【長門市仙崎】山口名物のかまぼこの作り方を学ぶ!『青海島共和国』で蒲鉾作り体験♪

元乃隅神社や青海島(おおみじま)などの絶景スポットを有する長門市は、新鮮な海産物が豊富。中でも仙崎地区は、かまぼこの町としても有名です。そんな仙崎にある「青海島共和国(旧青海島小学校)」で、かまぼこ作り体験をしてきました!道の駅センザキッチンから車で約5分とアクセスも良好。
山口県のお土産としても人気のかまぼこを、作り方から学び、魚を捌くところから蒸しあげて食べるまで、貴重な体験を通して味わってみませんか?

※この記事の情報は10月19日時点のものです。
森沙織
森沙織
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【長門市仙崎】山口名物のかまぼこの作り方を学ぶ!『青海島共和国』で蒲鉾作り体験♪

青海島共和国(旧青海島小学校)へのアクセス・駐車場

 

郵便番号759-4106
住所山口県長門市仙崎2874番地


青海島共和国は、人気観光地の道の駅センザキッチン金子みすゞ記念館から車で約5分の場所にあります。

青海大橋を渡り、青海島高山オートキャンプ場方面に左折。

道中は日本海の絶景が広がり、晴れた日には海面がきらきらと輝く美しい景色が楽しめます。(海辺の道はカーブが続くので、運転には十分注意してくださいね。)

青海島の自然に迎えられながら進んでいくと、右手に懐かしい雰囲気の建物、青海島共和国が見えてきます。



駐車スペースは、青海島共和国の横にあるので車での訪問も安心です。

青海島共和国は学べる展示物もたくさん


青海島共和国(旧青海島小学校)は、昭和29年(1954年)に建築された木造平屋建ての校舎。

海に囲まれた地域で、地域の子どもたちがこの校舎で学び、遊び、成長していった場所です。

しかし少子化・人口減少の影響を受け、児童数が徐々に減っていき、平成18年(2006年)3月に閉校となりました。



玄関には、青海島小学校で使われていた鐘があります。

来館された際はぜひ、カーンカンカンと鐘を鳴らしてみてくださいね!

閉校になった後、校舎をただ放置するのではなく、地域を元気にする拠点として活かそうという思いから、地元住民による動きがはじまりました。 

平成19年(2007年)「体験交流の島・青海島共和国」としてリノベーションし、体験型交流施設として生まれ変わりました。

かまぼこ作り体験は、旧理科室で行われます。

懐かしい木造の廊下を進み理科室を目指します。



国王(施設の代表)による手書きの案内に従って校舎を進みます。

このほかにも、施設内には国王が書いたポスターがたくさん貼ってありますよ!



達筆で美しい字に惚れ惚れしてしまいます  

青海島共和国内では、国立博物館・迎賓館・国会議事室などと称し、かつての教室や廊下が解放されています。

廊下や各教室には、さまざまな展示物が展示されているので、かまぼこ作り体験後にチェックしてみてくださいね  

いよいよかまぼこ作りに挑戦!


かまぼこ作り体験でお世話になった、青海島共和国 国王、濱野達男さんと、津田卓三さんです  

早速、エプロンと三角巾を装備して、かまぼこ作りスタートです!

(エプロン、三角巾 、マスク、その他必要なもの(タオルや飲み物など)はご自身でご用意ください)



レシピと、国王のお手本を見つつ、指導を受けながらかまぼこ作りを進めていきます。



かまぼこの主原料となるのは、こちらの立派なエソ!

国王の粋な計らいで、もみじの葉っぱが添えられています  



すべての作業は国王がお手本を見せてくれるので、かまぼこ作りはもちろん魚を捌いた経験がない人でも安心です!

まずは、ウロコ取りでエソのウロコを取り除きます。



続いて、エソを3枚におろします。

上手にできなくても、フードプロセッサーですり身にするので問題ありません  



味付けに使う調味料は、食塩・片栗粉・砂糖・うまみ調味料・みりん。

それと、卵白と水です。



国王の説明をしっかり聞きます。



きっちり計量して、調味料を準備します。

誤差がでないよう、気を付けながら計ります。



みりんも水も、計量カップを活用してきっちり必要な量を準備します。



適度な大きさにカットしたエソを、フードプロセッサーに入れます。

そして、先ほど計量した調味料と、水を2回に分けて投入します。



フードプロセッサーでしっかり攪拌したエソです。



粘り気のあるエソを、つけ包丁でつぶすようにして空気を抜いていきます。

国王の手さばきをお手本に、見よう見まねで空気をしっかり抜きます。



空気を抜いたら、形を整えます。思うように形が整えられず、苦戦した工程です。


いよいよ、かまぼこ板の登場です!



かまぼこ板にすり身をのせて、形をつけ包丁で整えます。

つけ包丁にすり身が引っ付いてしまうので、つけ包丁を水で濡らしながら形を整えるのですが、これが難しい・・・!


なんとか形を整えて完成です!(まだ、ガタガタですが・・・  )



かまぼこをセイロに入れて、蒸します。

左下のかまぼこが国王作です。


私のガタガタかまぼこと違って、表面がつるつるしてきれいですね  



国王のアシスタントを津田さんが行ってくださるので、作業はとてもスムーズに進みます  



蒸しあがったかまぼこがこちら!

ついに、完成です!


熱いので、少し冷めるのを待ちます。



冷めたら、出来立てのかまぼこを早速いただきます!

(国王が飾りやお花型のにんじんを用意してくれました。)


普段食べるかまぼこと違い、ほぼエソと卵白のみで作られたかまぼこ。蒸して作ったため柔らかい食感で、素朴なエソのうまみが上品に広がる味わいでした。

調理を手伝ってくれた4歳児も、パクパク食べていました  


山口県のかまぼこは「焼き抜き」という板の下からじっくり時間をかけて焼き上げる製法で作られ、ぷりぷりと弾力のあるかまぼこが一般的。

私も普段は焼き抜きかまぼこになじみがあるので、今回の蒸して作るかまぼこの食感は新感覚でした  


今回は、家族3人(夫・筆者・息子4歳)で参加!

息子は横で一緒に手伝うという形で参加させていただいたため、参加料金は2人分でした。

子供料金は設定されていませんので、お子様とご参加の際は予約時にお問合せしていただくと良いと思います。


【かまぼこ作り体験】
体験料金:4,000円(税込)/人 ※4名以上お申込みがあった場合は割引あり

※1人分で、かまぼこ板2枚分のかまぼこが作れます。

所要時間:約2時間

住所:山口県長門市仙崎2874 青海島共和国(旧青海島小学校)

申込:2人以上で申込可能。定員40人

予約:実施日の7日前までに要予約。

Column

山口県のかまぼこはお土産にも人気!

新鮮な海産物を使ったものから、伝統製法にもとづいた逸品など山口県はお土産もバリエーション豊か。その中でも蒲鉾は、ちょっと高級なお土産として人気です。素材にも製法にもこだわった山口の味を大切な人に贈りませんか?

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かまぼこ作りを通して、長門市の風土について知ろう

すり身を練る手の感触、蒸し上がったときのふわっとした香り、そしてその場で味わうできたてのおいしさ。かまぼこ作りには、長門の海が育んだ恵みがぎゅっと詰まっています。

手を動かしながら体験することで、知識ではなく実感として心に残るのが、かまぼこ作り体験の魅力の1つです。


かつての子どもたちの学び舎が、学びと体験の場として活用されており、長門市の暮らしや歴史に触れられる場所、青海島共和国。


思い出作り、お土産に。自分で作ったかまぼこは、きっと特別な味になるはずです。

長門の海と人が育んだ文化を、かまぼこ作りを通して体験してみてください  

Column

他にもあります!青海島共和国の体験プログラム

かまぼこ作りの他にも、魚の捌き方体験・流木アート体験といった、地域の食文化や自然に触れられる体験もあります。(全て1週間前までの予約制)

お子様と参加を希望する場合は、お問い合わせしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

森沙織

山口県で生まれ育った、まるごと山口っ子の森沙織です!

自閉症と知的障害の診断を受けた息子の育児に日々奮闘中ですが、「自分の人生の主役は自分!」という気持ちを忘れずに、毎日を楽しく過ごしています。
ちょっとびっくりされる方もいらっしゃるかもしれませんが、ピンク色の髪の毛やロリィタファッションも、そんな私の「好き&楽しい」を表現する大切な一部です。

山口県の魅力を再発見したり、子育て目線での情報を発信したりと、このブログを通じて皆さんとたくさんの「楽しい!」を共有できたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします!

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