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湧出量の少ない良質な源泉を維持するために、俵山温泉の旅館には、ほとんど内湯がありません。

浴衣姿でのんびりとレトロな町並みを歩いて外湯へ向かう、昔ながらの温泉地、温泉旅館のスタイルを今に伝える体験も俵山温泉ならでは。江戸時代から続く老舗旅館や木造旅館が軒を連ねる温泉街を散策しながら共同外湯温泉へ。温泉街に灯りがつく夜の町並みも風情があり、外湯へ向かう道のりも俵山温泉の魅力のひとつです。

俵山温泉には５つの源泉があり、原点ともいえる「町の湯源泉」に浸かれるのが温泉街の中央に位置する「町の湯」です。

加水なしの源泉かけ流しの温泉で、リウマチや神経痛などに効果があるとされ、古くから療養泉として親しまれています。

施設内には「正の湯泉」の飲泉所があり、胃腸の疾患などに効くとされ「飲む→入浴→飲む」の流れがおすすめです。

「町の湯」からわずか徒歩3分ほどにある「白猿の湯」は俵山温泉最大の湧出量を誇り、主に皮膚病や火傷などにも効果があるといわれている「川の湯源泉」を活用しています。入口から近い場所にある浴槽1号湯は「川の湯源泉」の源泉掛け流し、隣の浴槽2号湯は俵山温泉にある泉源の混合泉を使用。

露天風呂や足のむくみ予防にも効果のある足湯もあり、日帰り温泉にもおすすめです。

俵山温泉の泉質は、アルカリ性単純泉でPH値9.8としっとり、つるつるの肌になる美肌効果も期待されることから、若い女性の方も多く訪れます。

二つの外湯を行き来しながら、レトロな町並みとともに、昔ながらの湯治体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。

長門市俵山の清らかな水と熟練のそば打ち職人による打ちたての蕎麦や、地元加工場「俵山猪鹿工房 想」の猪肉や鹿肉を使ったジビエ料理を堪能できる「そば居酒屋　たべ山」。

猪肉のチャーシューと鹿肉のつくね、自家製の背脂つゆに蕎麦をつけて食べる「けもの南蛮そば」や丼、炒飯、手作りの小鉢やお米など、出来る限り俵山産の食材を使用した、まさに俵山でしか味わうことができない絶品料理をランチとディナーで味わうことができます。

俵山温泉名物「三猿まんじゅう」は、俵山温泉を発見した薬師如来の化身の白猿をモチーフに「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿をかたどり、中には黒あんか白あんが入っています。福田泉月堂で購入することができ、他にも「福猿もなか」などのお菓子も販売しています。

軽食やお土産購入、湯治や長期滞在向けの食材調達などに便利な施設はこちら