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山口県名物グルメ「瓦そば」を、たかせで食べてみました!川棚温泉を日帰りで満喫しつくす欲張りモデルコースをご紹介♪

人気観光スポット「角島大橋」や「唐戸市場」から車でそれぞれ30分ほどの距離にある下関市の奥座敷「川棚温泉」。山口県に来たら絶対食べたいご当地グルメ「瓦そば」発祥の地でもあります。小腹を満たす新旧スイーツも♡温泉もグルメも満喫の日帰り温泉女子旅をしてきました♪
池田モト
池田モト
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山口県名物グルメ「瓦そば」を、たかせで食べてみました!川棚温泉を日帰りで満喫しつくす欲張りモデルコースをご紹介♪

人気旅館「川棚グランドホテル お多福」の温泉で癒され、ととのい、リフレッシュ♪

(※温泉内の写真は特別に許可をいただいて撮影しました)

まずはやっぱり温泉から♪

「かつて大きな沼地だった川棚に棲んでいた青龍が亡くなった際、住民が手厚く祀るとお湯が湧き出した」という青龍伝説が残っている川棚温泉。

4つの旅館と温泉銭湯が1つありますが、今回は人気の旅館「川棚グランドホテル お多福」の温泉へ行ってみました  


日帰り温泉を利用の場合はホテル右側にある石段を登り、温泉へ。

「大浴場 山頭火」は露天風呂はもちろん、大きな窓から柔らかな日が差し込む内湯でも川棚の山々を眺めながら温泉につかることができます 


壁面には川棚の自然と温泉を愛し、川棚を終の住処にしたいと願った俳人・種田山頭火の120の句がレイアウト。

お湯は皮膚にほどよい膜をつくりしっとり潤いを保つ「ナトリウム・カルシウム塩化物温泉」で弱アルカリ性の泉質がつるつるすべすべのお肌に導いてくれることから「美人の湯」と呼ばれているそう♪

お湯の温度は40度ほどでゆっくり入るのにちょうどよかったです 

景色を眺めながらのんびり温泉につかる至福のひととき♡



実はこの温泉、サウナも人気とのこと  

露天風呂の横にあり、温度は90度程に設定されています。

外には水風呂、外気浴用のいすと寝転べるいすまで用意されていました!

最高の「ととのい」タイムを過ごせそう!サウナ―の皆さん必見です。


【日帰り温泉基本情報】 

営業時間:8:00~23:00

ご利用料金(1時間)

大人 平日950円 土日祝1150円

小人 平日450円 土日祝550円

★お得な入浴とお食事のセットもあります


貸し切り湯もありましたよ!

広々しているうえに内湯と露天風呂、さらにサウナに水風呂もあり設備も充実。

子連れできても、気兼ねなく家族で温泉を楽しめます  

お風呂上りには同じく館内にある「yamaguchic 銘品店 川棚小町」に立ち寄ってみて  

山口県の名物や種類豊富に取り揃えた地酒、県内の作家による焼き物など、お土産にも自分用にもほしくなる商品がたくさん並んでいます。


併設されたカフェコーナーではドリンクやソフトクリームをいただけます 

私は長門市のゆずきちを使用した「ゆずスカッシュ」をいただきました。

ゆずのいい香りとすっきりした甘さ、シュワっと感が爽快でお風呂上りにぴったり。

大きな窓から見える木々がちょうど紅葉していて、まるで絵画のような美しさでしたよ。

さすが人気旅館!今度は宿泊でも利用してみたいな~  


Column

川棚温泉観光で困ったら「川棚の杜」に行ってみて

建築家の隈研吾さんが設計したスタイリッシュな外観が目を引く「下関市川棚温泉交流センター 川棚の杜」。

館内には川棚温泉観光協会があり、周辺の観光情報の入手もできます。

音楽イベントが中心に開催される大交流室(コルトーホール)、さまざまな地域の暮らしや文化を紹介する展示が見られる烏山民俗資料館、コーヒーなどをいただきながら休憩できるカフェ孤留島もあります。

川棚温泉観光で困ったら「川棚の杜」に行ってみて

食べなきゃ損!ご当地グルメ「瓦そば」発祥のお店へ

  • たかせ川棚本館
  • たかせ川棚南本館

温泉につかった後は早めのランチへ。

川棚温泉が発祥の地である「瓦そば」を食べないと♪

様々な店舗でいただけますが、どうせ食べるなら発祥の店で食べてみたい  

ということで元祖であるたかせ川棚本館へ!

…と、行きたかったのですが、この日は平日で定休日でした(現在は土日のみ営業です)。

築約100年の建物を改装した歴史感じるたたずまいという川棚本館は次回にお預け  

平日も営業しているたかせ川棚南本館へ行くことにします。

南本館は川棚本館の横の坂道を上がったところにありますよ。

1階と2階があり、席数も多く、広々とした店内の南本館。

2階席からは川棚の景色が一望できます♪

平日にもかかわらずたくさんの方が来られていました!


待ちに待った「瓦そば」とのご対面  

熱々の瓦の上には茶そば、錦糸卵、牛肉、のり、レモン、もみじおろし。

彩りもよく、見た目のインパクト大!写真、撮っちゃいますよね~  

茶そばがジュージュー焼ける音も食欲をそそります。

まずは宇治抹茶が練りこまれた茶そばを温かいそばつゆにつけていただきます。

茶そばは香りがよく、かつおと昆布の出汁が効いた”たかせ秘伝”のちょっと甘めで上品なつゆと相性抜群。

お次は、レモンともみじおろしも茶そばと共につゆにつけてぱくっ  

レモンのさわやかな酸味と、紅葉おろしのピリッと感がいいアクセントになっています。

そしてなんといっても瓦そばは良く焼けてパリパリになった茶そばがたまらなく美味しいんですよね~♡

お腹いっぱい、大満足  

1階にあるお土産コーナーには自宅でもたかせの瓦そばが楽しめる「家庭用瓦そばセット」も販売されていました♪

そのほかにも様々なお土産を扱っているのでチェックしてみてくださいね。

お相撲さんがつくった創業100年の老舗宿でお茶をしながら一休み

ランチも済ませたところで、一休みと立ち寄ったのは「玉椿旅館」。

お相撲さんがつくった創業約100年の老舗宿で国の登録有形文化財にも指定されています。

宿泊のお客様がいない時間帯には「喫茶部キハル」として営業。

(※11月7日から12月末までは館内営繕工事のため喫茶はお休みです)


旅館内に入ると太鼓を発見!この太鼓はベルの替わりなんです。

2回叩いて来客を知らせると若女将が迎えてくれました  


古き良きを残しつつ、営繕工事をしながら大切に受け継がれてきた館内は、レトロで時間がゆっくり流れていて心落ち着きます  

喫茶の空間には力士の写真や小さなお相撲マスコットが飾られ、本棚には相撲に関するたくさんの本が並べられていました。


メニューはランチもありますが、今回は食後のお茶をします♪(飲み物はテイクアウトも可)

ミルクセーキと抹茶&川棚饅頭のセットをいただきました。

川棚にある老舗菓子店・三春堂の川棚饅頭ですが、お相撲さんの焼き印の川棚饅頭はここでしか食べられないオリジナル!

ほろ苦い抹茶と優しい甘さの白あんを包んだ川棚饅頭がよく合います。

ミルクセーキはバニラが効いてすっきりした甘さの優しいお味でしたよ  


お茶をした後は、館内を見学させてもらうことに。

旅館をご利用の方はもちろん、立ち寄りの方も無料で見学することができます。

※難しい場合もあるので聞いてみてください。


大正12年に大阪相撲の十両力士だった山口県出身の玉椿関が、引退したのちにふるさと川棚に創業した「玉椿旅館」。

館内の至る所に力士の手形や写真、星取表など明治・大正の大相撲にまつわる貴重な品々が飾られています。

力士の手形と比べてみるとのその大きさにびっくり!

宿泊のお部屋には横綱の名前が付けられ、その力士の錦絵と手形が飾られているのも特徴  

40畳2間計80畳の続き間になっている2階の大広間は、天井が書院など格式のある空間に使われる折上格天井になっています。

コロナ禍前にはこの大広間を利用し、大相撲観戦などのイベントを行っていたそう。

そして、実際に旅館内を歩いてみると迷路のような作りになっていることに気づくはず!

これは巡業の宿として華やいだ時代に増改築をひたすら繰り返したという歴史があるからとのことでした。

旅館の歴史を知れば知るほど奥深く、お相撲好きはもちろん、あまり詳しくない方でも興味が湧いてきますよ  

出入り口の近くには若女将が手掛ける可愛らしいお相撲さん「リトルオスモ」オリジナルグッズなども販売されていて、お土産にもおすすめです。

Column

川棚のにぎわいを目指し誕生!シェアするお店「トマリギ」

玉椿旅館の若女将が発起人の一人となって立ち上げた複合型シェアスペース「トマリギ」 。

イベントの開催や様々なお店が建物をシェアして代わる代わる営業することで、いつか自分のお店を持ちたい方のチャレンジショップや川棚温泉で出店を考えている方のテストマーケティングの場所としても活用できるスペースとして完成しました。

不定期でイベント開催や店舗が出店するので、川棚温泉に来た時に開いていたら立ち寄ってみて!すてきな出会いがあるかもしれません。

川棚のにぎわいを目指し誕生!シェアするお店「トマリギ」

老舗菓子店「三春堂」で川棚にちなんだお菓子を食べよう

さて、そろそろ小腹がすいてきたかな…。

ということで川棚温泉の老舗スイーツをおやつにいただきます  

玉椿旅館のお隣にある明治36年創業の老舗菓子店「三春堂 本店」。

お店に入るとお菓子の甘いいい香り。

こじんまりとした店内に手作りの和菓子と洋菓子合わせて約50~60種類が所狭しと並んでいます  

お土産の定番はやっぱり川棚饅頭。(先ほど玉椿旅館でもいただきましたね!)

そして、一番人気は川棚温泉が発祥のご当地グルメ「瓦そば」にちなんで作られた瓦形のパイシュー「瓦シュー」、川棚温泉の青龍伝説をモチーフにした「昇龍餅パイ」も買ってみました。

店内には食べる場所はないので、温泉街で見つけたベンチに座っていただきます。
瓦シューはパリパリのパイ生地の中になめらかなカスタードクリームがたっぷり♡

昇竜餅パイは持ってみるとかなりずっしりしています。サクサクのパイの中には北海道産の小豆で作った優しい甘さのあんことお餅が包まれていて食べ応えがありました  


【基本情報】

山口県下関市豊浦町大字川棚5134

083-772-0059
定休日:火曜日

思わず写真を撮りたくなる!おしゃれなネオ和菓子に注目

食いしん坊女子旅、最後にもう1軒スイーツを巡ります♡

和菓子の伝統は残しつつ、自由で新たな発想でアレンジした「ネオ和菓子」をいただいちゃいましょう。


温泉街からは車で5分、川棚温泉駅の近くにある「しかしわがし」。

業務用のぎゅうひやわらび餅などを製造する和菓子メーカー・フードテックが本社工場横に初の直営店として2021年にオープンしました。

白が基調のスタイリッシュな店内。和菓子の見本のディスプレイも可愛い  

メニューも多いのでどれにするか迷って絞り切れず、「とろける極上わらび餅」、わらび餅ドリンク「わらびっちゃ」、「それでもだんご(みたらし)」、「モンブラン最中」と4つも頼みました。


中でもとろける極上わらび餅は、なんと賞味期限1時間  

初体験のアツアツとろぷるっなわらび餅にきなこと黒蜜をたっぷりかけて味わって。

なんとも不思議な食感でぜひ一度試してみてください!


わらびっちゃは3種類のドリンク×5種類のわらび餅で自分好みの組み合わせを選べるのが珍しい  

私は抹茶ドリンクと黒糖わらび餅の組み合わせに♪

濃厚で香りのいい抹茶ミルクとぷるんぷるんの黒糖わらび餅が最高でした  


王道和菓子のみたらし団子は甘じょっぱくて、出汁の深みもほのかに感じるタレが美味~  

写真映えしそうなモンブラン最中は外側はパリっと、中にはマロンのペースト、もちもちの求肥まで入っていて、和と洋が混ざり合った新感覚和菓子!かなり合います♡

定番メニューに加えて期間限定メニューもありますよ。

お腹も心も満たされたところで食いしん坊温泉旅、これにて終了です  



川棚温泉へ心身ともにリフレッシュしにおいでよ♪

温泉に癒され、ご当地グルメも食べ、スイーツも堪能した川棚温泉日帰り旅。

落ち着いた雰囲気と自然に囲まれたゆったりと時の流れる温泉街は日々の喧騒から離れてリフレッシュできそう  

角島などの人気観光地と組み合わせて一泊二日でのんびり楽しむのもおすすめですよ。

ぜひ川棚温泉に遊びに来てくださいね♪

この記事を書いた人

池田モト

生まれ育った山口県がぶち好きなんちゃ!1児(3歳)のママ。趣味はおでかけ、特技はお出かけの情報収集。

山口県を拠点にフリーアナウンサー、取材力を活かしてライターとしても活動しています。

「もっと山口が好きになる・知りたくなる・行ってみたくなる」山口県にある数えきれない魅力を県内外に発信していきます!

池田モト