赤・青・緑のコントラストが美しい!「元乃隅神社」の魅力とは?

青い海を背に赤い鳥居が連なる景観が美しすぎると話題の「元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)」。その光景を見ようと、多くの人が押し寄せる山口県を代表するスポットです。撮影ポイントや参拝ルートをチェックして、絶景の世界を堪能ください。

赤・青・緑のコントラストが美しい!「元乃隅神社」の魅力とは?

世界が注目する「元乃隅神社」についてご紹介

アメリカのテレビ局CNNが2015(平成27)年に発表した「日本の最も美しい場所31選」のひとつに選ばれた「元乃隅神社」は、世界が注目する絶景スポットです。最大の魅力は、海を背に連なる鳥居群。鳥居の赤、日本海の青、周囲の草木の緑のコントラストが美しく、その絶景を一目見ようと国内外から多くの人が訪れます。

歴史は1955(昭和30)年、地元の網元・岡村斉さんの枕元に現れた狐のお告げにより建立したのが始まり。1987(昭和62)年から10年の歳月をかけて奉納された鳥居は、今ではなんと123基! 商売繁盛、大漁、海上安全をはじめ、良縁、子宝、開運厄除、福徳円満、交通安全、学業成就などのご利益を授かれるパワースポットとしても知られています。

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モデルコースも要チェック!

絶景スポットを数珠つなぎ


せっかく元乃隅神社に来たのなら、周辺の絶景スポットにも行ってみたい!そういう時は、本サイトのモデルコースを要チェック。元乃隅神社をはじめとする魅力的なスポットを網羅した内容で、山口旅行のプランニングに一役買います。

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どこにある? どう行く?? 元乃隅神社のアクセス情報

本州最西北端の向津具(むかつく)半島に位置する「元乃隅神社」。神社から徒歩圏内の公共交通機関がないため、移動手段は車が基本です。カーナビゲーションの機種によっては「元乃隅神社」が表示されないこともあるので、その場合は隣接する「龍宮の潮吹」で設定を。神社周辺は1車線で道が細く、大型観光バスも通行するため離合が困難。加えて一部区間は地元車両優先のため、神社に近づいたら案内板にしたがって一方通行で進んでください。駐車場は2か所あり、第1駐車場は92台、第2駐車場は24台が収容可能(いずれも有料)。ただし、休日になると混雑するので、比較的人が少ない午前中が狙い目です。

元乃隅神社に到着! 一番下の「正面の鳥居」から参拝スタート

第1駐車場の前に鳥居がありますが、正しい順路は一番下に立つ「正面の鳥居」から。駐車場近くの「龍宮の潮吹」の展望台を抜けて下へ進むと、海のそばに立つ鳥居が見えてくるので、ここから参拝をスタートしましょう。

鳥居の前に立ったら、まずは一礼。123基もの鳥居がトンネルのように連なる光景は圧巻で、絶好の撮影ポイントとして人気です。斜面を利用して鳥居が立つため勾配が少々きつい場所もありますが、鳥居の隙間から見える日本海の眺望でひと息つきながら、約100m続く鳥居を上へ上へ。鳥居を抜けた先には小さな本殿があり、商売繁盛や良縁、開運厄除など、多くのご利益を授かれるので、ここでの参拝もお忘れなく。


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龍宮の潮吹も要チェック!

もう一つの絶景スポット


「正面の鳥居」を訪れたら、目の前に広がる荒々しい断崖と日本海の景観もぜひ楽しんでください。一帯は玄武岩(火山岩の一種)の海蝕地形が広がっており、気象条件が合えば、岩穴に激しい波が入り込むことで海水を噴出する自然現象「龍宮の潮吹」が見られることも! 北東の風、冬の季節風で海が荒れる時ほど潮が高く上がり、時には30m以上も吹き上がることがあると言われています。

龍宮の潮吹も要チェック!

123基の鳥居を上った先に広がる、世界が注目する絶景!

海外でも話題の景色を眺めるなら、123基の鳥居を上った先の高台へ。ここから見渡すロケーションはまさに絶景と呼ぶにふさわしく、青い海を背に赤い鳥居が連なる元乃隅神社ならではの一枚をカメラに収めることができます。撮影ポイントがわかりやすいよう、足元にはカメラマークの目印が設置されているので迷う心配もありません。撮影のベストタイムは、比較的人の少ない午前中。午後になると鳥居が影ることもあるので、午前中ならより鮮明な一枚が狙えますよ。

願いが叶う!? 日本一入れにくい賽銭箱

元乃隅神社の楽しみは眺望だけではありません。日本一入れにくい!と話題を集める「大鳥居の賽銭箱」も楽しみのひとつです。賽銭箱が設置されているのは、高さ約6mの大鳥居の上部。賽銭箱までの距離は実に5mもあり、狐の飾りが賽銭箱のありかを示しています。投げた賽銭が入れば願いが叶うといわれ、何度でも挑戦OK。願いを込めて、思い切り投げ入れる人が次から次へと現れ、賽銭が入ると周りから自然と歓声が上がります。鳥居の根元付近にもハートの賽銭箱があるので、どうしても入らない場合は、ここに賽銭を納めてください。

大鳥居の賽銭箱をくぐった先には、2つの社殿が鎮座。子授けいなり、勝運いなりとして親しまれているので、こちらにもぜひ参拝を。

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社務所で狐の御朱印やお守りを授かって

大鳥居の賽銭箱のそばに建つ無人の社務所には、狐が描かれた御朱印、狐をモチーフにしたお守りがあります。他にも、お札、おみくじ、絵馬もあり、それぞれの初穂料は箱の中へ。御朱印は、愛、勝、福、幸、富の5種類あり、初穂料はお気持ちで納めてください。

社務所で狐の御朱印やお守りを授かって

一生に一度は見ておくべき元乃隅神社

高台から見下ろす鳥居群、正面の鳥居から見上げる鳥居群。どの角度からも美しい眺望が広がる元乃隅神社はロケーションの良さだけでなく、日本一入れにくい賽銭箱、さまざまなご利益、大地のパワーを感じる龍宮の潮吹など、魅力は盛りだくさん。休日は混み合うので、この壮大な景色を存分に味わうなら、できるだけ平日を狙って訪れて。一生に一度は見ておきたい絶景を求めて、山口へ出かけてみませんか。

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周辺の魅力的なスポットも立ち寄るべき!

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元乃隅神社がある山口県北西部は、他にも絶景スポットや立ち寄りスポットが目白押し!夕日色に染まる光景と星のように瞬く漁火が美しい「東後畑棚田」、魚介を中心に長門エリアの特産品が集まる「道の駅センザキッチン」、海との一体感が味わえる露天風呂が魅力の温泉旅館「油谷湾温泉ホテル楊貴館」などが集まり、周遊観光にもってこいのエリアです。見ごたえのある場所が多いので、このエリアをめぐるなら1泊2日は見ておくのがおすすめです。

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