入江九一・・・萩藩士。称は杉蔵など。明治政府の政治家となる野村靖(和作)は実弟。松下村塾で学び、吉田松陰に深く傾倒した。文久3年(1863)2月、京都に上ったが、3月、攘夷派公卿中山忠光の脱走に従い帰国した。同年6月には高杉晋作を補佐して、奇兵隊を結成する。しかし同年8月18日の政変により、萩藩が京都での地位を失うと、失地回復のため奔走。元治元年(1864)7月、禁門の変では参謀として戦ったが、重傷を負い自決した。後世、高杉・久坂・吉田稔麿とともに「松門四天王」のひとりに数えられる。
野村 靖・・・通称を和作、靖之助という。禁門の変で戦死した入江九一の弟。安政4年(1857)、16歳で松下村塾に入り、吉田松陰に師事。文久3年(1863)、松陰に師事したことが認められ、士籍に列せられる。明治4年(1871)には岩倉使節団に加わり、欧米各国を視察した。同6年に帰国したのち、外務権大丞や神奈川県令を務める。さらに第2次伊藤博文内閣では内務大臣、第2次松方正義内閣では逓信大臣を務めた。。
基本情報
- 住所
- 山口県萩市土原
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