長門湯本温泉ライトアップイベント『音信川うたあかり2025』!場所・時間・駐車場や見所まで徹底解説‼
竹林の階段や恩湯周辺、旅館が立ち並ぶ温泉街が幻想的な光の演出で彩られ、歩いているとまるで夢の世界に迷い込んだかのよう♪テイクアウトグルメの食べ歩きや足湯など楽しみ方もいろいろあり、温泉街の夜散歩は家族連れにもデートにもオススメです♡
この記事では子どもたちと訪れた様子と共に、『音信川うたあかり2025』の見どころや回り方、駐車場情報、キッチンカーや屋台等のグルメ出店情報などをご紹介します。日帰り温泉情報やバス情報も必見!
※本記事は公開日時点での情報となりますので最新情報は別途ご確認ください。
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長門湯本温泉『音信川うたあかり2025』とは?
山口県最古と言われ、開湯約600年の歴史を誇る長門湯本温泉は、ノスタルジックな温泉街の風情を残しつつ、2022年に「オソト天国」をコンセプトにリニューアルされた古くて新しい温泉街です。
泉源の真上に建つ元湯「恩湯(おんとう)」と「音信川(おとずれがわ)」を中心に、星野リゾート「界 長門」のほか続々オープンしたカフェや足湯、川床テラスなど魅力的なスポットに立ち寄りながら、温泉街をまるごと楽しめることで人気を集めています
そんな長門湯本温泉の温泉街を冬に照らすライトアップイベント『音信川うたあかり2025』、今年は1月31日(金)~3月9日(日)まで開催され、期間中の日没から22時までライトアップが行われています。
(悪天候等の理由により、一部のライトアップが消灯したり時間変更の場合もあります。当日の状況はSNSにてご確認ください。)
長門市出身の童謡詩人・金子みすゞの作品をテーマにした約25,000個の「あかりのうつわ」は長門市内の幼稚園、保育園、小学校、中学校などの子どもたちが制作したもので、その他にも多くの市民や団体の協力で作られた光のモチーフや、お隣の美祢市の子どもたちが制作した約500個の「つなぐあかり」など、たくさんの人の想いが込められている、冬の空気がほっこりと温かくなるようなイベントです
『音信川うたあかり2025』アクセスと駐車場・トイレ情報
『音信川うたあかり2025』の会場は長門湯本温泉の温泉街です。
長門湯本温泉駐車場から温泉街までは徒歩3分程で、その通路となる「竹林の階段」でもイルミネーションやプロジェクションマッピングを楽しみながら歩くことができます。
しかし休日の18時〜20時頃は大変混み合うため、早めの来場または大寧寺駐車場の利用、公共交通機関のご利用等もご検討ください。
<アクセス>
①車を利用
中国自動車道「美祢IC」から約30分。
②公共交通機関を利用
2025年1月現在、JR美祢線は全線運休中で、JR厚狭駅~JR長門湯本駅~JR長門市駅区間を代行輸送バスが運行しています。(JR長門湯本駅から徒歩約5分)
または、長門市駅~長門湯本温泉をサンデン交通バスが運行しています。
時刻など詳しくは、『音信川うたあかり2025』特設サイトのアクセスページをご覧ください。
<駐車場・トイレ>
①長門湯本温泉駐車場(会場まで徒歩3分)/有料、トイレ有
②大寧寺駐車場(会場まで徒歩15分)/無料、トイレ有
駐車場には無料の「まち歩きマップ」や「うたあかりパンフレット」が設置されているので、ぜひGETしてください♪
<トイレ>
①長門湯本温泉駐車場
②大寧寺駐車場
③音信川河川公園
④だいご長屋近く
屋台・キッチンカー情報!週末は「ONSEN FOOD MARKET」でおいしいものGET♪
長門湯本温泉駐車場に車を停め、まずは「竹林の階段」を降りて行きます。
時刻は17時30分。
ライトアップは始まっていましたが、日がだいぶ長くなりまだまだ明るかったので全てが見える状態です(笑)。
子どもたちが作った「あかりのうつわ」を探したりしながら階段を降りて行くと、途中にキッチンカーを発見!
長門市内を中心に活躍する、俵山ジビエや地産の食材を使った絶品メニューで人気のキッチンカー「sora -Gibier Food Truck」です。
ジビエ洋風うどんやナンドッグ、あったかいドリンク類など多彩なメニューにそそられつつも、帰りにまた寄ることにしました。
「竹林の階段」を降りて音信川沿いに出るとベンチがたくさん設置されているので、テイクアウトしたものもゆっくり座っていただけますよ
また、『音信川うたあかり2025』では毎週末に「ONSEN FOOD MARKET」と称したグルメ企画が開催されており、 山口県内だけでなく福岡県からもこだわりグルメ店が週替わりで登場します。
おでんやコーヒーなどあったかなグルメを、美しいライトアップを眺めながら味わえるなんて最高ですね
また、土曜日限定で焚き火&マシュマロコーナーが恩湯広場前に出現します!
詳しくは公式ページのスケジュールをご確認ください。
※天候等の理由により変更となる場合もあります。長門湯本温泉公式インスタグラムにてご確認ください。
見どころ① 駐車場から温泉街まで続く「竹林の路」~幻燈輪舞~
18時15分頃にようやく暗くなってきました
3月9日(日)の開催最終日の頃はさらに日没時間が遅くなるので、見頃は18時30分過ぎと思われます。
暗くなってくると「竹林の階段」がライトアップで美しく彩られ始め、あちこちで歓声が上がっています
ここでは音響と照明に合わせて竹林が色とりどりに変化する音と光の演出「幻燈輪舞(げんとうろんど)」が楽しめます。
金子みすゞの詩の朗読と音楽にあわせて小鳥や星など様々な影絵が現れ、まるで踊っているかのように足元や空間を動き回ります。
子どもたちもそれに合わせてステップを踏んだり、影絵を追いかけたり、不思議な世界を思う存分楽しんでいました
金子みすゞの詩の情景を思い浮かべながら、美しい「うた」と「あかり」に包まれる…
まるで夢のようなアナザーワールドにトリップしてしまった気分です♡
「竹林の階段」の途中にあるスペースには、~お魚たちの夢~と題した大きなお魚型に"あかりのうつわ"が配置された光の展示があり、市内の幼稚園児・保育園児の作品たちが、真っ青な大海原を泳ぐお魚の形に浮かび上がっていました
見どころ②「恩湯」前の広場 数千個の"あかりのうつわ"が輝く ~みすゞのお庭~
「竹林の階段」を降りると長門湯本温泉の元湯「恩湯」の建物の前の広場があります。ここでは、長門市内の幼稚園、保育園、小学校、中学校の児童約2,400名が制作した"あかりのうつわ"が一面に広がる~みすゞのお庭~の光が一面に広がっています
金子みすゞの「落葉のカルタ」「さくらの木」「私と小鳥と鈴と」など3つの詩をテーマに、花や小鳥やモミジなどをかたどって思い思いに彩られた"あかりのうつわ"は、1つ1つに込められた想いも一緒に照らされているかのように優しくて温かい光を放っていました。
好きなものが描かれていたり、それぞれのイメージで金子みすゞの詩が表現されていたりと、本当に1つ1つ全てが違います。
「私と小鳥と鈴と」の有名な一節「みんな違って みんないい」の世界観が見事に表わされており、歩いていると幸せな気持ちになる素晴らしい展示空間でした
お魚が足元を泳ぐ!
「竹林の階段」からの影絵がときおり広場の方まで流れてきて足元を駆け巡るので、ハッとします。
動きが常にある、めくるめく空間♪
鈴が躍る!
広場の目の前に建つ「恩湯」の休憩室では、"うたあかり"期間中に「みすゞさんの詩集コーナー」が設置されています。
入浴後に"うたあかり"を眺めながら、読書を楽しんでみてはいかがでしょうか
お魚ハンバーガーセットについてくる串フライ
また、「恩湯」の目の前には地魚の干物やフライなどの定食やおつまみ、ハンバーガーを提供する"ひものや食堂ひだまり"があり、~みすゞのお庭~を眺めながらお食事が楽しめます。
テイクアウトコーナーもあるので、"うたあかり"を鑑賞しながら食べ歩きだってできちゃいますよ♪
通常、夜営業は金・土曜日のみですが、"うたあかり"期間中は平日11時〜15時と17時〜20時、土日祝は9時〜20時まで営業するなど変則的になっているので、SNS等でご確認ください。
広場の目の前には美しくライトアップされた音信川が流れています。
河原へ降りる階段には、萩焼深川窯の陶芸家の協力により小学生たちが制作した萩焼きのランプシェード~土あかり~が足元を照らしていました。
その先には、焚き火で楽しむマシュマロコーナーが
マシュマロは「恩湯」前広場にて1本300円(大きいのが5個も刺さっています。)で販売されています。(土曜日限定)
焚き火であぶったマシュマロ、美味しかった~♪
「オソト天国」を楽しめるように、橋や飛び石がたくさん設置されています。
対岸へ行ってみましょう♪
見どころ③ 対岸に渡って眺める、プロジェクションマッピング&~水辺のリース~
対岸に渡ると川沿いに置いてあるベンチなどから、「竹林の階段」と元湯「恩湯」前の広場の~みすゞのお庭~の光と音の演出と共に、その周りの山やビルの壁に映しだされるプロジェクションマッピングを楽しめます。
金子みすゞの詩の朗読に合わせて、温泉街と周りの自然景観に浮かび上がる花やモミジが色とりどりに、そしてリズミカルに動くのが見え、子どもたちも私もすっかり見惚れてしばらく動けなくなってしまいました
この空間と音と光のコラボレーション、ぜひ実際に見ていただきたいです♡
その後は、川沿いに飾られた光のリースが反射してとても綺麗な水面を眺めながら、しばし対岸をお散歩。
橋がいくつもかかっているので、いつでも対岸に行き来できます。
見どころ④ 「だいご長屋」前の折り鶴のあかり ~ことりの階段~
"瓦そば柳屋 長門湯本温泉店"や"cafe and shop Tre"、"THE BAR NAGATO"などの飲食店の複合施設「だいご長屋」前までやって来ました。
目の前には、金子みすゞの詩「折り紙あそび」をテーマにした小さな折り紙のあかり~ことりの階段~が展示されています。
平和と幸せを祈る折り鶴が青紫色の淡い光に照らされており、幻想的な美しさに感動しました
恩湯前の広場とは違う静けさがあるので、すぐそばの音信川の水が流れる音が心地よかったです。
「だいご長屋」の"瓦そば柳屋"は19時までのオープン(LO18:30、火・第3水定休 )なので、名物・瓦そばやみたらし団子(テイクアウト可)など、"うたあかり"鑑賞前の入店がオススメです。
山口産のフルーツを使ったカクテルなどが楽しめる"THE BAR NAGATO"は18時~24時までオープン。(月曜定休)
2階にあるので、"うたあかり"の光を眺めながら至福の一杯を頂くなんて最高でしょうね♪
この他にも、長門湯本温泉には夜営業をしている飲食店がたくさんあり、食べ歩きも楽しめます。
『音信川うたあかり2025』特設サイト内のページ「夜営業のお店紹介」をぜひチェックしてみてくださいね!
みどころ⑤ 「engawa YUMOTO」の壁面 金子みすゞさんのモザイク壁画ライトアップ
同じく対岸の道沿いにある「レンタルスペース兼カフェ engawa YUMOTO」の壁面では、金子みすゞさんのモザイク壁画がライトアップされています。
1つ1つがなんとかまぼこ板のモザイクで作られているんです!
モザイクならではのぼんやりとしたグラデーションが、詩の言葉の温かみをより一層深めて、心にすっと届いてくるような気がしました
見どころ⑥ 「音信川河川公園」の ~ひかりの電車めいろ~ 、足湯で休憩♪
「音信川河川公園」まで歩いてきました。
「だいご長屋」からゆっくりと"うたあかり"の景色を楽しみながら子どもの足で15分かかりましたが、実際の距離は500m程です。
ここでは、美祢市の子どもたちの特別参加により制作された「ひかりの電車」のあかりが、迷路になって並んでいます。
さっそく子どもたちは入口を見つけ、光の迷路の中を走り回っていました
2023年の豪雨災害により運休しているJR美祢線がつないできた交通の絆を表し、復興を願って作られた「ひかりの電車」。
これらも1つ1つに特徴がありなんとも可愛らしいです♪
Column
長門湯本温泉に足湯は2カ所!
①「音信川河川公園」足湯
「ひかりの電車めいろ」が展示されている「音信川河川公園」では足湯があったので、ちょっと休憩♪
夜のライトアップの中の足湯もなかなか良いものですね。
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キッチンカー「sora -Gibier Food Truck-」のジビエ料理に舌鼓♪
一通りぐるっと周ってお腹が空いてきたところで、最初の「竹林の階段」の途中に停まっているキッチンカー「sora -Gibier Food Truck-(ソラ ジビエフードトラック)」へ戻ってきました。
お隣の地域である俵山周辺で獲れるジビエを中心に、地元食材や自家製ハーブを使った多国籍料理を展開する人気のキッチンカーです。
『音信川うたあかり2025』 では週末を中心に「ONSEN FOOD MARKET」と称したグルメ企画が開催され、多数のキッチンカーや屋台が週替わりで登場しますが、スケジュールを見ると「sora -Gibier Food Truck-」さんが一番出店回数が多いので、出逢える確率も高そうですね!
ジビエフードの他、渋皮マロンアイス&マロンクリームにお猿の最中が乗った大人気メニュー「モンブランカフェオレ」や「モンブランアイス」(各800円)などのこだわりスイーツ、「俵山産ゆずきち入りホットワイン」(700円、アルコールorノンアルコール)や「俵山の極深煎り豆のホットコーヒー」(450円~)などドリンク類も豊富なラインナップが揃っています。
迷いつつもお腹を空かせた私たちは、この日のオススメメニュー「俵山産猪と鹿の洋風うどん」(800円)と「俵山産猪のソースとロングポークソーセージのナンドッグ」(1,000円)を注文しました。
私がいただいた洋風うどんのメニューの説明によると、「俵山産ジビエ肉をトマト・黒ビール・赤ワインビネガーなどでじっくり煮込み、クセを消しながら旨味出し。それをブイヨンで割りあっさりと仕上げた洋風フープで味わう讃岐うどん。焦がしモッツァレラチーズをかけた俵山産さつまいもの焼き芋をトッピング。」…とあるんですが、すごくないですか!?
手間を惜しまずとことんこだわった丁寧さ、そして料理に対する愛情が味わいからイメージでき、食材のハーモニーが完璧で唸ってしまう…そんな美味しさでした
子どもが食べたナンドッグもボリューム、テイスト共に大満足だったようです♪
「sora -Gibier Food Truck-」をはじめ、キッチンカーや屋台の出店情報は公式ページでご確認くださいね!
家族連れにもデートにもオススメのライトアップイベント『音信川うたあかり2025』は3月9日(日)まで!
"うた"と"あかり"で心がほっこりと温かくなり、踊る影絵に合わせて体を動かしながら温泉街を歩き回って、さらに美味しいものでお腹も満たしたら…最後には体もポカポカに温まっていました
元湯「恩湯」をはじめ立ち寄り湯がたくさんあるので、時間に余裕があればしっかりと温泉に浸かるのもオススメです。
長門湯本温泉のお湯は体温に近い36~38度とぬるめなのでじっくり浸かることができ、冬でも湯冷めしにくいのだそうです。
長門湯本温泉で日帰り立ち寄り湯が可能な施設について、公式サイトでまとめられたページ「長門湯本温泉 湯巡り」があるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
家族連れの賑やかで可愛らしい声が飛び交う中、しっとりと歩いて行くカップルも多く、訪れている全ての人たちがとっても幸せそうでした♡
手づくりの"あかりのうつわ"を通してたくさんの人たちのハートが通い合う、心温まるライトアップイベント『音信川うたあかり2025』は、3月9日(日)まで開催しています。
歴史ある名泉とともに、ぜひ温まりに訪れてみてください♪
Column
オソト天国・長門湯本温泉へ、何度でも訪れて♪
長門湯本温泉は、オソトを楽しむポイントがいっぱいで、夜はもちろん昼も、季節ごとに何度でも訪れてほしいスポットです。
たびトモさん事務局が長門湯本温泉で日帰り温泉女子旅を楽しんできた記事「女子旅にもおすすめ!長門湯本温泉を食べ歩き♪宿泊も日帰りも見どころ満載」もぜひご覧ください♪
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福岡~長門湯本温泉 直通高速バス「おとずれ号」
"うたあかり"期間中は特別仕様に!
福岡から長門湯本温泉を直通で結ぶ高速バス「おとずれ号」が、『音信川うたあかり2025』期間中は特別仕様で乗車できます!
金子みすゞさんの世界観を表した社内デコレーションや、ゆずきちスイーツ、恩湯入浴券などの特典付きでお得感満載♪
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