島根で一番大きな木 ~池村のクスノキ~

国の天然記念物に指定されている高さ35mのクスノキ

樹高35m、幹周り12・5m、南北に約42mもの枝を広げている、島根県で一番大きな木が津和野町にあります。

クスノキは常緑樹なのでいつ見ても変わらぬ姿で、根元に立って見上げるとその大きさに圧倒されてしまいます。


近くには、人気のパン・洋菓子店CHIRU CHIRU MICHIRU (ちるちるみちる)さんもあるので、パンを買って、この木のそばで食べるのもいいですね♪


このクスノキは戦時中、防腐剤として使われる樟脳の原料にするため木を購入して伐採しようとする業者と木を保存しようとする地元保存会の間で激しい攻防戦が行われ、一時は伐採されそうになったそうです。その後、昭和14年10月に県の天然記念物に仮指定、同18年には国の天然記念物に指定されたことで伐採の難から逃れました。


昭和30年には制度見直しのため一度は指定を解除され、同33年7月に改めて県指定文化財、天然記念物の第1号に指定されています。


この近くには、本殿が島根県の有形文化財に指定されている三渡八幡宮(みわたり はちまんぐう)があります。江戸中期の様式をよく表した建物で、彫刻を十分に駆使したこの地方を代表する豪華な建造物で、社叢も素晴らしく境内入口に構えるイチイガシ(町天然記念物)は、この種としては県No1の巨木です。


たくさんのお宝の眠る津和野町池村にぜひ出掛けてみてはいかがですか。

基本情報

住所
島根県津和野町池村1536
駐車場
あり(8台)
ウェブサイト
島根県ホームページ 池村のクスノキ紹介ページ

このページを見ている人は、
こんなページも見ています