子連れ・家族旅行におすすめ!萩焼体験からプレーパークまで、萩市のファミリーで遊べるスポットを巡る1日♪

萩市と言えば、「歴史」「世界遺産」といった落ち着いた町をイメージする人も多いのでは?実は、子供と楽しめるスポットもたくさんあるんですよ♬
古くから『萩の七化け』として知られ、愛されてきた『萩焼(はぎやき)』。400年以上の歴史を誇る伝統工芸を、子どもたちと一緒に体験してきました!
旅の思い出に、成長の記録に…どんな作品ができあがるのでしょうか!?
ものづくりに没頭したあとは、プレーパークで体を動かしてから人気スポット『萩・明倫学舎』へ!
萩市と言えば、歴史・世界遺産といった落ち着いた町のイメージですが、実は子供と楽しめるスポットもたくさんあります!
子どもも大人も大満足な、萩の1日をレポートします!(^^)!
サキエ
サキエ
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子連れ・家族旅行におすすめ!萩焼体験からプレーパークまで、萩市のファミリーで遊べるスポットを巡る1日♪

萩城跡のふもとの窯元『城山窯』へ

  • 私

我が家には7歳の女の子と3歳の男の子がおり、休日のおでかけや旅行では、"いかにして大人も子どもと一緒に楽しむか!"を大切にしています  

実は2年前にも、家族旅行で萩焼体験をしたことがありました。

その時はお姉ちゃんが5歳、弟は1歳。

あちこち歩き回る弟を追いかけながら、それぞれで"手びねり体験"をしたのですが…

うちの1歳男子は割と落ち着きのない…いえ、好奇心旺盛なタイプ(笑)なので、陶芸には全く興味を示さず…  

置いてあるどなたかの作品を触ろうとしたり(大汗)、ロクロ体験をしているところに乱入したり…!(ヒエー!)  

冷や汗をかきながらも、なんとか3人とも作品を仕上げたという思い出があります(笑)

さて、最近粘土遊びにはまっている3歳になった弟は、今回どのように陶芸に取り組むのか!?

そして小学生になったお姉ちゃんはどのような作品に仕上げるのか!?

前回もお世話になった、萩城跡のふもとに佇む窯元『城山窯』を訪れました。

10:00、萩焼体験スタート!

体験できるのは、手びねり、ロクロ、絵付けの3通りです。

わが子たちは、二人とも手びねりを希望しました。

お姉ちゃんは「コップを作りたい!」とのこと。しかも、持ち手なしのものがいいそうなので、つまりは"湯呑"風のものを作ることに!

スタッフの方が、手順を説明してくださるので安心です。

一方弟は、「…。」無言でひたすら土をこねくり回しています。

こねて、丸めて、刺して、叩きつける!!自由に創作活動を繰り広げる3歳男子。

「恐竜つくる?」「アンパンマンつくる?」などと提案してみるも、

大きな粘土で遊べることが嬉しすぎて、何を作るかなどはどうでもいいようです(笑)。

最終的に何になるのか、正直不安でしたが 

これも彼の芸術!親が誘導してはいかんいかん…と自分に言い聞かせる私でした。



コップのカタチになってきた!

竹串で回りを自由に装飾していきます。

桜の文様かぁ、和風好きのお姉ちゃんらしいデザイン。

仕上げに底面に名前を記入!さすが小学生…!(成長に感動 

弟は、終盤になって「アンパンマンつくって!」と父ちゃんにオーダー。

自分でコネて丸めて「できあがり!」とした物体…いや作品を、スタッフの方が作ってくださった丸いプレートにアンパンマンと一緒に乗せれば、オブジェのできあがり♪

(小さいものを複数作ると別料金になりますが、プレートにまとめれば一つ分の料金でOK。)

3歳前後って、何かを作ったあとに、"壊すのも大好き"だったりしますよね。

それぞれの気質によって、何かしっかりしたカタチを作る子もいれば、うちの子のように感覚遊びに没頭する子も。

カタチになっていなくても、一つの成長過程を表す思い出の作品にすることができました  

名前と日付を書いて、完成です!

11:00、できあがり!

このあと、登り窯でゆっくりと低温で焼かれ、釉掛けや焼成などの工程を経て、1か月半後に自宅に宅配便で届くそうです。

旅が終わっても、お楽しみが残っているのが嬉しいですね!

萩焼の特徴として、「貫入(かんにゅう)」と呼ばれる小さなひび割れから陶器に水分が浸透することで、使い込めば使い込むほどにだんだんと風合いが変わっていくという、「萩の七化け」が知られています。

子どもたちとの思い出の品を、経年変化とともに日常で使っていくのがとっても楽しみです。

なお、今回作った作品が届きましたら、またこのブログに写真など追加しご紹介させていただきますね♪


外へ出てからは登窯を少し見学させていただきました。

予約すれば、工場でのロクロ作業などを見学することもできるそうです。

また、売店では作家さんの作品がずらりと並んでいましたが、子どもたちが口々に「おなかすいたー!」と叫び始めたので、予約しておいたテイクアウト弁当の受け取りへ向かいました!


【基本情報】

電話:0838-25-1666(1週間前までに要予約)

営業時間:8時~17時

駐車場:あり(無料)

体験料金(税込):ロクロ4,000円、手びねり2,200円、絵付け1,400円~(品物による)

※その他、作品の配達代金が別途かかります。

※ホームページの料金情報より値上がりしたとのことで、上記記載と異なっています。


\Tips/

今回『城山窯』でよかった点をもうひとつ。

作業場とギャラリー(作品展示やお土産コーナー)が別棟になっていること!

小さな子どもと一緒だとその点が安心でした。

萩市内には、他にも萩焼体験ができる窯元がたくさんあります。

行程に合わせてチェックしてみてくださいね♪

(萩焼体験 窯元一覧はコチラ

城下町にある「patra cafe」でお弁当をテイクアウト♪

『patra cafe(パトラカフェ)』は城下町の入口に佇むおしゃれカフェ。

大人や大きいお子さんなら『城山窯』がある萩城跡近辺から城下町を散策しても徒歩で30分くらいですが、小さな子連れだとそうもいかないので、車で移動しました。

(この後で向かう、萩中央公園の駐車場に駐車)

"週替わり弁当"にはメインのおかずのほか、副菜が3品も入っていてボリューム満点です  (700円)

   

【基本情報】

電話番号:0838-21-7075

営業時間:11:30~15:00

定休日:日曜日、ほか不定休

※店内飲食:火、水、木、テイクアウト弁当:月~土


「萩中央公園」でのんびりお弁当…からの、「冒険遊び場 萩わんぱーく」でおもいっきり遊ぶ遊ぶ!

12:00、お昼ご飯&プレイタイム!

長いドライブや室内での時間が多くなりがちな子連れ旅行の合間には、子どもたちが体を動かして"発散"できる時間を作ってあげるとその後の行程もスムーズにご機嫌に過ごせるので、旅行先でのプレイスポットはとても重要ですよね!

『萩中央公園』は城下町から徒歩圏内、しかもこれから向かう『萩・明倫学舎』へも徒歩5分以内という立地にあり、子連れの身にはとってもありがたいプレイスポットです。


広い芝生に座ってまずはお弁当。

「おいしい!」と頬張りながらも、あちこちにある遊具が気になる様子。

「早く遊びにいきたい!」「このおかず食べてからにしようね~」という定番の会話を交わしつつ、子どもたちは残りを口いっぱいに詰め込み、遊具へと走り去っていきました…(笑)。

この公園には『萩市立図書館』が併設されており、中には小さなカフェや児童館もありました。

さらに同じ敷地内にあるプレーパーク『冒険遊び場 萩わんぱーく』が、我が家のわんぱくたちには魅惑的だったようです。

『萩わんぱーく』は、一般の公園では禁止されているような穴掘りや木登りなど、子どもたちがのびのびと、"自分の責任で自由に遊ぶ"ことを大切にした"プレーパーク"。

さっそく弟は土山に登り、廃材で作られた遊具の中を潜り抜けて、「やっほー!!」とシャウト!  

お姉ちゃんは木に登って気分は妖精さん  

ハンモックに揺られたり、思い思いにのびのびとした時間を過ごしました。


【萩わんぱーく 基本情報】

開園日:水、土、日

    冬季(10月~3月):10:00~16:00

    夏季(4月~9月):10:00~17:00

    ※開園日には、遊びを見守り手助けをするプレーリーダーが駐在しています。

    ※開園日以外でも砂場や土山を使うことはできます。

駐車場:萩中央公園 310円、図書館・児童館(萩わんぱーく)駐車場は無料

    ※中央公園駐車場(萩城下町そば)、萩博物館前駐車場(萩城下町そば)、

     萩・明倫センター駐車場(萩・明倫学舎そば)の3か所の有料駐車場において、

     領収書を提示すれば2か所目以降が無料になるシステムになっています。


\Tips/

『萩わんぱーく』の目の前にある『萩市立図書館』の中に併設されている『児童館』では、ハイハイの赤ちゃんやヨチヨチ歩きの小さい子でも安心して遊べるスペースや、授乳室などもありました!(火曜休館)

日本最大級の木造校舎「萩・明倫学舎」でタイムトリップ!

公園からトコトコと子どもの足で5分程で、いくつもの大きな建物が見えてきました。

大きな古い建造物群に、子どもたちも"異次元"を感じている様子。

「ここは、むかしの学校だよ。」と伝えると、「がっこう!?」と目がキラリ!

そう、この建物はなんと!かの吉田松陰先生も教鞭をとったという"藩校明倫館"の跡地に、"旧明倫小学校"として昭和10年に建てられた日本最大級の木造校舎なのです!

"木造校舎"というだけでもノスタルジックなのに、その規模や歴史に子どもも大人もワクワク   

まずは、1階の"観光インフォメーションセンター"で萩市のキャラクター"萩にゃん"とご対面!

萩の民話"猫町伝説"に出てくる忠義の猫の生まれ変わりだそうで、あこがれの人である高杉晋作が結成した奇兵隊の隊服を着ているとのこと。猫が大好きなお姉ちゃんは、一緒に記念撮影♪

小さなカフェが併設されており、気軽に一休みできるスペースがありました。


そして本館2階の展示スペースへ。

"藩校明倫館"や"旧明倫小学校"の歴史を映像や資料で紹介する展示室や、国の登録有形文化財である本館の建築技術を体感できる天井裏見学室、ジオパークビジターセンターなど、どの展示室もとっても見ごたえがあります。

博物館のように実物や映像が豊富なので、子どもたちも「これすごい!」「これなぁに?」と興味津々。

私と夫も説明するのに大忙しでした(笑)


復元教室では、昔ながらの木の机に着席!

まるでタイムトリップしたような不思議な気持ちになりました  

廊下はとっても長くて、子どもたちもつい小走りに。なんと90m!

夏休みにはこの廊下で小学生による"ぞうきんがけレース"が行われているのだとか!

それを聞いて、「お母さん、ぞうきんない?」とお姉ちゃん。

ぞうきんがけをやってみたいとのこと!ごめん、さすがに持ってません…  


それにしても、この校舎は2014年まで実際に"旧明倫小学校"として使われていたというのだから驚きです。

格子状の木枠の窓がなんともノスタルジック…、窓の向こうに見えているのは、2号館。

2号館は平成27年7月に世界遺産に登録された、萩市の5資産を含む「明治日本の産業革命遺産」を紹介する「世界遺産ビジターセンター」と幕末維新期の歴史資料を展示する「幕末ミュージアム」という内容で、有料のスペースです。(大人300円、高校生200円、小・中学生100円)

子どもたちに聞くと、はやく遊ぶところへ行きたい!とのことだったので、今回は入場しませんでした。

いつかまた興味が湧く年頃になったら一緒に行ってみたいと思います!


本館には"萩明倫レストラン・カフェ 萩暦(はぎごよみ)"と、土産物スペースがありました。

萩のものだけを集めたとのことで、萩焼や萩ガラスをはじめ、萩の作家さんの手作りの工芸品や、萩のお酒に、萩のお菓子…まさに萩一色!でした。


【萩明倫レストラン・カフェ 萩暦 基本情報】

電話番号:0838-25-8543

営業時間:11時~15時/17時~21時(要予約)

※カフェタイムは11時~17時

【定休日】毎週火曜日、第三月曜日



【萩・明倫学舎 基本情報】

電話番号:0838-21-0304

開館時間:本館/9時~21時(展示室は17時まで)
     2号館/9時~17時

定休日:2月第1火曜日・水曜日


最後にもうひと遊び!親子の遊び場「あそぼー舎」

14:00、『あそぼー舎』へ!

『萩・明倫学舎』の駐車場の目の前にある旧明倫小学校の建物が、『親子の遊び場 あそぼー舎(あそぼーや)』です。

1日のしめくくりに、もうひと遊び!疲れるまで遊んだら、3歳の弟はこのあとのドライブですんなりお昼寝してくれるはず…ムフフ  

日帰りだとしても、このあと宿へ向かう旅行だとしても、夕方までにお昼寝をしっかりしてもらうことは、その後のご機嫌に大きく影響します!ここはしっかり遊んで疲れてもらいましょう(笑)

中に入ると、幅広い年齢層の子どもから大人まで、体全体を使ってアクティブに遊べる遊具がたくさん!

小学生以上は入れない小さい子向けのスペースもあるので安心だし、小学生以上の子が本格的にバスケットボールをするエリアまであるのでお姉ちゃんやお兄ちゃん、はたまたお父さんズも本気で遊んでました!


【基本情報】

開館時間:平日/13時~18時 ※金曜日は21時まで

     土曜/10時~21時

     日・祝/10時~18時

     ※小・中学生のみの利用は18時まで

休館日:毎週火曜日(夏季休業中は除く)、お盆、年末年始 

利用料金:100円 

※高校生までは入館無料

※未就学児1人につき保護者の方1人も無料


旅の余韻が消えたころに届く、作品を楽しみに…

15:00、『あそぼー舎』をあとにし、帰路へ。

3歳男子は、車に乗ってしばらくするとすんなり入眠…  

ホッとする父と母でした  


1か月半後、今回作った作品が届きましたら、こちらにまた掲載させていただきます!

世界にひとつだけの家族の思い出をカタチに残す、萩焼体験。

萩を旅する時には、ぜひ体験してみてください♪

  • 城山窯/レンタサイクル
  • patra cafe
  • 萩中央公園
  • 萩・明倫学舎
  • あそぼー舎

Column

2022秋の萩はイベントも目白押し!

こんにちは!かしわちゃんです♪

萩はいろんな楽しみ方があって、なんど訪れても新しい発見があるなぁ~!


ところで今年の秋は、着物を着て城下町を楽しめるイベント(着物ウィーク in 萩/10月1日~10日)や、萩焼が大集結する『萩焼まつり』(10月8日~10日)など、イベントが目白押しなんだって!


萩ならではの体験と、お気に入りの器に出会いに、でかけてみてね♪




2022秋の萩はイベントも目白押し!

作品が届きました!

約1ヶ月後、作品が届きました!

ほんとに、忘れたころに…!

旅のことを思い出しながら、ワクワクした気持ちで開けて、2度嬉しい♪

今回届いたのは、青みがかかった釉薬で、まるで磁気のような質感でした。

2人とも、大喜び!

お姉ちゃんは、さっそく「これでお茶を飲む!」と自分でブレンドした庭のハーブのお茶を淹れていましたよ。

大人~!

弟も特別な宝物になったようで、大事に大事に自分の場所に飾っていました。

もう少し大きくなったら本人とも相談して、これに時計のパーツをはめ込んで壁掛け時計にしようかな~と、企んでいる私です。

ちなみに前回作った私の作品が写真4枚目。

こちらは毎日の食卓で活躍中です。

このときは萩焼でよく見るピンクの釉薬で模様をつけてくださっていました。


これらの作品を見るときいつも、キラキラとした家族の思い出が蘇ってくるだろうと思います♪

この記事を書いた人

サキエ

神奈川県で生まれ育つ。20代で海外一人旅にはまり、30代で三重県熊野地方に移住。熊野古道ガイドをしながら地域密着型セレクトショップ「木花堂」を開業。休日は海に潜るか山に登るかのどちらかでした。結婚後、夫の故郷山口県へ引っ越し、40代は育児を楽しみながら、自営業でお弁当作りと草編み作家活動をしています。人生を豊かにする旅やおでかけのきっかけとなるような記事を、子どもたちと一緒に大好きな山口県から発信します!

サキエ