くとなると、特に子連れではえらいことになってしまいます  

公園内の目的地に合わせて駐車場を選ぶと、いろいろスムーズですね!


東駐車場からお目当てのレストランが入っている「ときわ湖水ホール」へ向かうと、さっそくドーンっと彫刻が。

『ときわ公園』では、2年ごとに野外彫刻の国際コンクール「UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」が開催されており、園内には歴代の彫刻作品が展示されています。

あちこちに点在する様々な彫刻やアートオブジェに、子どもたちはさっそく興味津々!でした  

ときわ湖を眺めながらランチ♪

12時00分、そういうわけで到着早々「ときわ湖水ホール」内の、Hawaiian Resort Cafe Leola(ハワイアンリゾートカフェレオラ)でランチをいただきます。

ペット同伴可のテラス席には子ども向けの遊具もあり、その向こうには「ときわ湖」がきらきら輝いていて、ちょっぴりリゾート気分♪

多彩なメニューの中から我が子たちがまっさきに選んだのは、「ビッグタワーバーガー(メンチカツ)」!!

(※メンチカツとフィッシュの2種から選び、サラダ、ポテト、ソフトドリンクがセットで1,600円)


キッズメニューもあるのに…(;'∀')

「多分食べきれないと思うよ…?」とアドバイスしたのですが、「どうしてもこれがいいっ」という問答を聞いていたスタッフの方が、「残ってしまったらテイクアウト容器をお渡ししますよ♪」と声をかけてくださったので、そうさせていただくことに  


大きなハンバーガーの到着に一同、「うわぁぁぁぁぁぁ 

もはやひとつの"Show"ですね、ここまでくると!私たち大人もテンションあがりました(笑)

子どもたちは、「でもこれ、どうやって食べるの…?」としばらく首をかしげていましたよ(笑)


そして私はパイナップルがお皿になった「ハワイアンカレートロピカルスタイル」(サラダ、ドリンクがセットで1,400円)、夫は「ふわふわハンバーグのロコモコ」(ドリンクがセットで1,200円)をいただきました。

コンセプトであるヘルシーな素材をベースに満足感たっぷりの味付け♡とっても美味しかったです。


やはり子どもたちは食べきれなかったので、テイクアウト容器で持ち帰らせていただきました(笑)


そうそう、テイクアウトメニューも豊富なので、公園内の好きな場所でいただくのも暖かい季節にいいですね♪

注文カウンター近くには、「鯉や鳥さん用の餌にお使いください!」と、食パンが置いてありました。

嬉しいサービス、ありがたく子どもたちに1袋ずついただいて、お店を後にしました  


[Hawaiian Resort Cafe Leola] 

電話:0836-51-7120 

定休日:水曜日

ときわ湖畔ではエサやり天国♪

レストランでいただいたパンきれを握りしめて、ようやく公園散策をスタート!

「きゃぁ!」

歩き始めてすぐに7歳女子の叫び声が。


髪を逆立てた女性の彫刻像!  

スカートの裾から風が入るとゆらゆらと揺れるようになっている、SNSでも話題らしい!?「ロッキング・ドール」という作品だそう。


「…。」


子どもたち、ちょいびびりながら通過(笑)。

湖につくと、さっそくエサやり!

カモメやカモがみるみる集まってきます。


「わーい♡かわいい~!」

「すごい!空中キャッチした!」

「あの子が全然食べてない!あの子にあげたいのに、この子が速い!!」


と、2人とも夢中!

この橋の向こうに動物園や遊園地など主だった施設があるのですが、エサやりが楽しすぎてなかなか歩き出さない(笑)。

「広い公園だな~」

鳥の仲間だけど、かしわちゃんは遠い目…(笑)

橋を渡ったところのカフェ(バルミエールときわ湖畔店)でエサが販売されているので、たくさんの人たちが鳩、カラス、カモメ、鯉、カモたちへのエサやりを楽しんでいました。

我が子たちも、飽きずにまだまだ楽しんでいます。

動物園などまだまだメインの場所に辿り着いていないので大人の感覚だと「早く行こうよ~」と、つい声をかけたくなってしまいます。

でも、子どもたちが「今」を楽しんでいることが一番大切♡

その言葉を飲み込んで、しばらく子どもたちの時間の流れに身を委ねました  

SL登場!

たぶん30、40分くらいかな?

エサやりをたっぷり満喫して、ようやく歩き出したわたしたち。

突然目の前に大きな汽車が現れました!


こちらは宇部発展の基盤となった石炭産業を伝える「石炭記念館」前に展示されている、蒸気機関車です。

大きな本物のSLを前に、興奮を通り越してなんだかマジメな顔で中へ!

そう。大好きすぎるものに出会って、特に3歳男子はマジです(笑)。


「写真を撮るからこっち向いて~」と声掛けしても…


まったく聞こえていません!  


中にも入れたし、車輪の目の前に近づくこともできて、大満足だったようです♪


石炭記念館にはこのほかに、炭鉱や石炭の歴史に関する展示のほか、竪坑櫓(たてこうやぐら=坑夫を昇降させ石炭を搬出した施設)をリニューアルした高さ65mの展望台があったことを後から知りました。

次に訪れたときは、ぜひ登ってみたいです!


[石炭記念館] 

電話:0836-31-5281  

休館日:火曜日、年末年始(12/29-1/1) 

※詳しくはホームページをご覧ください。

開館時間:9:30~17:00 

入館料:無料

おまちかねの「ときわ動物園」へ!

いよいよ子どもたちが一番楽しみにしていた動物園へ到着です!

「ときわ湖水ホール」から寄り道せずに歩いたら10分~15分程度かと思われますが、エサやりやSLを楽しみながら、動物園に着いたのは午後2時ごろになりました。

(動物園に一番近い駐車場は正面駐車場・中央駐車場。)


中へ入ると雰囲気が一変。とにかく、緑が多い!

樹木や植生がとても豊かで、まるでジャングルの中に迷い込んでしまったかのようです。


実は、この「ときわ動物」は2016年にオープンした時点で国内初の「生息環境展示」を全園に取り入れた動物園。

「生息環境展示」とは、動物たちがもともと生息していた自然環境を再現し、それぞれの動物たちが本来の行動や習性を発揮できるように工夫された展示法のこと。

つまり、自然の中で出逢う「ありのまま」に近い動物たちの様子が見られるということなのです!

また、園全体の自然生態圏化を目指し、様々な工夫を凝らして園内の自然調和を図っているとのこと。

そのため動物にも人間にも、かなり心地よい空間になっていました。


動物園というと、ゾウやキリン…というイメージですが、「ときわ動物」では霊長類を中心に鳥類や数種類の哺乳類が飼育されています。

ですので、あらかじめ子どもたちには、こう伝えてありました。


「ゾウさんやキリンさんはいないよ。でも、たーくさんの種類のお猿さんがいるんだって!」

「この子たちが元々住んでいた場所そっくりに、木を植えたりして工夫している動物園なんだよ~」

まず最初は、"アジアの森林ゾーン"

いきなり檻のないエリアに、ハヌマンラングールシロテテナガザルという表示が。

泳ぐことができないため、池に囲まれたところで生活していると檻が必要ないそうです。


「どこかな~。」


まるで本当の自然の中で探しているような気持ちです!


「あ!いたいた!木の上ー!!」


木の上でのびのびとぶら下がったり、木から木へと移り渡ったりするのが見られて、みんなで大歓声!

茂みの中にも毛づくろいをしている家族がいたりと、何度も書きますが本当に自然の中で彼らに出会ったみたい♪

これは「生息環境展示」ならではの、すごく貴重な体験だなぁと思いました。

こちらはボンネットモンキー

彼らも「水堀」によって檻を使わずに飼育されており、仲良しのコツメカワウソと同居しているとのこと。

とっても活発に岩の上でジャンプしている様子を見てまたまた大歓声!

でも、コツメカワウソは自然な感じでお散歩中のようで、今回は見つかりませんでした。

それもまた、「生息環境展示」ならでは…かな!  

「キレイ~!」

"中南米の水辺ゾーン"ではフラミンゴ登場!

太陽の光に輝いていてとってもきれいでした♪


写真のように檻の周りや、私たち人間が歩くスペースには、動物たちのスペースと同じ植物が植えられています。

だからなのか、この動物園では大きな動物たちのジャングルにおじゃまさせてもらっているような、動物たちとの一体感を感じます。

また、来園者の通路には常に木々がおいしげり、次に何が現れるのかドキドキしながら歩ていると突然次の動物の世界が現れるので、私たち大人もほんっとうにずっとワクワクしていました  

お次も檻がなくジャングルみたいな雰囲気で、木の上の細い橋のようなところを動くリスザル発見!

自然な感じで観察するだけでなく、ここではリスザルに近くで出逢えるウインドウもありました。

リスザルも子どもたちに興味があるのか、窓越しに近寄ってきてくれる♪

窓の向こうに張り付いた小さな手のひら。


「まるで人間の赤ちゃんみたい!」


と、子どもたちはとっても感動していました  

フサオマキザルは檻の中ではありますが、道具を使うことがとっても上手な猿ということで様々な道具が身近に置いてあり、それを巧みに使う様子が見られました。

例えば、大きな石を使って、上手にクルミの殻を割っていましたよ!

「南米のチンパンジー」と言われるほどかしこくて、現地では体の不自由な人を助ける「介護猿」としても活躍しているとか、驚きました  

子どもたちの大好きなカピバラも登場!

こんなに大きいけどネズミの仲間なんですよね~

突然大きなヤシの木がバサッバサッと音を立てて揺れているのに気づいて目をやると…

長い手のジェフロイクモザルがこれまた見事な動きで木やつる植物を渡っていくのが見えました   

くねくね道は、"アフリカの丘陵マダガスカルゾーン"へ。

写真はミーアキャットワオキツネザル

日向ぼっこしている姿にほっこり♪

最後のエリアは"山口宇部の自然ゾーン"。

絶滅危惧種に指定されているクロツラヘラサギニホンザルなどがいましたが、私が印象的だったのがオシドリ

「おしどり夫婦」という言葉で有名ですが、本物は初めて見ました。

繁殖期には仲良くペアで暮らすことから生まれた言葉だそうですが、なんと実は!毎年ペアが変わる  という事実を説明ボードで知り、ちょっとびっくり!

驚く私たち夫婦の様子を見て、「どういうこと?」と聞いてくる7歳女子に対する説明に苦労しました(笑)。

動物園の最後のゾーンは"学習施設ゾーン"で、動物ふれあい広場や木で作られた大きな遊び場があり、近くにはヤギアルパカが暮らしていました。

遊具を見つけるとすぐに子どもたちは遊びに行きました。

ここでしばらくのびのびと遊んで、ヤギやアルパカたちに挨拶をしたら、動物園の散策終了。


「たのしかったーーーーーー!!」


という声が自然と漏れた子どもたちを見て、私も心から同意!

ゾウやキリン、ライオンはいないから一般的な動物園のイメージとはちょっと違うけれど、こんなにたくさんのお猿に会える動物園は国内でも珍しいそうですよ。


動物たちの森におじゃまして、探検しているような気持ちにさせてくれる動物園。

動物たちもなんだかとってものびのびと健やかに暮らしているのが嬉しい動物園。

説明ボードなどに生態系についての説明が多く、子どもたちが成長していくごとに、毎回新たな発見や学びを体験させてくれる施設だと思いました  


[ときわ動物園] 

電話:0836-21-3541 

休園日:火曜日(火曜日が休日または祝日のときはその翌日)

    ※イベント時変更あり 

    ※12月29日~1月1日(開園する場合あり)

開園時間: 9:30~17:00(発券は16:30まで)

入園料:一般700円、中学生以下200円、70歳以上 250円、3歳未満無料

お次は『ときわ遊園地』へ!

15時00分、動物園の目の前には「ときわ遊園地」が広がっていました!

こちら、入園料は無料。

のりもの券または現金で利用する乗り物があります。


我が家の子どもたちは割と「慎重派」  で、まだジェットコースターなど早い・高い乗り物のデビュー願望はありません(笑)。

7歳女子も、弟と一緒にかわいい乗り物に乗って満足です  

コインを入れて楽しむカートや、アンパンマンの汽車などを楽しみました。


観覧車やメリーゴーランド、迷路やお化け屋敷的なものなどかなり充実していて、高学年になったらさらに幅広く楽しめそうです♪

15時40分、さぁ、そろそろ駐車場へ戻って歩き始めよう~という声かけに…


はい♪子連れアルアル!


「帰りたくない~!」(泣)


3歳男子、地面に座り込んで動きません  


「そうだね~楽しかったからまだまだ遊びたいよね~」

「もっとポッポに乗りたいよね~」


となだめつつ夫と交代で抱っこ&おんぶして、東駐車場への帰路を歩きました。

疲れて眠いのは、たくさん楽しんだ証拠ですね♪

再び「ときわ橋」を渡るために湖畔エリアに戻ると、まだとっておいたエサ用パンを出して、2人ともエサやりを始めました。

泣いておんぶになっていた3歳男子も、ケロっと楽しそう(笑)。

16時15分、東駐車場の近くまで戻ってきました。

ロッキング・ドールの前で再び固まる(笑)。

横目でチラリチラリを見ながら、恐る恐る通過…  

1日で遊びつくせないくらい広いけど、何度でも訪れたい♪

今回、到着が昼ごろになってしまったので12時~16時ころまでの半日ちょっとの滞在で、湖畔周辺と、「石炭記念館」では外のSLのみ見学、そして「ときわ動物園」と「ときわ遊園地」を楽しみました。

貴重な植物を集めた「世界を旅する植物館」や、彫刻作品と景観が調和した「UBEビエンナーレ彫刻の丘」、茅葺屋根の「憩いの家」 を中心とした和風庭園の「ぼたん苑」など、『ときわ公園』にはまだまだ魅力的なスポットがあります。

子どもの年齢がまだ小さいこともあり、それらのスポットを網羅することはできませんでしたが、だからこそ次への楽しみがあって何度でも訪れたくなりそうです♪


そして、広い園内を車の心配をすることなく、子どもたちがのびのびと走り回る様子を見るのはとても幸せな時間でした。

施設間の徒歩移動においても、各所にあるアートなオブジェや、綺麗な花壇などいろいろな発見があり、子どもたちが「楽しい!」状態が途切れることがないのです。

だから「広い」ことは子連れの身としてもマイナスポイントにはならず、むしろ良かった!

(うちの子はベビーカーが嫌いなので乗ってくれませんが、乗ってくれる子は持参するといいですね!)


いやーほんと、こんな大きな街中にこれだけの規模の自然、こだわりの施設が集まっている公園があるなんてすごいです。


というわけで、1日で回りきれない広大な『ときわ公園』のレポートは、子連れ第2弾へ続く…かも!?(笑)


[ときわ公園]

電話:0836-54-0551

休園日:なし

入園料:無料

Column

かしわちゃんのおすすめ!『ときわ公園』はお花見にも最高!これからの桜の季節、ぜひ訪れてみてね♪

『ときわ公園』には約3,500本の桜の木があって、「さくら名所100選」に選ばれているんだって!

園内のあちこちで、お花見が楽しめるよ♪

今回は梅の花がまだ咲いていてきれいだったな~

僕たちが車を停めた東駐車場近くの「桜山」には桜の木が集中していて、つぼみが膨らんできていたよ♪

かしわちゃんのおすすめ!『ときわ公園』はお花見にも最高!これからの桜の季節、ぜひ訪れてみてね♪

この記事を書いた人

サキエ

神奈川県で生まれ育つ。20代で海外一人旅にはまり、30代で三重県熊野地方に移住。熊野古道ガイドをしながら地域密着型セレクトショップ「木花堂」を開業。休日は海に潜るか山に登るかのどちらかでした。結婚後、夫の故郷山口県へ引っ越し、40代は育児を楽しみながら、自営業でお弁当作りと草編み作家活動をしています。人生を豊かにする旅やおでかけのきっかけとなるような記事を、子どもたちと一緒に大好きな山口県から発信します!

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