山縣有朋墓

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名所・史跡
墓所

 護国寺は、五代将軍綱吉の生母桂昌院の発願で天和元年(1681)に創建された真言宗の寺院で、格式高い将軍家の菩提所です。

 本堂裏手は墓地になっており、三条実美、大隈重信など維新の元勲たちの巨大な墓標が競うように建てられています。

 長州藩出身の山縣有朋の墓もその中にあり、萩の最下級の武士である中間から身を起こして絶対的な権力を掌握した誇りが、「元帥公爵山縣有朋墓」という墓碑に表されています。

 しかし、山縣も家庭的には決して幸福な人とは言えず、夫人との間に設けた7人の子供も1人を除きすべて早世しました。同じ境内には、山縣有朋の子供たちの墓もありますが、幼い男の子が木馬に乗って遊ぶ姿を、碑面にレリーフとして刻んだ墓もあり、子を亡くした親の悲しみがひしひしと伝わってきます。

基本情報

住所
東京都文京区大塚5丁目40番1号
アクセス
・東京メトロ有楽町線護国寺駅2番出口から徒歩

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