防府市で体験!世界に1つ藍染め作品&カフェ併設で人気ランチ・パフェも堪能。宿泊もできちゃう!

山口県の瀬戸内海側、ちょうど真ん中あたりに位置する防府市富海(とのみ)。
約50年前に日本を代表する藍染め作家の1人である飴村秀子さんが移住し工房を構え藍染めの魅力を広めていった縁から、現在では地域の方々や地域おこし協力隊が一緒になって「藍染めによる地域おこし」を行っています。
そんな富海に気軽に藍染めを体験できるスポットが!しかもそこには人気のおしゃれなカフェと自然を感じながらくつろげる宿泊施設も併設されているとか。防府天満宮、イオンタウン防府から車で約15分の場所にある『藍間-AIMA-』を徹底レポします!
池田モト
池田モト
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防府市で体験!世界に1つ藍染め作品&カフェ併設で人気ランチ・パフェも堪能。宿泊もできちゃう!

藍染め体験に人気カフェ、宿泊も⁉「藍間-AIMA-」


山口県防府市富海の国道2号線を山方面に少し入ったところ、民家や畑が多いエリアの細い道を通って辿り着いた「藍間-AIMA-」

※周辺の道はかなり狭いところもあるので初めて来られる方はご注意ください!道に数か所、目印で青い看板がありますよ。


ここは藍染体験ができる藍工房、藍染め作品のギャラリーショップ、ランチや季節のパフェが人気のカフェ、そしてゆったりと泊まれる旅籠(ホテル)が1つになった複合施設。



藍染めで町おこしに取り組む「とのみまちづくり社」が運営しています。


カフェだけ、藍染め体験だけ、など気軽に立ち寄ることもでき、この1か所で富海の藍染め・食・自然が満喫できちゃうイチオシのスポットです  

自分だけの「富海ブルー」に染めよう!藍染め体験に挑戦


まずは「藍染め体験」から  

人生で初めて体験する私は前日からワクワクしていました!


ちなみに藍染め体験は事前に予約が必要です。

当日は駐車場横にある青い外壁のカフェで受付をしてください♪



受付を済ませると、敷地奥の古民家を改装した建物にある工房へ案内してくださいます。


工房の中には藍染液が入った大きな樽が

工房の中に入ると畑の土と墨汁が混ざったような藍染め独特の香りがしました  

まず染めるアイテムを選びます。


コットンマフラー/Tシャツ 体験料(素材費込) ¥7700

いくつかありますが、ワークショップでおすすめしているのはTシャツとコットンマフラー。

自分で染めたものを大事にとっておくのではなく、普段使いすることで藍染めの良さを知ってほしいという思いから、使いやすいこの2つを推しているんだそうです  

また、化学繊維以外のものであれば自分で持ち込んだものを染めることができますよ。

私はコットンマフラーにしました♪

染める時間や漬ける回数で色合いが変わってくるので、サンプルを見ながらイメージを伝え染める回数などを相談。

エプロンをつけ、肘まである長いビニール手袋をしてから体験スタートです  




AIMAの藍染めは日本古来の伝統技法「灰汁発酵建て」を使った天然の藍染め。

肌に優しく、色あせや色落ちせず、雑味のない深いブルーが特徴です。


手の感覚を頼りに揉みこんで藍染液を浸透させる

コットンマフラーを水で洗い、灰汁にしっかりと漬けたら、藍染め液にざぶん!

全体がムラなく染まるよう、縫い目の部分をしっかり揉んで液を浸透させていくのですが、藍染め液の中がどうなっているのかは上からは全く見えないのです。

指先の感覚を頼りに揉みこんでいきます。

慣れるまでがちょっと難しく、私は何度もマフラーの端っこを見失っていました  



揉みこんだら引き上げてよくしぼり、空気に触れさせます。



液から出してすぐは茶色っぽい色をしているのですが…



マフラーをふりながら空気に触れさせていくと酸化して青が発色しはじめ、緑っぽく変化。

さらにお水で洗って灰汁を流し色を確認すると、綺麗な青色に染まっていました!



藍染め液で染めて、空気に触れさせてという作業を何度か繰り返すとどんどん青が深くなっていき…



最後は理想の青色マフラーが完成。とっても綺麗でしょ?



完成したら天日干し!乾くまでの時間はカフェでランチをいただきましたよ。

おかずいっぱい♡気分が上がるランチ&季節のパフェが人気の「AIMAカフェ」


楽しみにしていた「AIMAカフェ」でのランチ  

午後1時前の少し遅めのランチの時間帯でしたがこの日はほぼ満席でした!



ランチは「ワンプレートサラダランチ(パン・スープ付き)¥1200」

なんといっても特徴はたくさんのおかずを少しずつ楽しめること!

畑で獲れた旬の野菜や富海の食材なども使用するため、月ごとにメニューの内容が変わり(日によっても若干異なります)ますが、約12種のおかずがプレートにずらりと並びます!

メインもローストビーフ、豆と穀物のミックス、シーフードソテーの3種類から選べますよ。



約12種類もあるおかず、野菜が中心なので全体的にもヘルシーですし、様々な味付け・食感で食べていてとっても幸せな気分になれるんです♡

小鉢たくさんのランチに憧れるものの、家だと用意するのが大変なのでこうしてカフェで食べられるのが嬉しいですよね  


季節の果実パフェ¥1200(写真は期間限定のいちじくパフェ)
※ランチと一緒の注文で¥200引き

ランチでも結構お腹いっぱいになりますが、デザートに季節の果実パフェもぜひ食べてみてください!

というのも、パフェは見た目もとっても可愛いくボリュームもあって大人気  

季節によってメニューが変わりますが、夏の時期のいちじくのパフェと冬から春頃のいちごのパフェは特に人気があります。



私が行った時期はちょうどいちじくパフェの期間!

細長いグラスの上にてんこ盛りのいちじく。

グラスの中には生のいちじくだけでなく、クリームやいちじくジャムなどが何層にも重なっていて、どこを食べてもおいしい  

最後まで飽きることなく食べ進めることができる贅沢なパフェでした。



自家製梅ジュース、こだわりの東ティモール産のコーヒーや



バタフライピーなどドリンクもぜひ一緒に。


ゆったりカフェタイムを楽しんでくださいね  

ギャラリーショップで富海ならではのブルー「TONOBL」に触れて


カフェの一角にはギャラリーが併設。

AIMAで扱う天然灰汁発酵建てという日本古来の技法で染め上げた藍染は、防府市富海のきれいな海と藍色の両方がもつ美しい青のイメージ TONOMI&BLUEから「TONOBL」と名付けられ、展示販売されています。




私の中で藍染めは深い藍色と絞り染めの模様のイメージが強かったのですが、 「TONOBL」には薄い青から濃い青まで様々な色合いの青の商品があります。

また、どんな着こなしにもなじむよう無地のシンプルなものがほとんどでした。

中には動物やイメージキャラクターのブルドックのロゴが入ったキュートなデザインのものも  


ハンカチやトートバック、サコッシュなどからTシャツやワンピースのような衣類まで、並んでいるものは全て丁寧に手作業で染めた1点もの。

ぜひ手に取ってその美しさをご覧ください  

好みに合わせて選べる2タイプの宿泊施設「野田西村邸・別邸」

藍染とカフェを日帰りで楽しむのもいいですが、遠方から来られた方や自然の中でゆっくり過ごしたい方におすすめの宿泊施設が2タイプあります。



1つ目は古民家を改装した「野田西村邸(本邸) 」

先ほど藍染体験をした藍染工房のある建物です。100年にせまる時を刻み続けてきた古民家を引き継ぎ、リノベーション。



古民家のなごりを至る所に残しつつ、居心地の良いモダンな空間に仕上がっています。

2つのベッドルームと、1つの和室、小さなキッチンにお風呂や洗面所、化粧室があり最大6名まで宿泊可能  



2階の窓からは富海の自然と海を見ることができますよ。

1日1組限定なので、別荘気分で家族や友達とのんびり過ごすことができます   


2つ目は「野田西村邸(本邸) 」の裏にある石垣の上に建つ、グランピングをコンセプトにした「野田西村 別邸」  


海-kai- 外観


「富-fu-」「海-kai-」の2部屋があります。



お部屋の中はコンパクトで少人数向け、それぞれ最大3名まで宿泊可能です。

ワーケーションにも良さそう  


左:  富-fu-  右:海-kai-  中央:お風呂棟2つの部屋の間にはお風呂棟があります。



お風呂棟も共用ではなくそれぞれの部屋専用として2つ用意されていますので、プライバシーも守られており安心です  

どちらもゆっくりと時間が流れる宿で、日常の喧騒を忘れてリフレッシュしたい方におすすめです。

防府市富海でちょっと特別な体験をしてみませんか?

今回訪れた「藍間-AIMA-」

世界に一つだけのアイテムが作れる藍染め体験を始め、カフェでのランチやパフェも、プライベートな空間でゆったり過ごせる宿も…防府市富海ならではの魅力が詰まった特別な体験ができる場所だなと感じました。

また、富海には他にも藍染工房があったり、きれいな海があったり、懐かしい雰囲気の食堂があったり、ぶどう狩りができる観光農園もあります。


防府市では防府天満宮周辺が特に人気の観光スポットですが、そのにぎわいとはまた違い、富海は自然がより近くにあり、落ち着いた雰囲気でぜひどちらも味わってほしい!


ぜひ足を運んでみませんか?


【藍間-AIMA-】

防府市大字富海988-5

TEL 0835-34-1212

AIMAカフェ 営業時間 11:00~16:00(ランチ~14:00)/定休日 火曜日

この記事を書いた人

池田モト

生まれ育った山口県がぶち好きなんちゃ!1児(3歳)のママ。趣味はおでかけ、特技はお出かけの情報収集。

山口県を拠点にフリーアナウンサー、取材力を活かしてライターとしても活動しています。

「もっと山口が好きになる・知りたくなる・行ってみたくなる」山口県にある数えきれない魅力を県内外に発信していきます!

池田モト