聖賢堂は藩校明倫館の聖廟前、観徳門の左右にあった東塾・西塾の遺構である。
明倫館廃校の後、両塾を合わせて1棟とし、市内東田町の阿呼社境内に移築されていたが、大正7年(1918)に再び元の地の明倫館跡へ移された。
建物は切妻造り、起こり屋根桟瓦葺きで桁行7.68m、梁間2.86mである。
大棟の両端には一文字三星の毛利家紋の棟瓦が載せてあり、当時の面影をとどめている。
外観は南側に4か所、西側に2か所の火燈窓があり、北側には後に庇をつけた入口を設けている。内部は畳敷き10畳半と板敷1畳半があり、当時は聖廟で行われる釈菜(孔子の祭)の道具などを納めたり、その準備に使ったところでもある。
基本情報
- 住所
- 〒758-0041 山口県萩市江向602明倫小学校内
- お問い合わせ
- 萩・明倫学舎
- 電話番号
- 0838-21-0304
- アクセス
- ・JR山陰本線東萩駅から徒歩20分
・中国自動車道美祢東JCTから車20分
→ 小郡萩道路絵堂ICから車30分
(JCTと直結する小郡萩道路利用で萩市街地へ)
・まぁーるバス西・東回り「萩明倫センター」から徒歩0分