山口県東部|レトロな隠れ家おしゃれ喫茶店・カフェ3選!

非日常が味わえる喫茶店は近年人気ですよね。今回は山口県東部(周南市・柳井市)駅近くの人気カフェを3つご紹介。休日のモーニングやランチ、おでかけにもおすすめです。スイーツやおすすめコーヒーなど喫茶店ごとの特色をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

※この記事の情報は2025年9月時点のものです。
テツパパ
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山口県東部|レトロな隠れ家おしゃれ喫茶店・カフェ3選!

【周南市】歴史建築でコーヒーを『喫茶 ミューク』

新南陽駅から車で約5分。旧日下醫院(くさかいいん)を活用した有形文化財の建物に佇む『喫茶 ミューク』。歴史ある外観を一歩くぐれば、そこには心地よい音楽と観葉植物に包まれた落ち着きの空間。照明の演出も相まって、まったりしたい休日にぴったりの喫茶です。



  • カウンター席
  • テーブル席
  • テーブル席

店内にはカウンター席とテーブル席があり、一人でも少人数でも利用しやすい空間となっています。厨房前のカウンターと、奥のテーブル席は空間が分かれており、過ごし方に合わせて選べるのが魅力的です。



メニュー表は手書きで、温かみのあるデザイン。注文したのは、のっけトーストブレンドコーヒー、そしてプリン

単品注文ですと価格はメニュー表の通りですが、ブレンドコーヒーと一緒に注文したことでお得に味わうことができました。 

※ドリンクと一緒に注文することで軽食は60円お得になります。

  • のっけトースト 単品480円
  • ブレンドコーヒー(kure) 580円

ブレンドコーヒーは喫茶ミュークのオリジナルで、軽やかな「ake」しっかり目な「kure」の2種類から選べます。今回いただいたのは「kure」です。一杯ずつ丁寧にハンドドリップされ、コーヒーのいい風味と豊かなコクが口の中で広がる感覚。店主のこだわりも感じられ、とても飲みやすい一杯でした。

のっけトーストは日替わりで具材が変わるスタイル。この日はかぼちゃ・ひき肉・きのこを合わせたもので、サクッと香ばしいパンに、具材の甘みとボリューム感が絶妙にマッチしており、とても美味しくいただきました。毎回違う味に出会えるのも魅力の一つです。


  • プリン 単品400円

デザートのプリンは、昔ながらのレトロプリンという感じです。カラメルが多めに入り、プリンも少し硬めの印象で程よい甘さと食感が楽しめました。

お土産のラインナップも充実しており、今回は家族用にプレーンスコーンを購入。他にも、しょうがビスケットや、店内で提供されている2種類のオリジナルブレンドコーヒー豆が販売されています。
落ち着いた空間と丁寧な一杯を求めて、ぜひ「喫茶ミューク」で非日常のひと時を体験してみてはいかがでしょうか。



喫茶ミューク

住所 周南市土井2-4-9 旧日下醫院

営業時間 11:00~19:00

定休日 火曜日・第3水曜日

駐車場 あり

支払い方法 現金・各種キャッシュレス対応

【周南市】『オーストリッヒカフェ・ウィーン』で優雅な時間を✨

徳山駅から車で約5分。周南市にある「オーストリッヒカフェ・ウィーン」は、まるで本場ウィーンを訪れたような気分になれる特別なカフェです。重厚感のある外観を抜け、店内に入るとクラシック音楽が流れる落ち着いた空間。挽きたてのコーヒーの香りに包まれながら、非日常の時間をゆったりと楽しめます。

  • テーブル席
  • テーブル席
  • カウンター席

店内にはカウンター席とテーブル席があり、一人で静かに本を読みたい人から、複数人で会話を楽しむグループまで思い思いの時間を過ごせます。客層は比較的高齢の方が多い印象でした。

窓の外には庭の緑が広がり、公道が視界に入らないため、ウィーンの空間に浸ることができます。椅子の座り心地も良く、長時間の滞在にも向いています。店内にはピアノも設置されており、ウィーンを象徴する音楽の文化も取り入れ、演奏会が開かれることもあるそうです。



ウィーンの本も並んでおり、本場の雰囲気と見比べるのも楽しいかもしれません。

メニューはコーヒーや紅茶を中心に、サンドイッチなどの軽食やデザートが揃っています。食事をしっかり楽しむというより、ゆったり過ごす時間を楽しみたい人におすすめのメニューでした。

  • ショコラーデ・シフォンケーキのヤムゼ(セット価格:1300円)

今回注文したのは「ウィーン・ブレンド・コーヒー」と「ショコラーデ・シフォンケーキ」。

  • ウィーン・ブレンド・コーヒー(単品:750円)

冬のウィーンでは気温が氷点下10℃まで下がるため、コーヒーが冷めにくいよう厚手の陶器「リリアン」が使われるそうで、こちらでもその陶器でコーヒーをいただきました。コーヒーはとても上品な味がして、量も比較的多めで飲みやすい印象です。

テイクアウトの提供はありませんが、店主によれば「キャンプで飲むコーヒーが格別なのと同じで、この空間で飲むからこそ味わいが深まる」とのこと。確かに店内の雰囲気と一緒に楽しむからこそ、より特別な一杯に感じられました。

  • ショコラーデ・シフォンケーキ(単品:750円)

シフォンケーキはふんわりと軽い食感で、添えられたクリームも程よい甘さ。コーヒーとの相性は良く、互いの味を邪魔せず引き立てていました。

ウィーン流 お冷

提供スタイルも特徴的で、品物は銀のトレイに置かれ、水のグラスの上にはスプーンが添えられていました。こうした点もウィーンならでは 

外観はやや敷居が高く見えるかもしれませんが、実際に入ってみると落ち着いた雰囲気で心地よく過ごせます。

皆さんも是非、『オーストリッヒカフェ・ウィーン』で、ゆったりとした優雅なひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。


オーストリッヒカフェ・ウイーン

住所   周南市一番町4151

営業時間 平日 9:00~17:00

     土日祝9:00~18:00

定休日  月曜日(月曜日が祝祭日の場合はその翌日) 

駐車場  あり

Column

実はウィーン発祥!「ウィンナーコーヒー」

ウィンナーコーヒー」と聞くと、クリームを乗せるコーヒーのことだと認識している人は多いでしょう。しかし、その背景まで正しく知っている人は少ないかもしれません。私自身、このお店で改めて知ることができました。

実はウィーン発祥の飲み方の一つとされています。記事でも紹介した通りウィーンの冬は厳しい寒さのため、分厚い陶器を使い、更にコーヒーの上にクリームを乗せることで蓋のような役割を果たし、コーヒーがより冷めにくくなるのが特徴です。クリームの甘さとコーヒーの苦味の対比も魅力のひとつ。ウィーンの喫茶文化は、こうした一杯の工夫からも奥深さを感じさせてくれます。

アウガルテンの磁器とウィーンの喫茶文化

ウィーンには、ハプスブルク王朝の皇室直属窯として知られる「アウガルテン磁器工房」があります。宮廷で使われていた食器もここで作られており、白く薄い磁器が特徴です。
宮殿や上流階級の屋敷では暖房が行き届いていたため、コーヒーがすぐ冷める心配もなく、繊細で薄手のカップが好まれました。街のカフェで使われる厚手の陶器「リリアン」とは対照的で、同じウィーンでも環境や文化によって器のあり方が変わっていたのは興味深い点です。

ちなみに「オーストリッヒカフェ・ウィーン」では、アレンジコーヒーにこのアウガルテンが使用されています。リリアンとアウガルテン、それぞれの飲み心地の違いを体験してみるのも楽しみ方のひとつでしょう。

【柳井市】フィギュアに囲まれる『純喫茶わんぷれーと』

柳井駅から車で約5分。市街地のすぐ近くにありながら、車通りも少なく落ち着いた雰囲気の場所に「純喫茶わんぷれーと」はあります。外観は家庭的で親しみやすく、扉を開けて中に入ると、ずらりと並んだフィギュアの数々に思わず目を奪われました。

店内には壁から天井まで、フィギュアや昭和のレコード、有名人のアクリルスタンドなどが並んでいました。ジャンルも幅広く、小さな子どもから大人までそれぞれに楽しめる要素があります。懐かしさを感じる人もいれば、新鮮さに驚く人もいるでしょう。キャラクターに手書きの吹き出しが添えられているなど、細部にまで工夫が見られ、お店ならではのこだわりが感じられました。

  • カウンター席
  • カウンター席

店内はカウンター席のみで、全部で8席。座席の間隔は比較的ゆとりがあり、ベビーカーを置けるだけのスペースも確保され赤ちゃん連れでも安心してご利用いただけます。

  • キッズルーム

店内にはキッズルームも用意されており、フィギュアのほか大きなアンパンマン人形やおもちゃ、絵本などが並んでいます。仕切られた空間になっているため、子どもがゆっくりと遊べるのも嬉しいポイント!

メニュー表は手作りで温かみが感じられ、ページを開くと料理の写真にキャラクターが添えられています。純喫茶らしく、ナポリタンやオムライスといった定番の洋食メニューもそろっています。 

  • 純喫茶のレトロプリン(セット価格:750円)
  • 純喫茶のレトロプリン(単品:700円)
  • メロンクリームソーダ(単品:500円)

今回はプリンクリームソーダをいただきました。クリームソーダは容器が選べるスタイルで、好みのグラスに入れて提供してもらえます。どれもレトロな雰囲気で、昔ながらの喫茶店らしさを感じさせるものでした。プリンは少し硬めの食感で、カラメルはやや苦みがあり落ち着いた味わい。器や盛り付けも相まって、どこか懐かしい印象を受けました。


お店は夫婦で営んでおり、二人とも気さくな雰囲気で話しやすく、店内は家庭的でくつろぎやすい空気に包まれていました。常連客とも和やかに会話を交わしており、アットホームな雰囲気が印象的でした。



カウンター席には自由帳が置かれており、そこにはお客さんが書いた感想やイラストがぎっしり。どこか懐かしく、温かみのある雰囲気を感じられました。
きっと皆さんも、ずらりと並ぶフィギュアの迫力この特別な空間に圧倒されるはず。ぜひ一度、足を運んで体験してみてください。



純喫茶わんぷれーと

住所 柳井市旭ヶ丘1-3

営業時間 8:00~17:00

定休日 木曜日

駐車場 あり

山口県東部の喫茶店で「レトロな非日常」を体験しよう✨

山口県東部には、日常をそっと離れて過ごせる喫茶がいくつもあります。
 「喫茶ミューク」「オーストリッヒカフェ・ウィーン」「純喫茶わんぷれーと」

それぞれに違った世界観があり、どこも落ち着いた休日を過ごせる空間です。
 次の休日は、そんな特別な時間を探しに出かけてみませんか。

  • 喫茶 ミューク
  • オーストリッヒカフェ・ウィーン
  • 純喫茶わんぷれーと

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この記事を書いた人

テツパパ

岡山出身で、今は山口県岩国市に暮らしています。会社員をしながら、3歳の息子の子育てに日々奮闘中です。山口県東部を中心に、おすすめスポットや子育て目線の発見をシェアしていきます。かしわちゃんと一緒に、私自身も山口の魅力を楽しみながら探していけたらと思っています。記事を読んで「行ってみたい!」と思ってもらえるような情報をお届けしていきます。

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