朝田墳墓群

弥生時代後半から古墳時代後半にわたる大墳墓群

明治維新公園裏の国道9号のトンネル上にあります。

ここには弥生時代末期から古墳時代にかけての墳墓40基があります。

発掘調査により、木棺墓6、箱式石棺墓13、壷棺墓4、周溝墓(浅い溝を巡らし封土をもたない墓)8、石蓋土壙墓(せきがいどこうぼ=地表面を堀りくぼめて造られた墓穴)8、横穴古墳(丘陵の回りに横に穴をあけて墓としたもの)1、横穴式石室墳(石室を設け複数回の埋葬ができる墓)1が確認された。
この墳墓群は木棺墓が最初に造られ、次いで箱式石棺と壷棺墓、さらに周溝墓と石蓋土壙墓へと移り、最後に古墳が造られるという弥生時代の集団墓から古墳時代の個人墓への変化の過程を知る重要な遺跡です。

現在は公園として整備されています。

この墳墓は昭和50年に発掘調査の後、埋め戻しをしていましたが、昭和62年度から復元整備を行い、平成4年5月に木立に囲まれた史跡公園として開園しました。


基本情報

住所
〒753-0871 山口県山口市朝田
お問い合わせ
山口市文化財保護課
電話番号
083-920-4111
メールアドレス
bunkazai@city.yamaguchi.lg.jp
アクセス
・JR「新山口駅」からバス20分
→ 「競技場前」バス停から徒歩10分
・中国自動車道小郡ICから車10分

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